当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症対策と経済回復の両立が進みました。行動制限の緩和による個人消費の回復を背景に景気は緩やかに持ち直している一方、中国やウクライナ情勢等によるサプライチェーンの停滞や原燃料価格の高騰、円安等によるコスト上昇の懸念が今後の景況感を下押ししています。
紙パルプ業界におきましては、包装パッケージ用途の需要は堅調に推移しているものの、デジタルシフトによる構造的な印刷・情報用紙の需要減少や、原燃料のコスト上昇に伴う製紙メーカー各社の価格改定の影響もあり、紙・板紙合計での国内出荷量は、前年同四半期実績を下回りました。
このような中で当社グループは、リモート活動を併用しながら営業活動を再強化、需要の変化に対応するため幅広いお客様との商談機会の増加に努め、基盤商品である高付加価値特殊紙の販売強化に注力しました。また、新商材やアップサイクル商品の企画開発等の新たな需要開拓、SNS、ホームページ等でのSDGs活動事例を含めた情報発信を積極的に行い、脱炭素社会に寄与する商品の開発・提案活動を進めています。
業績においては社会経済活動、イベントや観光が再開する等の需要回復と、商品の価格改定及び情報伝達媒体のデジタルシフトによる需要減少が相まってコロナ禍以前の水準までは回復せず、前年同四半期並みの実績となりました。
不動産賃貸においては、名古屋地区にて保有している固定資産を特定の資産を買い換えることを条件として譲渡し、特別利益11億33百万円を計上いたしました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高37億29百万円(前年同四半期比1.7%増)、経常損失2百万円(前年同四半期は経常損失9百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億80百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失13百万円)となりました。
当第1四半期連結累計期間におけるセグメントごとの経営成績は、次のとおりです。なお、以下の数値はセグメント間の取引消去前となっております。
<和洋紙卸売業>
和洋紙卸売業は、新型コロナウイルス感染症の影響は続いているものの、社会経済活動の回復、行動制限の緩和によりイベントや観光等の国内需要が回復、高級パッケージ、紙製品、東アジア地区向けの販売が堅調に推移、価格改定等による需要足踏みの影響もありましたが、売上高は38億81百万円(前年同四半期比2.0%増)、営業損失は25百万円(前年同四半期は営業損失26百万円)となりました。
<不動産賃貸業>
不動産の売買、賃貸借、管理及び仲介で構成される不動産賃貸業は、2021年9月9日に「固定資産の譲渡及び特別利益の計上に関するお知らせ」にて公表しましたとおり、時間貸駐車場としていた土地を特定の資産を買い換えることを条件として譲渡したことにより不動産賃貸収入が減少し、売上高は4百万円(前年同四半期比46.7%減)、営業利益は3百万円(前年同四半期比47.5%減)となりました。
(参考)
当社単体の和洋紙卸売業の営業成績
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品目別 |
前第1四半期累計期間 (自 2021年4月1日 至 2021年6月30日) |
当第1四半期累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年6月30日) |
増減率(%) |
||
|
金額(百万円) |
構成比 (%) |
金額(百万円) |
構成比 (%) |
||
|
ファンシーペーパー |
765 |
22.1 |
797 |
23.1 |
4.3 |
|
ファインボード |
390 |
11.3 |
411 |
11.9 |
5.2 |
|
高級印刷紙 |
765 |
22.1 |
788 |
22.8 |
2.9 |
|
ベーシックペーパー |
1,015 |
29.3 |
945 |
27.3 |
△6.9 |
|
技術紙 |
487 |
14.1 |
466 |
13.5 |
△4.3 |
|
その他 |
42 |
1.1 |
50 |
1.4 |
19.7 |
|
合計 |
3,467 |
100.0 |
3,459 |
100.0 |
△0.2 |
[ファンシーペーパー]
多様な色、表面性、風合いを持つ高付加価値特殊紙のファンシーペーパーは、コロナ禍における経済活動の安定傾向に加え、リモート、SNS等での販売促進活動の継続効果も伴い、手帳、アルバム関連等の紙製品や製袋用途の販売量が増加し、売上高は7億97百万円、前年同四半期比4.3%の増加となりました。
[ファインボード]
ファンシーペーパーの厚物(板紙)であるファインボードは、インバウンド、各種イベント需要の減少による影響が未だ継続するも、商業印刷物用途や化粧品・和洋菓子等の高級パッケージ向けの販売量が徐々に回復し、売上高は4億11百万円、前年同四半期比5.2%の増加となりました。
[高級印刷紙]
独自の風合いを持ち、通常の印刷用紙より高価格帯の高級印刷紙は、商業印刷物やパッケージ用途の販売量が伸び悩みましたが、ハガキ・封筒等の紙製品や製袋用途が増加し、売上高は7億88百万円、前年同四半期比2.9%の増加となりました。
[ベーシックペーパー]
上質紙、塗工紙、色上質紙等の印刷用紙、包装用紙、各種板紙等で構成されるベーシックペーパーは、一般パッケージや東アジア向けの輸出が堅調に推移しましたが、商業印刷物、出版、紙製品用途の販売量が減少し、売上高は9億45百万円、前年同四半期比6.9%の減少となりました。
[技術紙]
通常の紙にはない特殊機能が付与されている技術紙は、合成紙の販売量が堅調に推移したものの、耐水撥水性機能紙及び各種工業品製造用工程紙の販売量が減少し、売上高は4億66百万円、前年同四半期比4.3%の減少となりました。
[その他]
家庭紙、紙加工品、製紙関連資材等で構成される当区分では、製紙関連資材、紙加工品の販売が減少しましたが、観光需要の緩やかな回復に伴い各種家庭紙の販売が伸長し、売上高は50百万円、前年同四半期比19.7%の増加となりました。
② 財政状態に関する説明
(資産)
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて12億89百万円増加して、170億56百万円となりました。主な要因は、現金及び預金1億55百万円、受取手形及び売掛金1億97百万円が減少したものの、商品4億40百万円、有形固定資産11億36百万円が増加したことによるものであります。
(負債)
負債は、前連結会計年度末に比べて4億90百万円増加して、77億26百万円となりました。主な要因は、賞与引当金72百万円が減少したものの、支払手形及び買掛金1億51百万円、短期借入金1億62百万円、繰延税金負債2億46百万円が増加したことによるものであります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末に比べて7億98百万円増加して、93億29百万円となりました。主な要因は、利益剰余金7億32百万円、為替換算調整勘定59百万円が増加したことによるものであります。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。