提出会社が将来にわたり事業活動を継続するとの前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況その他提出会社の経営に重要な影響を及ぼす事象
当社は、第76期事業年度におきまして主力の鶏肉では、円高等で輸入量が増加した結果、国内在庫が一向に減らず、相場は低迷したまま厳しい営業を強いられておりました。その状況の中で当該期に発生したクレームの賠償金を未収金処理として会計に反映できなかったことや、牛肉の特定部位の販売で契約上赤字販売を余儀なくされたこと等で、営業損失4億34百万円、経常損失5億30百万円、当期純損失5億8百万円、純資産△35百万円となり、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。
なお、当該重要事象の解消に向けての対応策等は「3 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(3)事業等のリスクに記載した重要事象等についての分析・検討内容及び当該重要事象等を解消し、改善するための対応策等」に記載しております。
文中の将来に関する事項は、当第3四半期累計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の概況
当第3四半期累計期間における我が国の経済は、新興国を含む世界経済全体の景気が緩やかに回復している環境にあり、国内企業の業況等は好調を持続し、国内消費も持ち直しつつあるとされるものの、その実感が乏しい中で当第3四半期累計期間末を迎えました。
このような環境の下、当社の主要商材である牛肉につきましては、当期中の年末商戦、ゴールデンウイークにおいて外食需要の盛り上がりはあったものの、総じて消費が低調に推移し、取扱数量・売上高とも低迷いたしました。鶏肉につきましては、昨年末頃からブラジルからの輸入量の減少が顕著になり、価格は上昇に転じておりますが、第1四半期会計期間の販売不振分をカバーしきれず取扱数量・売上高とも減少いたしました。加工食品につきましては、タイ産を中心に外食産業向けは堅調に推移しているものの、中国産の加工食品が振るわず取扱数量・売上高とも減少いたしました。ただ、これらの売上高の減少に対し、生活産業部で取り扱いを始めたスペイン産の豚肉が大きく売上高を押し上げている状況となりました。
この結果、当第3四半期累計期間における売上高は、174億20百万円(前年同四半期累計期間比 10.0%増)となり、営業利益面では、外食向けステーキ用原料肉で利益が確保できたことや、低迷していた鶏肉相場が上昇に転じたことで、利益を確保しやすい販売環境となっていることから全社的な営業利益は、4億6百万円(前年同四半期累計期間は 営業損失4億54百万円)、経常利益3億61百万円(前年同四半期累計期間は 経常損失5億28百万円)、四半期純利益3億18百万円(前年同四半期累計期間は 四半期純損失5億30百万円)と大幅な増益となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
なお、第1四半期会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較についても、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
(食料1部)
牛肉につきましては、当期中の年末年始及びゴールデンウイークにおいて外食需要の盛り上がりがあったものの、牛肉価格の高値が消費を敬遠させていることから総じて低調に推移し、取扱数量・売上高とも低迷しました。ハム・ソーセージの原材料となる畜肉調製品につきましては、メーカーの生産が順調で需要も多かったことから、取扱数量・売上高とも増加しました。
この結果、当第3四半期累計期間での売上高は、40億87百万円(前年同四半期累計期間比 9.5%減)となりました。
(食料2部)
鶏肉につきましては、当期中にブラジルでの食肉不正輸出事件が報じられたものの、鶏肉の輸入量減少により相場が高騰に転じ、利益を確保しやすい販売環境となっておりますが、第1四半期会計期間での価格低迷が想定以上に営業に影響し、取扱数量・売上高とも減少となりました。
この結果、当第3四半期累計期間での売上高は、53億47百万円(前年同四半期累計期間比 8.6%減)となりました。
(総合食品部)
畜肉等の加工食品につきましては、タイ産加工食品の外食産業向けは堅調に推移し、取扱数量・売上高とも増加いたしましたが、中国産加工食品では食品に関する風評も徐々に薄れてはいるものの、まだ敬遠される需要家も多く、加工食品全体としては取扱数量・売上高とも減少しました。
この結果、当第3四半期累計期間での売上高は、23億7百万円(前年同四半期累計期間比 6.1%減)となりました。
(営業開拓部)
中国向け車輌部品・エンジンにつきましては、日本製としての信頼は厚く、根強い需要があるものの、中国経済の鈍化から引き合いが細く、当累計期間後半で巻き返しを図ったものの、取扱数量・売上高とも減少しました。農産品につきましては、中国産大豆・緑豆等の販売は順調に推移しましたが、大豆価格が低迷していることから取扱数量は確保できたものの売上高は減少しました。玄蕎麦につきましては、顧客であるメーカーの生産が順調であったことから取扱数量・売上高とも増加しました。化学品につきましては、販路も安定し、仕入先との連携も良好に機能し、スマートフォン向け塗料材料の販売に参入できたことから、取扱数量・売上高とも順調に推移しました。
この結果、当第3四半期累計期間での売上高は、33億50百万円(前年同四半期累計期間比 25.3%増)となりました。
(生活産業部)
豚肉及び加工食品につきましては、第1四半期累計期間よりスペイン産豚肉の輸入取り扱いが始まり、加工食品では新しくコンビニ向けに海外生産のフランクフルトソーセージやスライスカット豚肉等の輸入販売を開始したことから取扱数量・売上高とも増加しました。
この結果、当第3四半期累計期間での売上高は、23億27百万円(前年同四半期累計期間比 611.3%増)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、新たに発生した事業上及び財務上の課題はありません。
(3)事業等のリスクに記載した重要事象等についての分析・検討内容及び当該重要事象等を解消し、改善するための対応策等
当該、重要事象の解消と改善につきまして、その主な要因となった鶏肉につきましては、相場の変動リスクを極力抑える方策を講じるとともに、国内在庫水準が高止まりはしているものの、生産国の生産調整等もあり輸入量が減少傾向にあり、徐々に相場は回復してきております。また一時的な赤字を余儀なくされた牛肉の特定部位の販売では、顧客との契約を相場変動に伴う供給リスクを負わない契約で締結したこと等で、第76期事業年度に計上した営業損失、経常損失については一過性のものと理解しており、当期では発生しないものと考えております。また、前回クレームの発生した生産工場を変更するとともに、万一、クレーム等が生じた場合でも問題が発生した期中で損失解消を図る努力を致す所存です。
なお、当該期の当社事業計画等に関して、全取引金融機関より理解を頂いており、協力頂けるものと確信しております。
以上のことから、当社は、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。
なお、当第3四半期累計期間における売上高は174億20百万円となり、営業利益4億6百万円、経常利益3億61百万円、四半期純利益3億18百万円を計上し、純資産につきましても3億3百万円となっております。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
(5) 仕入、受注及び販売の状況
①商品仕入実績
生活産業部におきまして、第1四半期累計期間よりスペイン産豚肉の輸入取扱が本格稼動したこと等から、仕入実績が著しく増加しております。
当第3四半期累計期間の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。
|
セグメントの名称 |
前第3四半期累計期間 自 平成27年10月1日 至 平成28年6月30日 |
当第3四半期累計期間 自 平成28年10月1日 至 平成29年6月30日 |
前年同期増減
|
|||||
|
金額(千円) |
金額(千円) |
金額(千円) |
比率(%) |
|||||
|
食料1部 |
4,073,248 |
4,058,933 |
△14,315 |
△0.3 |
||||
|
食料2部 |
6,036,477 |
4,844,155 |
△1,192,321 |
△19.7 |
||||
|
総合食品部 |
2,296,808 |
2,217,675 |
△79,133 |
△3.4 |
||||
|
営業開拓部 |
2,715,461 |
3,254,613 |
539,151 |
19.8 |
||||
|
生活産業部 |
296,170 |
2,075,233 |
1,779,062 |
600.6 |
||||
|
合計 |
15,418,167 |
16,450,610 |
1,032,443 |
6.6 |
||||
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
②受注状況
生活産業部におきまして、第1四半期累計期間よりスペイン産豚肉の輸入取扱が本格稼動したこと等から、受注高が著しく増加しております。
当第3四半期累計期間の受注状況をセグメントごとに示すと、次の通りであります。
|
セグメントの名称 |
受注高(千円) |
前年同期比(%) |
受注残高(千円) |
前年同期比(%) |
||||
|
食料1部 |
4,389,642 |
100.7 |
651,609 |
78.4 |
||||
|
食料2部 |
5,261,181 |
106.1 |
738,690 |
309.0 |
||||
|
総合食品部 |
3,016,318 |
119.2 |
1,633,000 |
115.0 |
||||
|
営業開拓部 |
3,781,092 |
141.1 |
893,949 |
103.3 |
||||
|
生活産業部 |
2,238,406 |
735.4 |
285,000 |
140.9 |
||||
|
合計 |
18,686,642 |
126.0 |
4,202,248 |
118.1 |
||||
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
③販売実績
生活産業部におきまして、第1四半期累計期間よりスペイン産豚肉の輸入取扱が本格稼動したこと等から、販売実績が著しく増加しております。
当第3四半期累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。
|
セグメントの名称 |
前第3四半期累計期間 自 平成27年10月1日 至 平成28年6月30日 |
当第3四半期累計期間 自 平成28年10月1日 至 平成29年6月30日 |
前年同期増減
|
|||||
|
金額(千円) |
金額(千円) |
金額(千円) |
比率(%) |
|||||
|
食料1部 |
4,516,715 |
4,087,448 |
△429,266 |
△9.5 |
||||
|
食料2部 |
5,855,445 |
5,347,311 |
△508,133 |
△8.6 |
||||
|
総合食品部 |
2,458,043 |
2,307,318 |
△150,725 |
△6.1 |
||||
|
営業開拓部 |
2,673,694 |
3,350,973 |
677,278 |
25.3 |
||||
|
生活産業部 |
327,256 |
2,327,906 |
2,000,649 |
611.3 |
||||
|
合計 |
15,831,156 |
17,420,959 |
1,589,803 |
10.0 |
||||
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。