当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当社グループの「鮮魚の販売事業」は、順調に推移いたしました。一方、「餌料・飼料の販売事業」は、生餌・配合飼料ともに高海水温による給餌制限等により数量が減少したため減収となりました。
利益面では、養鰻事業が販売価格低下する中で、稚魚不漁により稚魚代の高止まりや飼料価格等の上昇による養殖原価高も相まって大幅な減益となり、親会社株主に帰属する中間純利益を除き、各利益は前年実績を下回るものとなりました。
以上の結果、当中間連結会計期間の売上高は218億48百万円(前年同中間期比0.6%減)、営業利益は7億97百万円(前年同中間期比14.6%減)、経常利益は11億74百万円(前年同中間期比2.8%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は8億14百万円(前年同中間期比1.5%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。
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セグメントの名称 |
2024年3月期 中間連結会計期間 売上高 (百万円) |
2025年3月期 中間連結会計期間 売上高 (百万円) |
対前年同期比較 |
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金額差異 (百万円) |
増減率 (%) |
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鮮魚の販売事業 |
12,854 |
13,304 |
449 |
3.5 |
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餌料・飼料の販売事業 |
9,088 |
8,542 |
△545 |
△6.0 |
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その他の事業 |
33 |
1 |
△32 |
△96.5 |
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合 計 |
21,975 |
21,848 |
△127 |
△0.6 |
(注) セグメント間の取引については、相殺消去しております。
「鮮魚の販売事業」では、売上高は133億4百万円(前年同中間期比3.5%増)、セグメント利益は90百万円(前年同中間期比62.3%減)となりました。
「餌料・飼料の販売事業」では、売上高は85億42百万円(前年同中間期比6.0%減)、セグメント利益は7億12百万円(前年同中間期比3.1%増)となりました。
「その他の事業」では、売上高は1百万円(前年同中間期比96.5%減)、セグメント利益は0百万円(前年同中間期比85.8%減)となりました。
なお、セグメント間の取引については相殺消去しております。
当社グループの財政状態は、当中間連結会計期間末の資産合計は516億2百万円で前連結会計年度末に比べ2億22百万円(0.4%)増加し、負債合計は140億4百万円で前連結会計年度末に比べ2億48百万円(1.7%)減少し、純資産合計は375億98百万円で前連結会計年度末に比べ4億71百万円(1.3%)増加いたしました。
この結果、自己資本比率は72.9%(前連結会計年度末は72.3%)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、168億12百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は11億54百万円(前年同中間期比23.4%増)となり、これは主に税金等調整前中間純利益の計上(11億88百万円)等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は11億82百万円(前年同中間期比39.4%増)となり、これは主に有形固定資産の取得による支出(10億64百万円)等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は1億4百万円(前年同中間期は3億37百万円の使用)となり、これは主に長期借入れによる収入(8億円)、長期借入金の返済による支出(4億50百万円)及び配当金の支払額(2億44百万円)によるものであります。
(3) 研究開発活動
当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は0百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。