当第2四半期連結会計期間において、新たに締結した重要な契約は次のとおりであります。
事業譲渡に関する事項
当社は、平成28年9月13日開催の取締役会において、当社の連結子会社である㈱三和化学研究所が、ニュートリー㈱へニュートリション(医療・介護食)事業を譲渡することについて決議し、平成28年9月15日付で㈱三和化学研究所とニュートリー㈱の間で事業譲渡契約を締結いたしました。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社及び連結子会社が判断したものであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、仕入割引に関する会計方針の変更を行っており、以下の前期末および前年同四半期との比較については、当該会計方針の変更を反映した遡及適用後の数値を用いております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (会計方針の変更)」をご覧ください。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間のわが国経済は、雇用・所得環境の改善や政府による経済政策の効果もあり、景気は緩やかな回復基調が続いております。
当社グループは中期成長戦略「One Suzuken 2016」の中期ビジョン達成に向けて邁進しているなか、更なる企業価値の向上を目指し、CRO事業※1を中心にSMO事業※2、CSO事業※3など、製薬企業や医療機関からの受託事業を国内外で幅広く展開する業界のリーディングカンパニーであるEPSホールディングス㈱および、その連結子会社であるEPS益新㈱と、資本業務提携を締結しました。今後、両社グループの経営資源やノウハウを活かし、日本国内のみならずアジア地域、特に中国における事業の発展を図り、医療・健康産業に貢献してまいります。
また、韓国医薬品流通業界の更なる発展に貢献するため、韓国の医薬品卸売会社である㈱ポクサンナイスと資本業務提携を締結しました。
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は1兆551億74百万円(前年同期比1.9%増)、営業利益は64億42百万円(前年同期比34.9%減)、経常利益は109億72百万円(前年同期比23.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は65億34百万円(前年同期比28.4%減)となりました。
(※に関する注記)
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※1 CRO: |
Contract Research Organizationの略語で、開発業務受託機関のことです。 製薬企業等が行う臨床試験の運営及び管理に係る各種業務を製薬企業等から受託する組織(または個人)です。 |
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※2 SMO: |
Site Management Organizationの略語で、治験施設支援機関のことです。 医療機関が行う臨床試験の実施に係る業務の一部を医療機関から受託する組織(または個人)です。 |
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※3 CSO: |
Contract Sales Organizationの略語で、医薬品営業業務受託機関のことです。 製薬企業に代り、営業・マーケティング業務を受託または代行する個人または組織・団体で、MR(医薬情報担当者)が医療機関に対し医薬品の効能・効果・副作用情報等の適正使用情報を提供・収集する業務を製薬企業等から受託する組織(または個人)です。 |
セグメント別の業績は次のとおりであります。
① 医薬品卸売事業
医療用医薬品市場は、薬価改定および後発医薬品使用促進の影響があったものの、C型肝炎治療剤および抗悪性腫瘍剤の市場拡大により、僅かながら伸長したものと推測しております。
そのようななか、売上高は、薬価改定および長期収載品の売上減少の影響があったものの、C型肝炎治療剤等の寄与により増収となりました。営業利益は、流通改善の取組みとして、個々の医療用医薬品の価値に見合った価格交渉を徹底し、適正利益の確保に注力しているものの、カテゴリーチェンジに伴う後発医薬品の取扱い品目の増加および名南物流センター稼働による物流コストの増加などもあり、減益となりました。
顧客信頼度ナンバーワン戦略については、多様化・高度化するお得意さまニーズを把握し、それにお応えするため、営業・物流における効果・効率的なサービスの提供に取り組んでおります。
医療流通プラットフォームの強化については、お得意さまへの物流サービスの更なる向上と災害時においても安定的に医薬品を供給できるようBCP対応の更なる強化を図るため、平成28年4月「名南物流センター」を稼働いたしました。また、スズケングループとして3施設目となる飛行場外離着陸場(ヘリポート)を㈱アスティス高知支店に設置しました。
また、医薬品卸売事業のインフラ整備を推進し、グループ卸会社間のシステム統合を完了いたしました。
これらの結果、売上高は1兆77億33百万円(前年同期比2.1%増)、営業利益は43億69百万円(前年同期比30.9%減)となりました。
② 医薬品製造事業
売上高は、糖尿病食後過血糖改善剤「セイブル錠」やDPP-4阻害剤「スイニー錠」、高尿酸血症・痛風治療剤「ウリアデック錠」など糖尿病関連商品を中心に販売促進に努めたものの、薬価改定の影響などにより、減収となりました。
営業利益は、減収の影響があったものの、販売費及び一般管理費において研究開発費の期ズレがあったことやその他費用の抑制に努めたことにより増益となりました。
これらの結果、売上高は322億42百万円(前年同期比1.4%減)、営業利益は20億65百万円(前年同期比4.1%増)となりました。
なお、㈱三和化学研究所のニュートリション事業は、平成29年4月1日にニュートリー㈱へ事業譲渡する予定であります。
③ 保険薬局事業
売上高は、M&Aや新規出店を進めたものの、平成28年4月の調剤報酬改定および薬価改定の影響により減収となりました。
営業利益は、減収の影響および薬剤師の確保に伴う人件費の増加などにより営業損失となりました。
これらの結果、売上高は478億74百万円(前年同期比2.0%減)、営業損失は1億83百万円(前年同期は13億96百万円の営業利益)となりました。
④ 医療関連サービス等事業
売上高は、主に、メーカー支援サービス事業(医薬品メーカー物流受託・希少疾病薬流通受託)の受託が増加したことや、介護事業において、利用者が増加したことにより増収となりました。
営業利益は、メーカー支援サービス事業および介護事業における増収効果により増益となりました。
これらの結果、売上高は212億76百万円(前年同期比14.3%増)、営業利益は2億8百万円(前年同期は12百万円の営業損失)となりました。
当第2四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ789億2百万円減少し1兆994億83百万円となりました。主な要因は以下のとおりであります。
流動資産は前連結会計年度末に比べ752億97百万円減少いたしました。これは主に、現金及び預金が62億84百万円、原材料及び貯蔵品が14億23百万円増加したものの、受取手形及び売掛金が827億81百万円減少したことによるものであります。
固定資産は前連結会計年度末に比べ36億5百万円減少いたしました。これは主に、有形固定資産が1億90百万円増加したものの、無形固定資産が17億46百万円、投資その他の資産が20億49百万円減少したことによるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ793億26百万円減少し7,051億11百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が640億54百万円、未払法人税等が110億25百万円、賞与引当金が17億63百万円、流動負債のその他が22億72百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ4億23百万円増加し3,943億72百万円となりました。これは主に、剰余金の配当の支払41億63百万円、その他有価証券評価差額金の減少14億71百万円、為替換算調整勘定の減少5億65百万円があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益を65億34百万円計上したことによるものであります。
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前第2四半期連結累計期間に比べ212億61百万円増加し、1,179億93百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、163億49百万円(前年同期比94億94百万円増)となりました。この主な要因は、その他の引当金の減少20億84百万円、たな卸資産の増加14億89百万円、仕入債務の減少640億83百万円および法人税等の支払139億84百万円があったものの、税金等調整前四半期純利益101億64百万円、減価償却費58億28百万円および売上債権の減少828億33百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は、19億7百万円(前年同期比81億91百万円減)となりました。この主な要因は、定期預金の払戻による収入84億77百万円、有価証券の売却及び償還による収入90億円および投資有価証券の売却及び償還による収入28億41百万円があったものの、定期預金の預入による支出63億82百万円、有価証券の取得による支出61億0百万円、有形固定資産の取得による支出26億15百万円、無形固定資産の取得による支出15億67百万円、投資有価証券の取得による支出6億38百万円および関係会社株式の取得による支出51億78百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は、48億39百万円(前年同期比19億63百万円増)となりました。この主な要因は、配当金の支払41億62百万円があったことによるものであります。
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、33億44百万円であります。
当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の状況の変更内容は、次のとおりであります。
当社の連結子会社である㈱三和化学研究所は、第Ⅲ相試験を終了しておりました便秘症治療薬SK-1202について、追加臨床試験を開始しました。
また、平成28年4月20日に薬価収載された気道過敏性検査薬SK-1211は、「プロボコリン吸入粉末溶解用100mg」として平成28年5月10日に発売いたしました。
さらに、開発をすすめてまいりました腎性貧血治療薬ダルベポエチンアルファのバイオ後続品SK-1401について、第Ⅲ相試験を開始しました。
自社創薬により夜間頻尿治療薬SK-1404を開発するべく、第Ⅰ相試験を実施しております。
OSDrC(新規打錠技術)の事業については、国内大手メーカーより高薬理活性事業の推進に伴う実施許諾金を獲得しました。
前連結会計年度末において計画中でありました主要な設備の新設について、完了したものは次のとおりであります。
医薬品卸売事業における㈱スズケン名南物流センター(愛知県大府市)及び㈱スズケン大阪事業所(大阪市東成区)の新設については、平成28年4月に完了しております。