当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
当第2四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年9月30日)における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、経済活動の正常化が進展し、国内の消費活動は回復基調にあります。しかしながら一方で、為替相場の円安進行、原材料価格やエネルギー価格の高騰、また、物価上昇による消費マインドの変化やコロナ禍での行動様式の変化や長期化する採用難等もあり、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような経営環境のもと当社グループは、「会社の堅実な運営発展」と「社員の豊かな生活増進」を経営理念とし、アフターコロナの商機を確実に奪取すべく市場における潜在的な需要を掘り起こし、業種別のサービス力強化とプライベートブランド商品の開発、シェア拡大に注力し、営業の現場力強化を最優先にお客様の課題解決のための提案を行い、市場占有率向上にむけて取り組んでおります。
この結果、売上高231億36百万円(前年同四半期比11.4%増)、営業利益は7億29百万円(同12.5%増)、経常利益は8億37百万円(同14.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億68百万円(同13.9%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
卸売業部門におきましては、インバウンド需要の増加や外出機会の増加による人流の回復、4年ぶりに各種イベントが開催されたことなどにより特に外食業種が大きく伸張し、その他の業種につきましても前年売上高を上回り好調に推移しました。また、お客様の現場の課題解決につながる商品として当社のプライベートブランドである「JFSA」の高付加価値商品の開発を進め、直接当社のお客様に商品を手に取っていただく機会として展示会を開催することで、高齢化や生産年齢人口の減少による人手不足など社会環境の変化への対応とお客様のニーズに沿った商品の開発と提案を行い、市場占有率と競争力の相乗効果を図っております。
この結果、売上高198億64百万円(前年同四半期比10.5%増)、セグメント利益(営業利益)は9億38百万円(同18.6%増)となりました。
小売業部門におきましては、行動制限が解除され外出機会も増加したことから、主要顧客である中小飲食店やイベント業者も徐々に回復しております。飲食店向けには従来の展示即売会に加え、新たに飲食店の課題解決に貢献すべく、課題解決提案会を全店舗で実施し、飲食店メニューに役立つ様々な提案を行ってまいりました。来客数は増加しておりますが、急激な物価上昇に伴い、低価格志向など根強い生活防衛意識が一層高まるなど厳しい状況が続いております。
ツルハドラッグ店舗内店舗も宮城県、山形県に計2店舗出店し、9月末現在では合計9店舗となり、当社の認知度の向上、新規顧客を獲得するなど販路拡大に貢献しております。また、9月には市名坂東店(宮城県仙台市)の改装を行い、テナントに精肉店を誘致し、お客様に利便性の高い店舗であることを認知いただき好評を得ております。
この結果、売上高32億72百万円(前年同四半期比17.5%増)、セグメント利益(営業利益)は1億89百万円(同9.2%増)となりました。
なお、当第2四半期連結累計期間の販売実績を業種別セグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 小売業部門の業種別は該当ありません。
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ32億42百万円増加し、365億89百万円となりました。これは主に、四半期連結累計期間の末日が銀行休業日となり、決済が月ずれとなったことに伴う現金及び預金の増加によるものであります。
負債は、前連結会計年度末と比べ27億88百万円増加し、118億9百万円となりました。これは主に、四半期連結累計期間の末日が銀行休業日となり、決済が月ずれとなったことに伴う支払手形及び買掛金の増加によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末と比べ4億54百万円増加し、247億79百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益、並びに株主配当金支払のための利益剰余金取崩しによるものであります。
この結果、自己資本比率は67.7%(前連結会計年度末72.9%)となりました。
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ21億97百万円増加し、124億24百万円(前年同四半期111億19百万円)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は29億80百万円(前年同四半期6億95百万円の獲得)となりました。これは主に、四半期連結累計期間の末日が銀行休業日であったことに伴う仕入債務の増加によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は6億49百万円(前年同四半期8億30百万円の使用)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は1億33百万円(前年同四半期1億25百万円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払によるものであります。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
該当事項はありません。
(6) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
該当事項はありません。
当第2四半期連結累計期間の販売実績を商品別セグメントごとに示すと、次のとおりであります。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。