(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府による経済政策等の効果もあり、企業収益や雇用情勢が改善するなど、緩やかな回復基調が続いておりますが、記録的な猛暑や台風、豪雨などの天候不順、地震などが国内の経済環境に大きな影響を及ぼしたほか、海外では米国政権の保護主義的政策が一段と強硬になり、対中国との貿易摩擦の激化が予想され、未だに先行き不透明感が強まっております。また、個人消費の拡大に対する期待感はあるものの、実質所得の伸び悩みと節約志向の継続から個人消費に力強さを欠き、本格的な安定成長を実感するまでには至っておらず、当社グループを取り巻く環境は依然として厳しい状況で推移しております。
このような状況の下、当社グループでは「スピード化と実行力の向上」を年度スローガンとし、みやげ事業を中心に販路拡大策の実施や社内業務の改善に取り組んでまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は5,724百万円(前年同四半期比1.4%減)、営業利益は247百万円(前年同四半期比6.7%増)、経常利益は246百万円(前年同四半期比11.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は174百万円(前年同四半期比13.5%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
①みやげ卸売事業
みやげ卸売事業は、当社及び当社子会社により地域の特色を活かした商品開発と当社開発のオリジナル商品群の提案による販路拡大を進めてまいりました。この結果、売上高は3,534百万円(前年同四半期比0.8%増)となりましたが、営業利益は売上原価の増加と販売費及び一般管理費の増加により259百万円(前年同四半期比3.1%減)となりました。
②みやげ小売事業
みやげ小売事業は、昨年9月中旬にイオンモール松本内に出店した「ハートメモリー信州」の売上が寄与しましたが、本年2月をもって閉鎖した「八ヶ岳旬粋店」の影響と、一部店舗において入込客の減少が見られ、売上高は693百万円(前年同四半期比2.7%減)となり、営業利益は売上原価及び一般管理費の増加により8百万円(前年同四半期比53.5%減)となりました。
③みやげ製造事業
みやげ製造事業は、当社や各地の当社子会社及び各観光地の取引先の地域性を活かしたオリジナル商品の開発と提案による積極的な生産活動に努めてまいりましたが受注が伸びず、売上高は114百万円(前年同四半期比7.6%減)となりましたが、営業利益は製造原価の減少により49百万円(前年同四半期比32.4%増)となりました。
④温浴施設事業
温浴施設事業は、各種イベントを積極的に企画・情報発信・実施すると同時に、接客・サービスのレベルアップ及び各施設においてリピーターの増加に努めてまいりましたが、夏場の猛暑の影響で来場者数が減少したことにより、売上高は791百万円(前年同四半期比1.9%減)となりました。営業利益は一部原価の価格上昇がありましたが、減価償却費の減少により11百万円(前年同四半期比68.6%増)となりました。
⑤不動産賃貸事業
不動産賃貸事業は、長野市内の「ショッピングタウンあおぞら」のテナント管理を中心に営んでおります。これらの賃料収入は53百万円(前年同四半期比1.9%減)となり、営業利益は22百万円(前年同四半期比0.8%減)となりました。
⑥アウトドア用品事業
アウトドア用品事業は、ライトアウトドア分野の充実を図り、女性客・ビギナーキャンパーの新規取り込みに努め購買意欲を喚起してまいりました。またユーザーに合わせた各種情報の収集とSNS等による情報発信を積極的に行ってまいりましたが、天候不順による客数、販売数の減少により売上高は330百万円(前年同四半期比2.2%減)となりましたが、営業利益は一般管理費の減少により30百万円(前年同四半期比15.7%増)となりました。
⑦その他事業
その他事業は、長野県内におけるギフト店、飲食店、和洋菓子直売店等の運営が含まれ、催事・イベント等販売活動を積極的に推進してまいりました。売上高は本年3月下旬に長野市の善光寺仲見世通りに開店した「門前そばももとせ」の売上が寄与しましたが、本年2月末をもって営業譲渡をした「シャトレーゼ稲里店」の影響があり208百万円(前年同四半期比20.5%減)となり、営業利益は一般管理費の増加により12百万円(前年同四半期比41.7%減)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は2,078百万円となり、前連結会計年度末に比べ287百万円(16.0%)増加いたしました。これは主に受取手形及び売掛金が362百万円、商品及び製品が62百万円増加した反面、現金及び預金が89百万円減少したことによるものであります。固定資産は3,614百万円となり、前連結会計年度末に比べ13百万円(0.4%)減少いたしました。これは主に投資その他の資産が73百万円減少した反面、有形固定資産が31百万円、無形固定資産が28百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、5,692百万円となり、前連結会計年度末に比べ273百万円(5.1%)増加いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は2,069百万円となり、前連結会計年度末に比べ147百万円(7.7%)増加いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が52百万円、短期借入金が260百万円増加した反面、流動負債その他が182百万円減少したことによるものであります。固定負債は1,666百万円となり、前連結会計年度末に比べ31百万円(1.9%)減少いたしました。これは主に役員退職慰労引当金が82百万円減少した反面、長期借入金が58百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は、3,735百万円となり、前連結会計年度末に比べ116百万円(3.2%)増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は1,956百万円となり、前連結会計年度末に比べ157百万円(8.8%)増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益174百万円によるものであります。
この結果、自己資本比率は34.4%(前連結会計年度末は33.2%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが163百万円の支出、投資活動によるキャッシュ・フローが98百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが205百万円の収入となり、この結果当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、327百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は163百万円(前年同四半期は66百万円の使用)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益254百万円及び減価償却費79百万円による収入に対して、売上債権の増加362百万円、たな卸資産の増加65百万円、役員退職慰労引当金の減少56百万円による支出の差額によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は98百万円(前年同四半期は30百万円の使用)となりました。これは主に定期預金の払戻33百万円及び敷金保証金の回収36百万円による収入に対して、有形固定資産の取得164百万円及び無形固定資産の取得33百万円による支出の差額によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は205百万円(前年同四半期は138百万円の使用)となりました。これは主に短期借入金の4,960百万円及び長期借入金の445百万円による収入に対して、短期借入金の返済4,790百万円、長期借入金の返済296百万円、社債の償還100百万円による支出の差額によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
特記すべき事項はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。