第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、地政学リスクの長期化、世界的なインフレ抑制に向けた各国の金融政策の引締めなど先行きが不透明な状況が続いています。

このような環境の中、当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、次のとおりであります。

 

(イ)財政状態

(資産)

当第2四半期連結会計期間末における総資産は、790億86百万円(前連結会計年度末815億56百万円)となり、24億70百万円減少いたしました。これは主に、商品及び製品の減少(21億47百万円)によるものであります。

 

(負債)

当第2四半期連結会計期間末における負債は、457億32百万円(前連結会計年度末466億11百万円)となり、8億79百万円減少いたしました。これは主に、自己株式の取得等により資金需要が増加したことに伴う短期借入金の増加(9億19百万円)はあったものの、流動負債のその他の減少(26億60百万円)によるものであります。

 

(純資産)

当第2四半期連結会計期間末における純資産は、333億54百万円(前連結会計年度末349億45百万円)となり、15億91百万円減少いたしました。これは主に、為替換算調整勘定の増加(7億97百万円)はあったものの、自己株式の取得による減少(31億78百万円)によるものであります。なお、自己資本比率は、前連結会計年度末の41.4%から40.6%となりました。

 

(ロ)経営成績

(売上高)

当第2四半期連結累計期間は、SM Electronic Technologies Pvt. Ltd.(以下「SMエレ社」という。)の子会社化と円安の影響等により増加したものの、PC需要減に伴う電子部品と調達マネジメント事業の減少により、741億48百万円(前年同期比1.5%減)となりました。

 

(販売費及び一般管理費)

当第2四半期連結累計期間は、主にSMエレ社の子会社化等による販売費及び一般管理費合計の増加(4億3百万円)により、前第2四半期連結累計期間と比べ、5億76百万円増加52億67百万円(前年同期比12.3%増)となりました。

 

(営業利益)

当第2四半期連結累計期間は、主にSMエレ社の子会社化等による増加に加え円安に伴う売上総利益の増加(6億66百万円)により、前第2四半期連結累計期間と比べ、90百万円増加26億79百万円(前年同期比3.5%増)となりました。

 

(経常利益)

当第2四半期連結累計期間は、前第2四半期連結累計期間と比べ、1億46百万円減少19億47百万円(前年同期比7.0%減)となりました。

 

(親会社株主に帰属する四半期純利益)

当第2四半期連結累計期間は、主に経常利益の減少(1億46百万円)、法人税等の増加(1億64百万円)により、前第2四半期連結累計期間と比べ、3億14百万円減少12億77百万円(前年同期比19.8%減)となりました。

 

 

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

なお、第1四半期連結会計期間において経営管理区分を見直し、「モビリティ事業」に区分されていたストレージ部門を「エンタープライズ事業」に区分変更しております。以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後の区分により組替えた数値で比較しております。

 

①産業インフラ事業

売上高は145億74百万円(前年同期比0.5%減)、セグメント利益はアプライドプロダクト事業本部の利益改善により7億18百万円(前年同期比22.9%増)となりました。

 

②エンタープライズ事業

調達マネジメント事業本部の売上減等により、売上高は260億90百万円(前年同期比24.0%減)、セグメント利益は13億42百万円(前年同期比28.0%減)となりました。

 

③モビリティ事業

SMエレ社の子会社化および車載向け半導体の好調により、売上高は148億38百万円(前年同期比224.2%増)、セグメント利益は9億11百万円(前年同期比104.6%増)となりました。

 

④グローバル事業

PC需要減に伴う電子部品の売上減等により、売上高は221億40百万円(前年同期比16.7%減)、セグメント利益は2億77百万円(前年同期比1.6%減)となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて17億18百万円減少し、83億5百万円となりました。

 

①営業活動によるキャッシュ・フロー

営業活動の結果、得られた資金は17億39百万円(前年同期は45億96百万円の使用)となりました。

これは主に棚卸資産の減少により資金が増加したことによるものであります。

 

②投資活動によるキャッシュ・フロー

投資活動の結果、使用した資金は1億3百万円(前年同期比31.0%減)となりました。

これは主に固定資産の取得により資金が減少したことによるものであります。

 

③財務活動によるキャッシュ・フロー

財務活動の結果、使用した資金は36億52百万円(前年同期は42億93百万円の獲得)となりました。

これは主に自己株式の取得により資金が減少したことによるものであります。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の金額は、28百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6) 従業員数

当第2四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。

 

(7) 主要な設備

当第2四半期連結累計期間において、主要な設備に著しい変動はありません。また、新たに確定した重要な設備の新設、除却等の計画はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。