第2【事業の状況】

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)会社の経営の基本方針

 当社グループは、メディカルウェアの企画・生産・販売を通じて、人の生命と健康に貢献する企業を目指しております。

 生命と健康との関わりが最も深い医療・介護従事者と患者・高齢者の間にあって、医療とは何か、看護とは何か、介護とは何かを奥深く理解することを原動力とし、より優れた製品を世に送り出す喜びを共感することを基本理念としております。加えて、より多くの投資家へ向けたIR活動を積極的に行い、株主への利益還元の充実を経営の重要課題のひとつと認識し、成長機会へのキャッシュの再投資、自社株買い及び配当によるキャッシュの還元の充実により、企業価値の向上を図ることを経営の基本方針としております。

(2)目標とする経営指標

 当社グループとしては、売上高営業利益率及び株主資本利益率(ROE)の長期的な向上を重要な経営指標と考えております

(3)中長期的な会社の経営戦略

① コアビジネスにおける高シェア確保

 当社のコアビジネスであるヘルスケアウェア、ドクターウェアにおいて、高感覚のハイエンド商品群、高機能の高付加価値商品群を商品企画開発の柱として商品ラインナップの充実を図るとともに、販促活動及びプロモーション活動を強化し、市場での買い替え需要を喚起いたします。特に、基盤の弱い中日本、西日本地域において、積極的な販促活動を展開し、リース更新物件の確実な受注活動、新規物件獲得による市場シェアアップを推進してまいります。

 また、時代の流れに即した新しい販売チャネルの構築に向けても経営資源を投入してまいります。

② 周辺ビジネスにおける市場拡大

 手術ウェアにおいては、医療廃棄物削減が医療機関の大きな環境課題と捉え、米国スタンダードテキスタイル社との技術提携による再利用可能な環境対策医療資材商品「コンペルパック」の市場浸透に注力し、手術ウェアにおけるシェア拡大を図ります。

 患者ウェアにおいては、利用者の視点に立った高感度、高機能商品の開発、市場投入を行い、市場の成長を享受すべく努力を引き続き行ってまいります。

③ 海外ビジネスの開拓

 海外市場においては、東アジアを中心として販売活動を行っておりますが、着実に市場での当社認知度は高まってきており、国内で培ったノウハウを活かしたビジネスモデルの海外展開により、業容拡大を目指してまいります。

④ 国内・海外での生産施策

 国内生産においては、連結子会社のナガイ白衣工業㈱との連携を強化し、グループ全体の経営効率化を図り、小ロット・多品種生産に対応する効率的な生産体制の確立と、高品質、高付加価値、短納期を目指します。

 国外生産においては、為替の変動や東南アジア諸国の発展に伴う人件費の上昇を見据え機動的な為替の先物予約や適地生産を柔軟に行うことで安定供給を強固にし、原価の維持、低減を図ってまいります。

⑤ 企画・生産・販売の一貫体制による高利益率を維持

 当社グループといたしましては、企画・生産・販売の連携をより一層強化し、高利益率を維持する体質の向上に取り組んでまいります。

(4)経営環境

 国内経済は企業業績や雇用・所得環境の改善などにより引き続き穏やかに回復傾向で推移するものと予想されますが、米国をはじめとする各国の貿易摩擦や中国経済の減速などにより、景気の先行きは不透明な状況にあります。

 医療・介護業界におきましては、薬価基準の引下げ方針や10月からの消費税増税に対応した診療報酬及び介護報酬への反映が経営実態にどのような影響を与えるか不透明感も強く、業界は混沌とするものと思われます。

 当社グループといたしましては、このような状況下ではあるものの、ヘルスケアウェアにおいて前期からずれ込んだ更新物件も含め確実に受注に結び付けるべく顧客ニーズに適合したここ数年の高付加価値戦略の強化を推進するとともに患者ウェアの新規取引による増収を加え、過去最高の売上高達成を目指してまいります。

 生産に関しましては、国内の人手不足に対応すべく賃上げを実施し優良人材確保を行うことで、QR体制の強化と小ロット多品種生産への対応力の強化を図ってまいります。また引き続き海外への生産シフトの推進及び海外生産拠点の生産性の向上と品質の安定化を図ってまいります。

 

(5)会社の対処すべき課題

 当社グループでは、厳しい経済環境のなか、遵法精神に基づいた顧客サービスの向上を経営上の課題ととらえ、以下の諸施策を推進することにより市場での競争優位性の確保と更なるシェアアップを目指しております。

① 営業  コア市場の深耕によるシェアアップ、周辺市場での業容拡大、海外市場の開拓及び時代に即した新販売チャネルの構築、広報活動の強化

② 企画  高機能性、高感性、高品質、環境保護を追求した高付加価値商品の企画開発

③ 物流  QR体制促進のための物流効率の見直し、コスト低減及び出荷精度の向上

④ 生産  製品の品質向上並びに短納期体制の確立及びコスト削減を重視した生産効率の見直し

⑤ 管理  企業価値の向上のための経営環境の変化に対応した意思決定のスピードアップ、事務効率の向上及び情報の有効活用と情報管理の徹底のための環境整備

 これらの課題に対して、ISOマネジメントシステムを利用し、品質についてはISO9001の運用を徹底し、継続的な顧客サービスと顧客ニーズを把握した商品提供を進めており、環境面においては、ISO14001の運用に取り組んでまいります。また、情報の有効活用と情報管理の徹底のために、社内ルールの作成・更新に取り組んでおります。

 

2【事業等のリスク】

 当社グループの経営成績、財政状態に影響を与えうるリスクには以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、また、当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではありません。

① カントリーリスク

 当社グループでは、一部の商品については海外で縫製しております。海外の生産拠点において、政治・経済情勢の悪化、政変、治安の悪化、テロ・戦争の発生により生産活動に問題が生じた場合には、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

② 為替リスク

 当社グループでは、輸入決済を外貨建てとしております。長期先物予約により為替リスクを軽減するための手段を講じておりますが、急激な為替レートの変動は財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

③ 天災リスク

 当社グループでは、生産・販売・物流のネットワークシステム及び生産ラインの中断による潜在的なリスクを回避するため、データのバックアップ及び災害防止検査と設備点検を実施しておりますが、天災等により売上の低下、コストの増加を招き、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。

 

(1)経営成績等の状況の概要

① 財政状態及び経営成績の状況

(経営成績)

 当連結会計年度における国内経済は、企業業績や雇用・所得環境の改善などにより穏やかに回復しているものの、米国をはじめとする各国の貿易摩擦や中国経済の減速などにより、景気の先行きは不透明な状況で推移しております。

 医療・介護業界におきましては、6年に一度の診療報酬・介護報酬の同時改定が2018年4月に実施され、社会保障費増加抑制の政府指針に基づき診療報酬は前回に引き続きマイナス改定となりましたが、診療報酬本体及び介護報酬がプラス改定されたことで市場は落ち着き感を取戻し、ほぼ安定した市場環境にて推移したものと推察されます。

 このような状況のもと、当社グループ(当社及び連結子会社)は、主力のヘルスケアウェアにおいて高付加価値商品は順調に推移したものの、下期の更新予定物件の一部に来期へのずれ込みが発生し、また患者ウェアも新規取引先の本格導入が来期となるなどの影響が大きく減収となりました。

 この結果、当連結会計年度の売上高につきましては16,785百万円(前年同期比2.1%減)、営業利益は4,918百万円(同6.6%減)、経常利益は4,990百万円(同6.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,445百万円(同6.3%減)を計上いたしました。

 

 なお、当社グループは、メディカルウェア等の製造・販売の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。

(財政状態)

a. 資産

 当連結会計年度末の総資産は44,281百万円となり、前期比1,637百万円の増加となりました。

 流動資産は35,054百万円となり、前期比1,833百万円の増加となりました。これは主に、現金及び預金の増加1,227百万円、受取手形及び売掛金の増加413百万円、電子記録債権の増加110百万円等によるものであります。

 固定資産は9,226百万円となり、前期比195百万円の減少となりました。

 有形固定資産は7,767百万円となり、前期比113百万円の減少となりました。これは主に、前期、国内縫製工場の新設を行ったことで発生した建物及び構築物の減価償却等による減少115百万円等によるものであります。

 無形固定資産は32百万円となり、前期比12百万円の減少となりました。

 投資その他の資産は1,426百万円となり、前期比70百万円の減少となりました。これは主に、投資有価証券の減少124百万円等であります。

b. 負債

 負債の合計額は4,559百万円となり、前期比261百万円の増加となりました。これは主に、その他の流動負債の増加181百万円等によるものであります。

c. 純資産

 純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益を3,445百万円計上した一方、株主還元としての配当金1,994百万円の実施等により39,721百万円となり、前期比1,376百万円の増加となりました。

 以上により、自己資本比率は、前連結会計年度末の89.9%から89.7%になりました。

 

 

 キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は5,257百万円となり、前連結会計年度末より172百万円減少(前連結会計年度は768百万円の増加)いたしました。

 

 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果獲得した資金は3,433百万円(前連結会計年度は4,009百万円)となりました。

 主な増加要因は、税金等調整前当期純利益4,988百万円(同5,338百万円)、減価償却費337百万円(同289百万円)、仕入債務の増加27百万円(前連結会計年度は4百万円の減少)、減少要因は、売上債権の増加519百万円(前連結会計年度は271百万円の減少)、たな卸資産の増加93百万円(同74百万円)、法人税等の支払1,615百万円(同1,690百万円)等であります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は1,605百万円(同1,244百万円)となりました。

 主な増加要因は、投資有価証券の売却による収入42百万円(同10百万円)、減少要因は、定期預金の払戻に対する預入の超過支出1,400百万円(同400百万円)、有形固定資産の取得による支出231百万円(同878百万円)等であります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は1,994百万円(同1,994百万円)となりました。

 主な要因は、配当金の支払額1,994百万円等(同1,994百万円)であります。

③ 生産、受注及び販売の実績

a. 生産実績

 当社グループは、メディカルウェア等の製造・販売の単一セグメントであるため、品目別情報を記載しております。

品目別

当連結会計年度

(自 2018年9月1日

 至 2019年8月31日)

前年同期比(%)

メディカルウェア(千円)

6,988,519

96.8

シューズ(千円)

合計(千円)

6,988,519

96.8

(注)1.生産金額は、製品製造原価によっております。

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

b. 商品仕入実績

 当社グループは、メディカルウェア等の製造・販売の単一セグメントであるため、品目別情報を記載しております。

品目別

当連結会計年度

(自 2018年9月1日

 至 2019年8月31日)

前年同期比(%)

メディカルウェア(千円)

2,058,437

109.8

シューズ(千円)

95,262

94.3

合計(千円)

2,153,700

109.0

(注)1.商品仕入金額は、実際仕入価格によっております。

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

c. 受注実績

 当社グループは、見込み生産を行っておりますので、該当事項はありません。

 

d. 販売実績

 当社グループは、メディカルウェア等の製造・販売の単一セグメントであるため、品目別情報を記載しております

品目別

当連結会計年度

(自 2018年9月1日

 至 2019年8月31日)

 

 前年同期比(%)

 

メディカルウェア(千円)

16,613,914

98.0

 (ヘルスケアウェア)

(9,681,313)

(97.1)

 (ドクターウェア)

(2,673,487)

(100.1)

 (ユーティリティウェア)

(441,149)

(88.4)

 (患者ウェア)

(2,033,826)

(103.5)

 (手術ウェア)

(1,596,423)

(97.2)

 (その他)

(187,713)

(91.9)

シューズ(千円)

171,753

91.8

合計(千円)

16,785,667

97.9

 (注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。

相手先

前連結会計年度

(自 2017年9月1日

 至 2018年8月31日)

当連結会計年度

(自 2018年9月1日

 至 2019年8月31日)

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

ワタキューセイモア㈱

3,322,621

19.4

3,294,791

19.6

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

① 重要な会計方針及び見積り

 当グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。

 

② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

(経営成績の分析)

a. 売上高

 売上高につきましては、16,785百万円(前年同期比2.1%減)となりました。主力のヘルスケアウェアにおいて高付加価値商品は順調に推移したものの、下期の更新予定物件の一部に翌期へのずれ込みが発生し、また患者ウェアも新規取引先の本格導入が翌期となるなどの影響が大きく減収となりました。

b. 売上総利益

 売上総利益につきましては、7,840百万円(前年同期比2.6%減)となりました。新工場(ソーイングセンター)新設に伴う減価償却費の増加や不動産取得税の発生、また、海外の人件費上昇による加工賃の値上げがあったものの、海外生産シフト効果や円高時に為替先物予約ができたことにより原価上昇を抑えられた結果、売上総利益率は46.7%となりました。

c. 販売費及び一般管理費

 販売費及び一般管理費につきましては、2,922百万円(前年同期比4.9%増)となりました。主な要因は、当期の特殊要因である役員退職慰労金制度の廃止に伴う功労金81百万円の増加であります。

 以上の結果、営業利益につきましては、4,918百万円(前年同期比6.6%減)となりました。

d. 営業外損益

 営業外収益は111百万円(前年同期は115百万円)、営業外費用は38百万円(前年同期は41百万円)となり、営業外損益(純額)としては前年同期並みとなりました。

 以上の結果、経常利益につきましては、4,990百万円(前年同期比6.5%減)となりました。

e. 特別損益

 特別利益は11百万円(前年同期は0百万円)となりました。主な要因は、投資有価証券売却益9百万円の計上であります。

 特別損失は13百万円(前年同期は0百万円)となりました。主な要因は、新工場(ソーイングセンター)への移転に伴う旧工場(中仙工場)の減損損失9百万円の計上であります。

 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、3,445百万円(前年同期比6.3%減)となりました。

 

(財政状態の分析)

 財政状態につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況(財政状態)」に記載のとおりであります。

③ 経営成績に重要な影響を与える要因について

 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

 

④ 資本の財源及び資金の流動性

 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要  キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

 当社グループは、企業体質の強化を図りながら持続的な企業価値の向上を進めるにあたり、事業運営上必要な資金を安定的に確保することを基本方針としております。

 当社グループの資本の財源は、主に営業活動によるキャッシュ・フローで生み出した資金を源泉とし、運転資金及び設備資金は自己資金で賄っており、当連結会計年度の設備投資につきましては、主に将来の競争力向上のために前連結会計年度において新設した国内縫製工場への設備投資を行いました。

 

⑤ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社グループの中長期計画といたしましては、2022年8月期における売上高184億円、営業利益56億円を数値目標として定めております。売上高につきましては①患者・手術等周辺市場の拡大、②西日本エリアのシェアアップ、③ハイエンド・高付加価値商品の開発・販売、④海外市場の開拓を、売上総利益率につきましては①高付加価値戦略の推進、②生産の海外シフト化、③為替リスクのミニマム化を事業展開の柱に目標達成すべく取り組んでまいります。

4【経営上の重要な契約等】

(1)技術援助契約

 当社グループ(契約の締結者は当社)が締結している主な技術援助契約は次のとおりであります。

相手先

契約品目及び内容

契約発効日

契約期間

東レ株式会社

アツロウタヤマ・デザインの使用にかかわる医療従事者・患者・福祉従事者・要介護者等が使用する商品各種の製造・販売に関する権利の許諾に関する契約

1999年11月1日

自 1999年11月1日

至 2002年8月31日

(注)2

クラレトレーディング株式会社

カンサイ・オリジナルデザインの使用にかかわるホスピタルユニフォームの製造・販売に関する権利の許諾と、やまもと寛斎の氏名及び株式会社やまもと寛斎の所有する許諾商標をホスピタルユニフォームの分野において使用することの許諾に関する契約

1980年3月24日

自 1980年3月24日

至 1982年8月31日

(注)3

 

ケイタ マルヤマ・オリジナルデザインの使用にかかわる医療従事者向け衣料品及び小物の製造、販売に関する契約

2005年4月1日

自 2005年4月1日

至 2007年8月31日

(注)4

ユニチカトレーディング株式会社

花井幸子のデザイン及び情報により医療用ユニフォームの製造・販売または許諾商標を付した製品販売の独占実施権の許諾に関する契約

1982年12月1日

自 1982年12月1日

至 1984年8月31日

(注)5

STANDARD TEXTILE

CO.,INC (米国)

サージカルテキスタイル製品の製造・販売の技術と知識供与並びに許諾商標の使用権利に関する契約

2010年9月1日

自 2010年9月1日

至 2015年8月31日

(注)6

株式会社ディック・ブルーナ・ジャパン

「ミッフィー他 ディック・ブルーナ創作のイラストレーションを使用したヘルスケアユニフォーム」を商品化する権利に関するライセンス契約

2013年8月1日

自 2013年8月1日

至 2015年12月31日

(注)7

株式会社資生堂

資生堂ビューティークリエーションセンターの監修による医療従事者・介護従事者・その他医療関連従事者および患者向けユニフォーム「ブライトデイズ」ブランド商品の共同開発ならびに販売促進のためのプロモーション活動および企画提案に関する契約

2018年6月1日

自 2018年6月1日

至 2021年8月31日

 

 

(注)1.上記についてはロイヤリティとして売上高の一定率を支払っております。

2.2015年9月1日以降1年毎の契約を自動更新しております

3.2014年3月1日以降1年毎の契約を自動更新しております。

4.2015年9月1日以降1年毎の契約を自動更新しております。

5.1994年8月31日以降1年毎の契約を自動更新しております。

6.5年毎に更新し、現在は2015年9月1日から2020年8月31日までの契約を締結しております。

7.3年毎に更新し、現在は2019年1月1日から2021年12月31日までの契約を締結しております。

5【研究開発活動】

 当社グループの研究開発活動の方針は、ユーザー第一主義に基づき、ユーザーを良く知り、ユーザーに喜んでいただける商品を提供することであります。医療・介護供給体制の変化、ファッションの多様化、医療の高度化等、市場の変化に応じて要求される高感覚、高機能、高品質商品の開発を目的に、商品企画室において①営業本部、マーケティング室と連動したマーケティング活動、②素材の共同開発、③新商品企画を実施しております。

①マーケティング活動

 マーケティングリサーチにより、医療・介護行政、業界の動向、施策を把握し、現場を中心としたユーザーニーズを融合させることで、市場開発、商品開発テーマの絞り込みが行われます。

 当連結会計年度におきましては、2018年4月に実施された診療報酬、介護報酬のダブル改定の医療、介護業界に対する今後の影響を調査いたしました。それに基づき市場は中長期的に商品に何を求めるのか、期待するのかをテーマとしたマーケットリサーチ及び分析に取り組んでまいりました。機能分化が進む医療、介護業界においてはそのニーズも多様化してきており、今後さらにきめ細かい市場調査を推進していく予定です。

②素材開発

 マーケティング活動により策定されたテーマを具現化するため、素材メーカー及び仕入先メーカーと素材の共同開発を行っております。

 当連結会計年度におきましては、EPA,FTAの優遇税制を活用した海外素材開発をいたしました。

③新商品企画

 開発素材をベースに商品試作が行われます。素材特長を活かし、ファッショントレンドを反映したデザイン作成、人間工学に基づいた機能性を追及したパターン作成を行い、商品サンプルが作られます。サンプルは、使用状況を考慮した幾度もの厳しい物性試験、モニター活動によるユーザー評価による改良を繰り返し、最終的な新商品となります。

 新商品は、ナガイレーベン㈱のCADシステム(コンピューターによるデザインシステム)とナガイ白衣工業㈱のアパレルCAD・CAM(コンピューターによるデザイン及び自動裁断システム)をオンライン化することで、迅速かつ正確に商品仕様を生産部門に伝達することが可能となっております。

 当連結会計年度の新商品実績としては、今後のさらなる高齢者社会に向けて、リハビリ環境における医療従事者の役割が年々高い専門性が求められている中で、医療従事者の衣服内の快適環境を医服内環境と捉え、医服内環境がより快適でありストレスフリーであるために開発された「プロファンクション」の商品バリエーションが広がり引き続き販売は好調に推移しています。

医療現場の声を広くリサーチを行い、モニタリングを繰り返すことにより、「エアーアームカット」は腕上げ動作において肩周りのストレスフリーな着心地を実現させました。「ポンピング効果」と「煙突効果」により医服内の空気の循環を促進させ心地良いクーリング効果を得ることができます。この機能商品は特許出願中です。

病院分野では、カラー展開のご要望が多い中、「NEW SONGシリーズ」において商品バリエーションの拡充を行ってきました、最先端機能を搭載した素材の快適な着心地を備えプロ意識を追求したカラフルな色展開のこだわりのデザインスクラブの商品群が引き続き爆発的な売行きとなっています。チームとして仲間としての絆意識をいっそう高めることができ、「チーム医療」の代表作である「ビタミンシリーズ」とともに医療スタッフが最適イメージでコーディネートすることが可能となっております。

クリニック分野におきまして、資生堂ビューティクリエーションセンター監修による「Bright Days」は「肌色をいきいきと美しく見せる」といった知見をナースウェアに取り入れました。MAKE UP提案も同時に行い、医療現場で起こりやすいナースの肌の悩みや美容に関する疑問の解決、患者様やご家族に好感度が高く・信頼感向上に繋がるナースのためのビューティ講座も開催して、発売以来好評を得ております。クリニック分野で既に発売中の「Beeds Berry」に新しいアイテムを加え、デザイン性豊かな商品として好評を得ております。クリニックの高級感あふれる内装とのデザインマッチングにも優れ、快調な売上げを継続し新しい商品群として育っております。

 最高品位の仕立て、シルエット、着心地の上質クオリティが好まれているドクターコートの頂点商品「4D+」はエントリーモデルとして誕生した「SD」シリーズとともに、デザイン、仕立て、着心地はそのままに洗濯の仕上がりの美しさも兼ね備え着実に売り上げを伸長させています。

 手術市場における「コンペルパック」はメンテナンス事業者の増加、活動に伴い、着実に採用される病院が増え、新規大手ユーザーとの取組みも拡大し、環境意識の高まりと共に計画通りの実績が着実に上がってきております。

 当連結会計年度の研究開発費の総額は、181,230千円となっております。

 なお、当社グループは、メディカルウェア等の製造・販売の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載はしておりません。