第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクに④を追加しました。なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

「④有事リスク 火災、停電、戦争、感染症の伝染等が発生した場合、当社グループの事業運営及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、これらリスクに備え、事業継続のための対策チームの設置など、従業員の安全の確保を行うとともに、医療現場で必要とされる当社グループ製品の安全供給のための体制を整備し、リスクの低減に努めております」

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

(経営成績)

 当第3四半期連結累計期間における国内経済は、政府の経済政策等により穏やかな回復基調で推移していましたが、消費税増税の影響に加え、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、一部企業業績にも影響が顕在化するなど、国内景気の先行きへの不透明感が増している状況にあります。

 医療・介護を取り巻く環境としましては、年明け以降急激に拡大した新型コロナウイルス問題による医療崩壊が懸念される中、急性期病院から診療所に至るまですべての医療機関はその最前線での対応に追われ大きな混乱状況に陥りました。また高齢者は重症化しやすいことから高齢者介護施設においても集団感染対策に多忙を極めた状況が継続しております。

 特に医療介護従事者の身体的及び精神的疲労は極限状態まで追い込まれ、医療物資不足とともに医療介護現場はこれまで経験のしたことない事態に直面いたしました。

 このような環境の中、当第3四半期連結累計期間のメディカルウェア市場環境は、新型コロナウイルス問題の発生以降、医療介護現場の混乱を受け商品更新や納入に支障をきたした厳しい状況で推移いたしました。

 当社グループ(当社及び連結子会社)は、年明けまでは前年比プラスと順調に推移していたものの、医療機関への新型コロナウイルスによる市場環境変動の影響で主力のヘルスケアウェアを中心にドクターウェアや患者ウェアに納入の遅れが発生、減収となりました。

 一方、感染対策商品として急遽開発いたしましたマスクの販売が開始されるとともに医療物資不足の需要増を受け第3四半期連結会計期間のユーティリティウェアや手術ウェア及びその他分野は大幅な増収となりました。

 このような結果、感染対策商品は好調に推移したものの主力商品群のマイナスをカバーし切れずに第3四半期連結累計期間の売上は4.9%の減収となりました。

 当第3四半期連結累計期間において、新型コロナウイルス感染対策商品を新規開発・生産を開始しております。6月以降本格的に市場投入いたしますアイソレーションガウンも含め当社グループ商品はいずれの商品も繰り返し洗濯し再利用が可能なリユーザブル商品群であり、このような環境下において今後さらにその有益性が評価されるものと考えております。

 売上高総利益率は、為替変動の激しい情勢にあって、比較的優位な為替先物予約ができたものの、新型コロナウイルス関連のアイソレーションガウンの生産協力と、手術ウェア販売急増への対応のために急遽国内生産を拡大したことや、生地をはじめとする全般的な原材料の上昇や、国内での人件費上昇による原価上昇が響き、前年同期比0.7ポイントダウンの46.0%となりました。

 販売費及び一般管理費は、新型コロナウイルス感染対策の社会貢献活動の一環としてマスク、アイソレーションガウンの医療機関等への寄付による費用が発生したものの、前年同期に発生した役員退職慰労金制度廃止に伴う功労金発生などの一過性費用分が減少したため、前年同期比1.1%減となりました。

 このような状況のもと、当第3四半期連結累計期間の売上高につきましては12,290百万円(前年同期比4.9%減営業利益は3,440百万円(同9.2%減)、経常利益は3,514百万円(同8.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,426百万円(同8.4%減)を計上いたしました。

 

 当社グループの事業は、メディカルウェア等の製造・販売の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(財政状態)

 a.資産

 当第3四半期連結会計期間末の資産合計は43,497百万円となり、前連結会計年度末に比べ783百万円減少いたしました。流動資産合計は34,339百万円となり714百万円減少し、主な要因は、現金及び預金の減少2,072百万円、電子記録債権の増加597百万円、受取手形及び売掛金の増加449百万円、たな卸資産の増加259百万円等であります。固定資産合計は9,158百万円となり、68百万円減少いたしました。その内訳として有形固定資産は7,610百万円となり156百万円減少、無形固定資産は47百万円となり15百万円増加、投資その他の資産は1,499百万円となり72百万円増加いたしました。

 b.負債

 当第3四半期連結会計期間末の負債合計は4,360百万円となり、前連結会計年度末に比べ198百万円減少いたしました。流動負債合計は3,247百万円となり246百万円減少し、主な要因は、未払法人税等の減少371百万円、支払手形及び買掛金の増加103百万円等であります。固定負債合計は1,112百万円となり、47百万円増加いたしました。

 c.純資産

 当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は39,137百万円となり、前連結会計年度末に比べ584百万円減少いたしました。主な要因は、配当金の実施による1,995百万円の減少、自己株式の取得による1,031百万円の減少、親会社株主に帰属する四半期純利益2,426百万円の計上による増加等であります。

 この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の89.7%から90.0%となりました。

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、125百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。