当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費は横ばいで推移したものの政府による経済政策や日本銀行による金融緩和策などにより企業収益や雇用情勢は改善がみられ、穏やかな回復基調となりました。一方、米国新政権の政策動向、新興国経済の停滞や地政学的なリスクなどにより、依然として先行き不透明な状況が続いておりました。
このような経済状況の中で、当社グループはビジネス環境の変化に対応するため体質を強化し、積極的な営業活動をしてまいりました。
この結果、前年同期と比べ、売上高は、308億62百万円と7億65百万円(2.5%)の増収、営業利益は、2億2百万円と4百万円(2.4%)の増益、経常利益は、2億42百万円と10百万円(4.4%)の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は、連結子会社分の税効果調整があったものの投資有価証券売却益等で1億33百万円と8百万円(6.5%)の増益となりました。
各セグメント別の業績は、次のとおりであります。
化学工業薬品は、主力であります電子部品産業が堅調に推移し、ジェネリック医薬品製造業も増産体制の準備を進めており、前年同期を上回りました。また、同関連機器は、大学への大型案件及び追加受注等があり前年同期を大幅に上回りました。この結果、売上高は、全体で147億65百万円と14億34百万円(10.8%)の増収、セグメント利益(売上総利益)は、11億80百万円と38百万円(3.4%)の増益となりました。
臨床検査試薬は、前年同期に検体検査項目のスポット採用があったため前年同期を下回りました。また、同関連機器は、前年同期に大型案件があったため前年同期を下回りました。この結果、売上高は、全体で122億59百万円と7億54百万円(△5.8%)の減収、セグメント利益(売上総利益)は、11億64百万円と41百万円(△3.5%)の減益となりました。
食品は、原料等の高騰や原料不足による製造量減少などがありましたが、消耗品が増加し、前年同期を上回りました。この結果、売上高は、33億24百万円と74百万円(2.3%)の増収、セグメント利益(売上総利益)は、2億74百万円と3百万円(1.3%)の増益となりました。
その他は、栽培面積の減少や農薬使用回数の削減など厳しい状況が続いておりますが、りんご栽培農薬の増加などがあり、前年同期を上回りました。この結果、売上高は、5億12百万円と11百万円(2.3%)の増収、セグメント利益(売上総利益)は、利益率が向上したことにより64百万円と5百万円(9.3%)の増益となりました。
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、12億71百万円と前連結会計年度末に比べ9億76百万円の増加となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度末において営業活動の結果、得られた資金は、11億53百万円(前連結会計年度は2億95百万円の支出)となりました。これは主に、売上債権の増加額4億41百万円があったものの仕入債務の増加額12億7百万円及び税金等調整前当期純利益3億円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度末において投資活動の結果取得した資金は、4百万円(前連結会計年度は58百万円の取得)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出38百万円及び投資有価証券の取得による支出27百万円があったものの投資有価証券の売却による収入39百万円及び投資事業組合からの分配による収入25百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度末において財務活動の結果使用した資金は、1億82百万円(前連結会計年度は1億47百万円使用)となりました。これは主に、配当金の支払額70百万円及び長期借入金の返済による支出67百万円によるものであります。
当連結会計年度における仕入実績及び販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
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セグメントの名称 |
金額(千円) |
前年同期比(%) |
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化学工業薬品 |
13,640,038 |
111.5 |
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臨床検査試薬 |
11,099,324 |
94.2 |
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食品 |
3,046,816 |
102.1 |
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その他 |
445,819 |
101.7 |
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合計 |
28,231,997 |
102.9 |
(注)1 金額は、仕入価格によっております。
2 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
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セグメントの名称 |
金額(千円) |
前年同期比(%) |
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化学工業薬品 |
14,765,959 |
110.8 |
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臨床検査試薬 |
12,259,353 |
94.2 |
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食品 |
3,324,981 |
102.3 |
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その他 |
512,252 |
102.3 |
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合計 |
30,862,547 |
102.5 |
(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
主要顧客別販売状況
主要顧客(総販売実績に対する割合が10%以上)に該当するものはありません。
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
当社は、「お客様を大切にします」「人を大切にします」「社会に貢献します」「豊かな生活を目指します」を経営理念として、世の中の変化に対応できるような体制を作り上げ、成長分野へ積極的に注力、新規市場を開拓、重要顧客への深耕をモット-に掲げております。
当社は、3ヵ年中期経営計画(平成30年9月期~平成32年9月期)を策定し、経営理念の推進、労働生産性の向上、財務基盤の強化、健康経営への取り組み、顧客満足度の向上、グル-プ全体での情報交換・連携による同業他社との差別化強化に当社グル-プ一丸となり取り組んでおり、より一層成長する企業を目指しております。また、ISO14001を取得したことにより、環境管理委員会を設置するなど環境全般に努め、社会に認知される企業を目指します。
(3)目標とする経営指標
当社は、株主様の期待に応え、より一層の利益拡大を図っていくことを経営方針としており、平成30年9月期の経営目標を以下のとおり定めております。
目標達成時期 平成30年9月期
連結売上高 321億50百万円
連結経常利益 2億91百万円
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(特有の法的規制等に係るもの)
当社グループは、医薬品卸売業として各種の医薬品及びその関連商品を取り扱っております。このため主に「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」の規定により、各事業所が所轄の都道府県知事より必要な許可、登録、指定及び免許を受け、あるいは監督官公庁に届出の後、販売活動を行っております。これらの規制を遵守できなかった場合、当社グループの活動が制限される可能性があります。
(薬価基準)
当社グループの主要取扱商品である医療用医薬品は、薬価基準に収載されており、薬価基準は保険医療で使用できる医薬品の範囲と使用した医薬品の請求価格を定めたものです。従って、薬価基準は、販売価格の上限として機能しております。
なお、薬価基準は、市場実勢価格を反映させるため、原則として2年に1回改定されており、改定の都度引き下げられております。このため、販売価格の上限も薬価基準の改定の都度低下し、売上高に影響を与えることになります。
(貸倒れによるリスク)
貸倒懸念債権等特定の債権については、個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を貸倒引当金に計上しております。しかし、今後の得意先の財務状態の悪化等により、回収可能性が見込まれない場合は追加引当が必要となり、収益が悪化する可能性があります。
該当事項はありません。
該当事項はありません。
(1)財政状態の分析
当連結会計年度の財務状態の分析は、前連結会計年度との比較で記載しております。
①資産・負債及び純資産の分析
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産は、101億14百万円(前連結会計年度は、87億16百万円)となり、13億98百万円増加しました。これは主に、現金及び預金が9億71百万円並びに受取手形及び売掛金が3億76百万円増加したことによるものであります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産は、48億42百万円(前連結会計年度は、45億18百万円)となり、3億24百万円増加しました。これは主に、投資有価証券が2億37百万円及びリ-ス投資資産が71百万円増加したことによるものであります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債は、89億88百万円(前連結会計年度は、76億8百万円)となり、13億80百万円増加しました。これは主に、支払手形及び買掛金が11億48百万円及び未払法人税等が85百万円増加したものによるものであります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債は、9億69百万円(前連結会計年度は、8億49百万円)となり、1億19百万円増加しました。これは主に、長期借入金が67百万円減少したもののリース債務が1億14百万円及び繰延税金負債が67百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は、49億98百万円(前連結会計年度は、47億75百万円)となり、2億23百万円増加しました。これは主に、その他有価証券評価差額金が1億53百万円及び利益剰余金が63百万円増加したことによるものであります。
②キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローにつきましては、「1 業績等の概要(2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(2)経営成績の分析
当連結会計年度における売上高は、308億62百万円と前連結会計年度と比較し7億65百万円(前連結会計年度比2.5%)増加しました。主に、化学工業薬品分野で民間企業の設備投資が好調であったことと大学で大型案件があったことなどによります。
販売費及び一般管理費は、経費節約の結果、24億82百万円と前連結会計年度と比較し1百万円(前連結会計年度比0.0%)増加でした。
営業利益は、2億2百万円と前連結会計年度と比較し4百万円(前連結会計年度比2.4%)の増加となりました。
営業外損益は、営業外収益が前連結会計年度と比較し2百万円増加し44百万円、営業外費用が前連結会計年度と比較し2百万円減少し4百万円となりました。
経常利益は、2億42百万円と前連結会計年度と比較し10百万円(前連結会計年度比4.4%)の増加となりました。
特別損益は、特別利益が前連結会計年度と比較し投資有価証券売却益などにより54百万円増加し57百万円、特別損失は前連結会計年度と比較し1百万円減少し、ありませんでした。
結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、連結子会社分の税効果調整があったものの1億33百万円と前年連結会計年度と比較して8百万円(前連結会計年度比6.5%)増加となりました。