第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、景気は持ち直しに向かう動きがありました。しかしながら、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化による原材料及びエネルギー価格の高騰、米国での金融機関の破綻もあり、先行き不透明な状況が続いており、予断を許さない状況にあります。

このような経済状況の中で、当社グループはビジネス環境の変化に対応するため体質を強化し、積極的な営業活動をしてまいりました。

しかしながら、前年同四半期と比べ、売上高は、83億30百万円と10億79百万円(前年同四半期比△11.5%)の減収、営業利益は、57百万円と1億96百万円(前年同四半期比△77.3%)の減益、経常利益は、77百万円と1億93百万円(前年同四半期比△71.3%)の減益、親会社株主に帰属する四半期純利益は、53百万円と1億28百万円(前年同四半期比△70.7%)の減益となりました。

各セグメント別の経営成績は、以下のとおりであります。

なお、当第1四半期連結累計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、前第1四半期連結累計期間との比較・分析は変更後の区分に基づいて記載しております。

(インダストリー)

インダストリーは、国際的な経済環境が拡大を見せている国際紛争や、中国経済の停滞などのマイナス材料が多く見受けられ、明るい材料は乏しい状況です。

この結果、売上高は、41億75百万円と4億29百万円(前年同四半期比△9.3%)の減収、セグメント利益(売上総利益)は、アグロ関連のリベート増加などで4億20百万円と29百万円(前年同四半期比7.5%)の増益となりました。

(メディカル)

メディカルは、各施設で新型コロナウイルス感染症の検査数の減少や検査方法の変更により大幅に減少となりました。

この結果、売上高は、36億37百万円と6億15百万円(前年同四半期比△14.5%)の減収、セグメント利益(売上総利益)は、2億93百万円と1億10百万円(前年同四半期比△27.3%)の減益となりました。

(アカデミア・ライフサイエンス)

コロナ関連の国の特別予算がなくなったことなどにより、前年同期を下回りました。この結果、売上高は、5億18百万円と34百万円(前年同四半期比△6.2%)の減収、セグメント利益(売上総利益)は、46百万円と28百万円(前年同四半期比△38.3%)の減益となりました。

 

 

当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ、7億61百万円増加し、196億81百万円となりました。また、負債につきましては、前連結会計年度末に比べ、7億52百万円増加し、124億4百万円、純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ、8百万円増加し、72億77百万円となりました。

主な内容は以下のとおりであります。

(資産)

資産の増加の主な要因は、ソフトウエア仮勘定が、4億19百万円減少したものの、ソフトウエアが3億74百万円、リース投資資産が3億39百万円、現金及び預金が1億33百万円及び商品が1億27百万円増加したことによるものであります。

(負債)

負債の増加の主な要因は、支払手形及び買掛金が3億54百万円及びリース債務が3億43百万円増加によるものであります。

(純資産)

純資産の増加の主な要因は、利益剰余金が40百万円減少したものの、その他有価証券評価差額金が50百万円増加によるものであります。

 

(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。

 

(3) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。