第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、景気は持ち直しに向かう動きがありました。しかしながら、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化による原材料及びエネルギー価格の高騰による物価上昇など、経済の先行きに係る不透明な状況が続いており、予断を許さない状況にあります。

このような経済状況の中で、当社グループはビジネス環境の変化に対応するため体質を強化し、積極的な営業活動をしてまいりました。

しかしながら、前年同四半期と比べ、売上高は、166億17百万円と18億28百万円(前年同四半期比△9.9%)の減収、営業利益は、2億76百万円と2億56百万円(前年同四半期比△48.2%)の減益、経常利益は、3億1百万円と2億50百万円(前年同四半期比△45.3%)の減益、親会社株主に帰属する四半期純利益は、2億10百万円と1億56百万円(前年同四半期比△42.6%)の減益となりました。

各セグメント別の経営成績は、以下のとおりであります。

なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、前第2四半期連結累計期間との比較・分析は変更後の区分に基づいて記載しております。

(インダストリー)

国際的な経済環境は、拡大を見せている国際紛争や、中国経済の停滞などのマイナス材料が多く見受けられます。一方では、半導体業界の設備投資が上向いてきている状況です。

この結果、売上高は、83億35百万円と7億45百万円(前年同四半期比△8.2%)の減収、セグメント利益(売上総利益)は、アグロ関連のリベート増加などで8億45百万円と71百万円(前年同四半期比9.2%)の増益となりました。

(メディカル)

各施設で新型コロナウイルス感染症の検査数の減少や検査方法の変更により、前年同期を下回りました。

この結果、売上高は、71億4百万円と9億50百万円(前年同四半期比△11.8%)の減収、セグメント利益(売上総利益)は、6億78百万円と1億15百万円(前年同四半期比△14.5%)の減益となりました。

(アカデミア・ライフサイエンス)

コロナ関連の国の特別予算がなくなったことなどにより、前年同期を下回りました。この結果、売上高は、11億78百万円と1億32百万円(前年同四半期比△10.1%)の減収、セグメント利益(売上総利益)は、1億46百万円と41百万円(前年同四半期比△22.3%)の減益となりました。

 

当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ、8億37百万円増加し、197億58百万円となりました。また、負債につきましては、前連結会計年度末に比べ、4億79百万円増加し、121億31百万円、純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ、3億58百万円増加し、76億27百万円となりました。

主な内容は以下のとおりであります。

(資産)

資産の増加の主な要因は、ソフトウエア仮勘定が、4億19百万円減少したものの、ソフトウエアが、3億53百万円、投資有価証券が3億44百万円、リース投資資産が3億26百万円及び商品が2億0百万円増加したことによるものであります。

(負債)

負債の増加の主な要因は、リース債務が3億22百万円及び支払手形及び買掛金が1億35百万円増加によるものであります。

(純資産)

純資産の増加の主な要因は、その他有価証券評価差額金が2億39百万円及び利益剰余金が1億16百万円増加によるものであります。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、89百万円増加し、21億95百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は、以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果、取得した資金は、2億26百万円(前年同四半期は、1億85百万円の取得)となりました。これは主に、棚卸資産の増加額2億0百万円、法人税等の支払額91百万円があったものの、税金等調整前四半期純利益3億13百万円、仕入債務の増加額1億42百万円があったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果、支出した資金は、53百万円(前年同四半期は、2億88百万円の支出)となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入75百万円があったものの、無形固定資産の取得による支出1億8百万円、有形固定資産の取得による支出42百万円があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果、支出した資金は、82百万円(前年同四半期は、46百万円の支出)となりました。これは主に、短期借入れによる収入18億95百万円があったものの、短期借入金の返済による支出18億46百万円、配当金の支払額94百万円があったことによるものであります。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。