第2【事業の状況】

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営方針

当社グループは、「社会への貢献」、「企業の永続」、「社員の幸せ」の三つを企業理念として、お客様、仕入先様、当社の三者が共に発展する三位一体経営の実践を社業の基本としております。

経営の基本理念としては、「人と環境に優しい住まい方の創造と提案で社会貢献します」を企業コンセプトとして、堅実な経営による安定した財務体質の維持に注力してまいります。

グループ会社間においては、各社の機能を十分に発揮してグループ総合力の強化を図り、経営の効率化を進めてまいります。

(2)経営戦略等

① 提案型モデル住宅の全国展開

卸売事業においては、創業より北海道を営業基盤とした事業展開を行ってまいりましたが、近年では営業所の新設等により本州における基盤づくりを推進しております。当社のプライベートブランドである「Skogのいえ」は、自然素材を活かした環境に優しい提案型モデル住宅です。この「Skog」ブランドを強化するために、加盟店と協力してモデル住宅の全国展開を行っております。

② お客様に愛される店舗づくり

小売事業においては、お客様の満足度向上が最大のテーマと考えております。大型店経営による品揃えと価格の優位性により、お客様の利便性を追求してまいります。ペット部門、DIY部門においては特色あるイベントの実施により、消費の掘り起こしに努めてまいります。リアル店舗の強みを生かすことで、ファンづくりの拡大を図ってまいります。

③ グループ戦略の強化

サッシ・ガラス施工事業を行う東洋ガラス工業㈱、足場レンタル事業を行う㈱キムラリースなどの関連会社と共に、取引先・お客様のご要望により幅広く対応することで、当社グループ全体でのシナジー効果を高め収益基盤の拡大を目指しております。

(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社グループは、企業価値の向上のために収益性を重視するとともに、財務基盤の安定に注力しております。このため、売上総利益を常に意識した営業活動を行っております。自己資本の充実を図りながら、売上高経常利益率およびROEを重要な指標として、その向上に取り組んでおります。

(4)経営環境

当社を取り巻く経営環境は、卸売事業の営業基盤であります住宅業界におきまして、新設住宅着工戸数は、金融機関のアパートローン審査の厳格化により減少基調が続き、全国、当社の主力市場である北海道ともに前年を下回りました。2020年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響から、工期の遅延や住宅イベント自粛が発生しており、住宅投資は下振れる思われますが具体的な数字の予想を行うことは困難であると考えます

小売事業におきましては、消費者の節約志向は根強く、個人消費の動向は不透明な状況が続くと予想されます。同業他社との競合、業態を越えた販売競争、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言発令による個人消費の落ち込みもあり、厳しい経営環境が続くものと思われます

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

① 卸売事業

当社グループの中核事業であり、以下の施策をもって収益の拡大を図ります。

営業基盤である北海道においては、きめ細かな営業展開と顧客ニーズに沿った提案を行いシェアの維持に努めてまいります。本州方面においては提案型モデル住宅の積極的な展開と、自然素材を活かしたプライベートブランドの浸透を図り、収益基盤の拡大に努めます。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響から厳しい環境が続くものと予想され、住宅における換気の重要性を訴求できる商品を中心に販売拡大を図ります。

② 小売事業

当社の属するホームセンター業界は、本州系大型店の更なる出店や業態を超えた販売競争もあり、厳しい経営環境が続くものと予想されます。このような環境の下、当社は「お客様の喜びが、私達の喜びです」を基本理念として、リアル店舗の強みを生かし、よりお客様のお役に立つ店舗営業戦略を推し進めてまいります。お客様満足度向上への接遇改善、適正価格による販売と在庫戦略による仕入れ価格の引き下げ、新部門の開発と展開、各事業部の経営基盤強化により収益力の向上を目指します。テナント誘致による集客力向上、ペット専門店の多店舗展開などを行い、持続的な成長が可能となる経営体質の構築を進めてまいります。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響から厳しい経営環境となることが予想されますが、ホームセンターは「社会のインフラ」として生活必需品の供給を止めない事を求められていると認識し、役割を果たしてまいります。

2【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものでありますが、経営成績に与える影響を合理的に見積ることはいずれも困難であるため、記載を省略しております。

(1)業種的リスク

① 卸売事業

当社グループは主たる事業として、建設資材の卸売を行っております。当社の取扱商品の品目は多岐にわたっておりますが、その大半が住宅関連資材であり、それら商品の販売は、新設住宅着工戸数の増減等の住宅市場の動向に左右されるため、今後の人口減少、国内経済の停滞などにより、住宅関連資材の需要が低迷した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当該リスクが顕在化する可能性が新型コロナウイルス感染症の拡大により高まっている状況であり、住宅の安全性に訴求する施策を打ち出しております。

② 小売事業

当社グループは4店舗の大型ホームセンターと2店舗のペット専門店を運営しております。

近年ホームセンター業界では同業他社、他業種との競争激化、ネット販売など消費行動の多様化が進んでおり、また再編による寡占化が進行しております。今後、運営している店舗近隣に同業他社の出店や他業種からの参入があった場合、また、冷夏、暖冬等の天候不順による季節商品の需要低下が、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。現在のところ、当該リスクが高まっているとの認識はありません。

(2)営業基盤の集中について

当社グループの事業は北海道地域を中心に展開しており、現状では北海道内における売上高の連結売上高全体に占める割合は約9割であり、当該地域への依存度が高くなっております。

このため、当社グループの事業は北海道固有の経済環境や建設需要等の動向に影響を受けております。また、北海道内における人口減少問題が深刻化するにつれ、卸売、小売事業ともに影響を受けることが予想されます。当社グループは、これからも地域集中リスク等を低減させるため、北海道内における事業基盤強化に加え、北海道地域外における事業展開の強化を推進しておりますが、当面は当該依存が継続されることが想定されます。これらの動向により当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(3)取引先に対する信用リスクについて

当社グループの主要な取引先は、国内の建材販売店、工務店および建築関連業者であります。当社グループは、取引先の経営状況に応じた与信枠設定および継続的な経営状態の把握により売上債権に係る信用リスクの低減に努めております。しかしながら、外部環境の急激な変化や取引先における業績や資金繰りの悪化等により貸倒れ等が発生する可能性があり、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当該リスクが顕在化する可能性が新型コロナウイルス感染症の拡大により高まっている状況であり、与信管理のさらなる徹底を行っております。

(4)災害等のリスク

地震または火災等による災害により、当社グループの事業拠点、店舗等が損害を受ける可能性があります。当社グループはコンピューター・システムによる集中管理方式で情報処理を行っております。その設備の保全、安全対策については、充実した設備を有する専門的な施設において運用するなどの対策を講じておりますが、万一その設備または当社グループの事業拠点、店舗等が損害を被った場合、業務処理の停滞、遅延、商品の損害等が発生する可能性があります。また、インフラやサプライチェーンに大きな被害があった場合には商品の確保が困難になり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性がありますが、災害発生の予測は現在のところ不可能であるため、災害発生時には迅速な情報収集によって適切な対応策を講じることとしております。

(5)固定資産の減損に関するリスク

当社グループは、保有する固定資産に対して減損会計基準に基づき適切な減損処理を実施しております。しかしながら、保有する固定資産の価値が著しく低下した場合には追加の減損処理が必要となります。このような場合には、当社グループの業績と財政状況に影響を及ぼす可能性がありますが、提出日時点で減損リスクが高まっている固定資産はないものと認識しております。

(6)新型コロナウイルス等、感染症拡大に関するリスク

新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令は、わが国経済に大きな影響を与えております。

今後の収束時期は不明ですが、自粛要請に伴う経済活動の収縮が一定期間継続したことで、企業収益、個人所得の大幅な落ち込みは避けられない見通しです。将来的に新設住宅着工戸数の減少が予想され、卸売事業の売上が減少する可能性があります。その為、経営会議においてエアセーブを始めとした換気関連商品の販売強化等の対応策を検討し、業績への影響を最小限に留める取り組みを行っております。感染拡大が懸念される局面では、出勤調整・WEB会議等の対応を行っております。

また、個人消費低迷に伴う小売事業の売上が減少する可能性があります。新型コロナウイルス感染拡大の影響から厳しい経営環境となることが予想されますが、ホームセンターは「社会のインフラ」として生活必需品の供給を止めない事を求められていると認識し、役割を果たしてまいります。

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。

① 財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度におけるわが国経済は、消費税増税による消費の冷え込みに加え、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大からインバウンド消費が急減し、外出の自粛により宿泊・飲食サービスなどの対個人サービスが大幅に悪化しました。東京オリンピック、パラリンピックの開催延期等による経済活動の低迷は、リーマンショックを超えるものとなっております。新型コロナウイルスの感染拡大により世界的な景気後退が懸念されております

卸売事業に影響を与える住宅業界におきましては、金融機関のアパートローン審査の厳格化により貸家の減少基調が続いており、消費税増税の影響もあって住宅投資は弱い動きとなっております。2020年4月以降については、政府による緊急事態宣言によって経済活動の自粛がありましたが、5月末には宣言が解除されたことから緩やかに業況は回復していくものと見込まれ、2021年3月頃までの収束を見込んでおります。

小売事業に影響を与える個人消費は、新型コロナウイルス感染拡大を懸念し、買い控えと一部商品の買い溜めが起きるといった偏りがありましたが、当社グループへの影響はありませんでした。また、2020年4月以降においては、来店客数・売上ともに前年を上回る水準で推移しており、今後の業績に与える影響は軽微であると見込まれます。

このような状況のもと、当社グループでは、オリジナルプライベート商品などの新商品開発への積極的な取組みと、顧客サービスの強化に努めてまいりました。これらの結果、売上高327億10百万円(前連結会計年度比0.4%増)、営業利益15億90百万円(同7.5%増)、経常利益16億47百万円(同6.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益7億94百万円(同3.2%増)となりました。

セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

卸売事業

2020年3月累計の全国における新設住宅着工戸数は883,687戸(前年同期比7.3%減)、当社の主力市場である北海道で32,486戸(同9.2%減)と前年を下回りました。その中で当社の業績に大きく影響を及ぼす持家は、全国で283,338戸(前年同期比1.5%減)と前年を下回りましたが、北海道で11,821戸(同0.7%増)と前年を上回りました。

このような状況のもと、営業店支援のための提案型モデル住宅「Skogのいえ」の全国展開とその商品群のブランド化を進め、自然素材の輸入関連商品、床下冷暖房システム「Air Volley」などの新商品開発と販売強化に努めてまいりました。しかしながら、今年度は本社移転に係る諸費用、Windows7サポート切れに伴うパソコン入替費用など一過性の費用発生があり、売上高114億80百万円(前連結会計年度比1.7%減)、営業利益8億37百万円(同5.2%減)となりました。

商品分類別売上実績

(単位:百万円)

 

 

 

住宅金物

住宅資材

住器・EX

輸入商材

機械工具

ビル用資材

住宅その他

合計

2019年3月期

1,684

4,360

3,055

1,034

823

398

789

12,143

2020年3月期

1,709

4,376

3,005

875

751

450

774

11,940

前年同期比(%)

101.5%

100.4%

98.4%

84.6%

91.3%

113.0%

98.1%

98.3%

(注)上記の売上実績には、セグメント間の内部売上を含んでおります。

小売事業

ホームセンター業界においては、同業他社、他業種との競争の激化が続いており、依然として厳しい経営環境にあります。このような状況のもと、お客様満足度の向上と接客力の強化に努め、また適正価格での販売と経費削減による収益面の改善を図ってまいりました。これらの結果売上高184億77百万円(前連結会計年度比0.0%増)、営業利益8億44百万円(同23.4%増)となりました。

部門別売上実績

(単位:百万円)

 

 

 

日用品

レジャー

資材

ガーデン

インテリア

その他

RE事業

合計

2019年3月期

4,732

4,328

5,578

1,027

1,535

115

1,161

18,476

2020年3月期

4,550

4,542

5,482

1,009

1,557

133

1,209

18,482

前年同期比(%)

96.2%

105.0%

98.3%

98.2%

101.4%

115.1%

104.2%

100.0%

(注)上記の売上実績には、セグメント間の内部売上を含んでおります。

不動産事業

前年度に行った既存賃貸建物の建て替えによる収入増とホームセンターへの新テナント入居により、売上高3億39百万円(前連結会計年度比36.8%増)、営業利益2億35百万円(同39.9%増)となりました。

足場レンタル事業

業務の効率化による生産性の向上と経費削減に努めておりますが、今年度は安全衛生管理の観点から現場作業員の班構成見直しを行い、売上高9億18百万円(前連結会計年度比11.8%減)営業損失6百万円(前連結会計年度は営業利益48百万円)となりました。

サッシ・ガラス施工事業

工事現場での設計、監理、施工の基本を徹底することで業務の効率化に努めており、売上高14億94百万円(前連結会計年度比30.3%増)、営業利益80百万円(同255.5%増)となりました。

② キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、当連結会計年度末には28億35百万円となり、前連結会計年度末より11億41百万円の減少となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果による資金の増加は19億60百万円(前連結会計年度は21億92百万円の獲得)となりました。

これは主に、税金等調整前当期純利益が15億85百万円、減価償却費が7億13百万円及び、法人税等の支払額5億96百万円等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果による資金の減少は5億99百万円(前連結会計年度は8億50百万円の使用)となりました。

これは主に、有形固定資産の売却による収入4億85百万円がありましたが、有形固定資産の取得による支出10億31百万円等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果による資金の減少は25億1百万円(前連結会計年度は8億66百万円の使用)となりました。

これは主に、短期借入金及び長期借入金の返済による支出13億72百万円、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出9億23百万円等によるものであります。

③ 生産、受注及び販売の実績

a.商品仕入実績

当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

前年同期比(%)

卸売事業(千円)

9,790,176

97.8

小売事業(千円)

12,494,210

101.4

不動産事業(千円)

116,458

101.3

足場レンタル事業(千円)

433,072

73.2

サッシ・ガラス施工事業(千円)

1,116,731

139.4

合計(千円)

23,950,649

100.4

(注)1.上記の商品仕入実績は、セグメント間の取引高を消去した金額となっております。

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

b.販売実績

当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

前年同期比(%)

卸売事業(千円)

11,480,957

98.3

小売事業(千円)

18,477,446

100.0

不動産事業(千円)

339,359

136.8

足場レンタル事業(千円)

918,076

88.2

サッシ・ガラス施工事業(千円)

1,494,403

130.3

合計(千円)

32,710,243

100.4

(注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績は、総販売実績に対する割合が10%以上に該当する販売先がないため省略しております。

2.上記の販売実績は、セグメント間の取引高を消去した金額となっております。

3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績等は、以下のとおりであります。

当連結会計年度は、新中期経営計画(2018~2020年度 3ヵ年計画)の2ヵ年目としてグループ全体の成長戦略を推進してまいりました。

a.提案型モデル住宅の全国展開

卸売事業におきましては、各種広告媒体・雑誌等により「Skog」ブランドの認知度向上に努めております。モデル住宅建設の全国展開、ブランディング戦略の実施によりブランドイメージの浸透に取り組んでまいります。

b.お客様に愛される店舗づくり

小売事業におきましては、お客様満足度の向上を目指し接客力の強化に努めております。リアル店舗の強みを活かし、お客様に満足して頂ける店づくりを心がけ、利便性の向上を追求してまいります。

c.グループ戦略の強化

事業間シナジーの創出と最大化を目指し、引き続きグループ全体での成長戦略の確立に努めてまいります。

経営成績の分析

(売上高)

当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ1億19百万円増加し、327億10百万円(前連結会計年度比0.4%増)となりました。各報告セグメントの外部顧客に対する売上高の連結売上高に占める割合は、卸売事業が35.1%、小売事業が56.5%、不動産事業が1.0%、足場レンタル事業が2.8%、サッシ・ガラス施工事業が4.6%となりました。

(売上総利益)

当連結会計年度における売上総利益は、前連結会計年度に比べ2億45百万円増加し、88億37百万円(前連結会計年度比2.9%増)となりました。また、売上高総利益率は、前連結会計年度に比べ0.7ポイント増加し、27.0%となりました。

(営業利益)

当連結会計年度における営業利益は、前連結会計年度に比べ1億10百万円増加し、15億90百万円(前連結会計年度比7.5%増)となりました。また、売上高営業利益率は、前連結会計年度に比べ0.3ポイント増加し、4.9%となりました。

(経常利益)

当連結会計年度における営業外収益は、前連結会計年度に比べ12百万円減少し、1億68百万円(前連結会計年度比6.7%減)となりました。

営業外費用は、前連結会計年度に比べ7百万円減少し、1億11百万円(同6.4%減)となりました。

以上の結果、当連結会計年度の経常利益は前連結会計年度に比べ1億6百万円増加し、16億47百万円(同6.9%増)となりました。

(親会社株主に帰属する当期純利益)

当連結会計年度における特別利益は、固定資産売却益の計上により、前連結会計年度に比べ2億74百万円増加し、2億96百万円(前連結会計年度は22百万円)となりました。特別損失は、固定資産圧縮損、投資有価証券評価損及び固定資産除売却損の計上により、前連結会計年度に比べ3億14百万円増加し、3億58百万円(前連結会計年度は44百万円)となりました。

以上の結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、7億94百万円(同3.2%増)となりました。

財政状態の分析

(資産)

当連結会計年度末の総資産は、239億91百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億78百万円減少しました。これは主に現金及び預金が11億40百万円減少したことによるものであります。

(負債)

当連結会計年度末の負債は、111億68百万円となり、前連結会計年度末に比べ11億23百万円減少しました。これは主に短期借入金が5億46百万円、長期借入金が8億26百万円それぞれ減少したことによるものであります。

(純資産)

当連結会計年度末の純資産は、128億23百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億55百万円減少し、自己資本比率は、46.6%となりました。

経営成績に重要な影響を与える要因について

当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、競合他社との競争激化等様々なリスク要因があると認識しております。

特に北海道地域への依存は連結売上高に占める割合が非常に高く、道内経済が停滞した場合、業績に与える影響は深刻になると懸念されます。

当社単独で道内外の売上比率の乖離を縮小する事を目標に、経営資源の分散に努めてまいります。

経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、次のとおりであります。

売上高は計画比7億89百万円減(2.4%減)となりました。売上総利益は計画比37百万円増(0.4%増)となりました。経常利益は計画比2百万円増(0.1%増)となりました。売上高経常利益率は5.0%となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は計画比4百万円増(0.6%増)となりました。ROEは親会社株主に帰属する当期純利益が計画に達したことにより、7.3%となりました。

指標

2020年3月期

(計画)

2020年3月期

(実績)

2020年3月期

(計画比)

売上高

33,500百万円

32,710百万円

789百万円減(2.4%減)

売上総利益

8,800百万円

8,837百万円

37百万円増(0.4%増)

経常利益

1,645百万円

1,647百万円

2百万円増(0.1%増)

売上高経常利益率

4.9%

5.0%

 

親会社株主に帰属する

当期純利益

790百万円

794百万円

4百万円増(0.6%増)

ROE

(自己資本利益率)

7.2%

7.3%

 

 

セグメントごとの財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

セグメントごとの財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。

② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

キャッシュ・フローの状況の分析

当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

資本の財源及び資金の流動性について

当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。

当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、子会社株式の取得等によるものであります。

当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。

短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。現在のところ、緊急での資金調達が必要な状況には無く、自己資金と従来からの借入金によって企業活動は円滑に行われております。

なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は62億57百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は28億35百万円となっております。十分な流動資金を有しており、従来どおりの資金の配分を行っていく事を考えております。

 

③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。

当社グループの連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における資産、負債の報告金額及び収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、判断及び仮定を使用することが必要となります。当社グループの経営陣は連結財務諸表作成の基礎となる見積り、判断及び仮定を過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。また、現時点で新型コロナウイルス感染症の収束時期を2021年3月頃と想定しておりますが、当社グループの業績への影響は限定的であると仮定して当連結会計年度の会計上の見積りを行っております。しかしながら、これらの見積り、判断及び仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。

繰延税金資産

当社グループは、繰延税金資産について、その回収可能性を考慮して、評価性引当額を計上しております。評価性引当額を計上する際には、将来の課税所得を合理的に見積っております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するので、その見積額が減少した場合は繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。

なお、連結財務諸表の作成のための重要な会計基準等は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりであります。

4【経営上の重要な契約等】

技術援助等を受けている契約

契 約 会 社 名

相手方の名称

契    約    内    容

契  約  期  間

㈱ジョイフルエーケー

(連結子会社)

㈱ジョイフル本田

商品構成、商品開発、情報システム、教育システム等の指導

2001年4月9日から

2020年4月8日まで

㈱ジョイフルエーケー

(連結子会社)

アークランドサカモト㈱

商品構成、商品開発、情報システム、教育システム等の指導

2001年4月9日から

2019年4月8日まで

以後1年ごとの自動更新

(注)1.上記については指導料として一定額を支払っております。

2.上記契約は、有価証券報告書提出日現在、契約期間満了により終了しております。

5【研究開発活動】

 該当事項はありません。