第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当第2四半期連結累計期間における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。なお、文中の分析に関する事項は、当第2四半期連結会計期間末現在における当社経営者の認識に基づいております。

 

(1) 経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年9月30日、以下「当第2四半期」という)におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による外出自粛や休業要請等により、景気が急速に悪化いたしました。緊急事態宣言の解除以降、個人消費は次第に持ち直しつつあるものの、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。

当カラオケ業界におきましても、緊急事態宣言とそれに伴う休業要請等により、ナイト市場・カラオケボックス市場ともに多くの店舗が長期間の休業あるいは短縮営業を余儀なくされたほか、宣言解除後においても、国内におけるコロナ禍の影響が長期化していることから消費者のマインド回復には至っておらず、厳しい経営環境が継続しております。

このような状況のなか、当社グループにおきましても、感染拡大防止とお客様及び従業員の安全確保の観点から、カラオケ・飲食店舗事業において1か月以上にわたり全店舗を休業としたほか、一時的に営業部門や本社業務を縮小するなどの対応を行いました。6月中旬以降は店舗も含めて概ね通常通りの営業体制となっておりますが、中核事業である業務用カラオケ事業及びカラオケ・飲食店舗事業のいずれにおいても、新型コロナウイルス感染拡大のマイナス影響が継続していることから、当第2四半期におきましては、引き続きコスト削減等、収益の改善を図るとともに、手元資金の流動性を確保し財務基盤の強化に努めました。

なお、コロナ禍における緊急事態宣言や各種要請を受け、こうした対応に起因する費用を「新型コロナウイルス関連損失」として、総額6,258百万円を特別損失に計上しているほか、雇用調整助成金をはじめとする各種給付金の受取分を「助成金収入」として、総額2,360百万円を特別利益に計上しております。

以上の結果、当第2四半期の業績は、売上高は42,778百万円(前年同期比39.8%減)、営業損失は1,642百万円(前年同期は9,993百万円の利益)、経常損失は746百万円(前年同期は10,697百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失につきましては、3,881百万円(前年同期は6,655百万円の利益)となりました。

 

 

 

 

(百万円)

 

前第2四半期
累計

当第2四半期
累計

対前期増減

増減率

売  上  高

71,018

42,778

△28,240

△39.8%

営 業 利 益

9,993

△1,642

△11,636

経 常 利 益

10,697

△746

△11,443

親会社株主に帰属する四半期純利益

6,655

△3,881

△10,537

 

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

 

 

(業務用カラオケ)

当事業におきましては、コロナ禍により顧客店舗であるスナック・バーなどのナイト店舗やカラオケボックス店舗の多くが長期間の休業や短縮営業を余儀なくされ、緊急事態宣言解除後においても集客に苦戦を強いられたことから、機器賃貸料及び情報提供料において、事業者支援の観点から一部減免の施策などを実施しております。また、顧客店舗に対しては、感染予防関連商品の提案・販売など、集客支援の一助となるべく取組みを実施しております。介護施設等のエルダー市場では施設への出入りが制限されるなかで、高齢者の機能訓練に対するカラオケ活用のニーズは高まっており、YouTubeチャンネルの開設やリモート営業など、現状に対応したサービスの提供に努めました。

以上の結果、コロナ禍の影響により、昨年10月に発売した「LIVE DAM Ai(ライブダムアイ)」を含め商品出荷が軟調に推移したほか、顧客店舗の休業・減免対応による機器賃貸料収入及び情報提供料収入の一時的な減少、及び閉店や減室に伴う稼働台数減少などの影響により、売上高は前年同期比22.1%の減収となり、営業利益は前年同期比30.5%の減益となりました。

なお、減免施策に係る固定費等1,586百万円を「新型コロナウイルス関連損失」に振替え計上しております。

 

 

 

 

(百万円)

 

前第2四半期
累計

当第2四半期
累計

対前期増減

増減率

売  上  高

31,043

24,178

△6,864

△22.1%

営 業 利 益

7,298

5,069

△2,229

△30.5%

 

 

 (カラオケ・飲食店舗)

当事業におきましては、感染拡大防止とお客様及び従業員の安全確保の観点から、4月~5月で1か月以上にわたりカラオケ・飲食全店舗を臨時休業といたしましたが、グループ共通の感染予防対策を実施の上、6月中旬以降は概ね全店で営業を再開いたしました。7月後半から8月にかけて全国的に感染が再拡大したことで一旦状況は後退したものの、9月は再び回復に転じております。しかしながら、土日を中心としたプライベート利用は一定の回復が見える一方で、企業による会食の自粛や都心部を中心としたリモートワークの広がり等により、平日夜の集客にはいまだ弱さが見えるなど、回復は緩やかに推移しております。

なお、8月以降、関西地区において学生・若年層をターゲットとした新たなカラオケ業態「飲み放題付きカラオケ メガビッグ」3店舗をオープンしたほか、9月には既存の飲食店舗のキッチンを活用したデリバリー専門業態「壱の釜飯」、「壱の唐揚げ」を立ち上げるなど、新規顧客の開拓に努めております。

以上の結果、売上高は前年同期比64.4%の減収となり、5,843百万円の営業損失となりました。

なお、休業期間中の運営店舗の固定費等4,633百万円を「新型コロナウイルス関連損失」に振替え計上しております。

 

 

 

 

(百万円)

 

前第2四半期
累計

当第2四半期
累計

対前期増減

増減率

売  上  高

31,441

11,184

△20,257

△64.4%

営 業 利 益

3,185

△5,843

△9,029

 

 

(音楽ソフト)

当事業におきましては、新型コロナウイルスの影響による新曲の発売延期などの影響を受けるなか、販売費等のコストコントロールに努めました。

以上の結果、売上高は前年同期比23.2%の減収となったものの、営業費用が減少したことにより、営業利益は前年同期比154.6%の増益となりました。

 

 

 

 

(百万円)

 

前第2四半期
累計

当第2四半期
累計

対前期増減

増減率

売  上  高

3,867

2,970

△896

△23.2%

営 業 利 益

47

120

73

154.6%

 

 

 

(その他)

当事業におきましては、外出自粛に伴う巣ごもり需要により、コンシューマー向けストリーミングカラオケサービス「カラオケ@DAM」は好調に推移したものの、飲食店・カラオケ店への設置が多いBGM事業などにおいてはマイナス影響を受けております。

新規事業として「ザ・パーク」ブランドで推進しておりますコインパーキング事業におきましては、駐車場の新規開設が好調に推移しております。4~5月は外出自粛の影響により稼働が減少したものの、6月以降徐々に回復しており、9月には前年の9割を超える水準まで回復しております。

以上の結果、売上高は前年同期比4.8%の減収となり、営業利益におきましては、前年同期比71.8%の減益となりました。

 

 

 

 

(百万円)

 

前第2四半期
累計

当第2四半期
累計

対前期増減

増減率

売  上  高

4,666

4,444

△222

△4.8%

営 業 利 益

819

231

△588

△71.8%

 

 

(2) 財政状態の状況

当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ25,761百万円増加し、207,328百万円となりました。

これは主に、流動資産の現金及び預金が24,369百万円増加したことによるものであります。

負債の部につきましては、前連結会計年度末に比べ34,582百万円増加し、79,944百万円となりました。

これは主に、流動負債の短期借入金が16,552百万円、固定負債の長期借入金が21,568百万円それぞれ増加したことによるものであります。

純資産の部につきましては、前連結会計年度末に比べ8,820百万円減少し、127,384百万円となりました。

これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失による利益剰余金の減少3,881百万円、剰余金の配当による利益剰余金の減少3,210百万円及び自己株式の取得による減少2,280百万円によるものであります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ24,361百万円増加し、71,593百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果使用した資金は、税金等調整前四半期純損失が4,952百万円、減価償却実施額が7,434百万円、たな卸資産の増加額が1,526百万円及び仕入債務の減少額が2,738百万円等により、1,595百万円(前年同四半期連結累計期間は11,489百万円の獲得)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は、有形固定資産の取得による支出が2,883百万円、無形固定資産の取得による支出が1,615百万円、映像使用許諾権の取得による支出が522百万円及び敷金及び保証金の差入による支出が451百万円等により、前年同四半期連結累計期間に比べ2,545百万円減少し、5,555百万円となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果得られた資金は、長期借入れによる収入が31,610百万円等により、31,511百万円(前年同四半期連結累計期間は10,299百万円の使用)となりました。

 

(4) 生産、受注及び販売の実績

当第2四半期連結累計期間において、販売の実績が著しく減少しております。詳細につきましては、「(1) 経営成績の状況」をご参照ください。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。