当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年12月31日、以下「当第3四半期」という)におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による外出自粛や休業要請等により、景気が急速に悪化いたしました。5月に緊急事態宣言が解除されて以降、個人消費持ち直しの兆しはあるものの、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
当カラオケ業界におきましても、緊急事態宣言とそれに伴う休業要請等により、ナイト市場・カラオケボックス市場ともに多くの店舗が長期間の休業あるいは短縮営業を余儀なくされたほか、宣言解除後においても感染状況の度重なる再拡大などコロナ禍の影響が長期化しており厳しい経営環境が継続しております。
このような状況のなか、当社グループにおきましても、感染拡大防止とお客様及び従業員の安全確保の観点から、カラオケ・飲食店舗事業において1か月以上にわたり全店舗を休業としたほか、一時的に営業部門や本社業務を縮小するなどの対応を行いました。6月中旬以降は店舗も含めて概ね通常通りの営業体制となったものの、中核事業である業務用カラオケ事業及びカラオケ・飲食店舗事業のいずれにおいても、新型コロナウイルス感染拡大のマイナス影響が継続していることから、手元資金の流動性を確保し財務基盤強化に努めるとともに、コスト削減等、収益の改善を図りました。
また、コロナ禍における緊急事態宣言や各種要請を受け、こうした対応に起因する費用を「新型コロナウイルス関連損失」として、総額6,258百万円を特別損失に計上しているほか、雇用調整助成金をはじめとする各種給付金の受取分を「助成金収入」として、総額2,746百万円を特別利益に計上しております。
なお、10月以降、感染状況が一定程度落ち着いたこともあり、当第3四半期連結会計期間(2020年10月1日~2020年12月31日)においては黒字決算となっております。
以上の結果、当第3四半期の業績は、売上高は71,232百万円(前年同期比36.3%減)、営業損失は1,171百万円(前年同期は16,484百万円の利益)、経常利益は93百万円(前年同期比99.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失につきましては、3,305百万円(前年同期は11,580百万円の利益)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
当事業におきましては、コロナ禍により顧客店舗であるスナック・バーなどのナイト店舗やカラオケボックス店舗の多くが長期間の休業や短縮営業を余儀なくされ、緊急事態宣言解除後においても集客に苦戦を強いられたことから、機器賃貸料及び情報提供料において、事業者支援の観点から一部減免の施策などを実施いたしました。また、顧客店舗に対しては、感染予防関連商品の提案・販売など、集客支援の一助となるべく取組みを実施しております。介護施設等のエルダー市場では施設への出入りが制限されるなかで、高齢者の機能訓練に対するカラオケ活用のニーズは高まっており、YouTubeチャンネルの開設やリモート営業など、現状に対応したサービスの提供に努めました。
以上の結果、コロナ禍の影響により、2019年10月に発売した「LIVE DAM Ai(ライブダムアイ)」を含め商品出荷が軟調に推移したほか、顧客店舗の休業・減免対応による機器賃貸料収入及び情報提供料収入の一時的な減少、及び閉店や減室に伴う稼働台数減少などの影響により、売上高は前年同期比22.3%の減収となり、営業利益は前年同期比23.8%の減益となりました。
なお、減免施策に係る固定費等1,586百万円を「新型コロナウイルス関連損失」に振替え計上しております。
当事業におきましては、感染拡大防止とお客様及び従業員の安全確保の観点から、4月~5月で1か月以上にわたりカラオケ・飲食全店舗を臨時休業といたしましたが、グループ共通の感染予防対策を実施の上、6月中旬に概ね全店で営業を再開いたしました。営業再開以降は7月後半から8月にかけて全国的に感染が再拡大したことで一旦状況は後退したものの、9月~11月にはGo To Eatキャンペーンの後押しもあって回復基調で推移いたしました。
しかしながら、11月後半からの感染再拡大の影響により、最大の繁忙期となる12月においては企業をはじめとした忘年会自粛の動きが顕著となり、12月単月の当事業の売上高は前年同期比4割程度となりました。
このような状況を受け、当事業ではコストの削減と新たな収入の獲得に注力しております。コスト削減に向けては、店舗家賃の減免交渉など固定費の低減に努めるとともに、コロナ収束後における各店舗の収益性を検討し、カラオケ19店、飲食18店の閉店を行いました。新たな収入の獲得に向けては、学生・若年層をターゲットとした「メガビッグカラオケ」や、東京・丸の内エリア初の大型エンターテインメントスペースとなる「MARUNOUCHI BASE」をはじめ厳選の上、カラオケ15店、飲食7店を出店いたしました。また、既存の飲食店舗のキッチンを活用したデリバリー専門業態として「壱の釜飯」など5業態を立ち上げるなど、新業態の開発及び新規顧客の開拓に努めております。
以上の結果、売上高は前年同期比57.6%の減収となり、8,508百万円の営業損失となりました。
なお、休業期間中の運営店舗の固定費等4,633百万円を「新型コロナウイルス関連損失」に振替え計上しております。
当事業におきましては、新型コロナウイルスの影響による新曲の発売延期などの影響を受けるなか、販売費等のコストコントロールに努めました。
以上の結果、売上高は前年同期比17.8%の減収となったものの、営業費用が減少したことにより、営業利益は前年同期比83.2%の増益となりました。
当事業におきましては、外出自粛に伴う巣ごもり需要により、コンシューマー向けストリーミングカラオケサービス「カラオケ@DAM」は好調に推移したものの、飲食店・カラオケ店への設置が多いBGM事業などにおいてはマイナス影響を受けております。
新規事業として「ザ・パーク」ブランドで推進しておりますコインパーキング事業におきましては、駐車場の新規開設が好調に推移しております。4月~5月は外出自粛の影響により稼働が減少したものの、6月以降徐々に回復しており、9月以降は概ね前年の9割程度の水準まで回復しております。
以上の結果、売上高は前年同期比1.1%の減収となり、営業利益におきましては、前年同期比59.5%の減益となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ22,783百万円増加し、204,350百万円となりました。
これは主に、流動資産の現金及び預金が22,894百万円増加したことによるものであります。
負債の部につきましては、前連結会計年度末に比べ36,368百万円増加し、81,730百万円となりました。
これは主に、流動負債の短期借入金が16,302百万円、固定負債の長期借入金が21,154百万円それぞれ増加したことによるものであります。
純資産の部につきましては、前連結会計年度末に比べ13,585百万円減少し、122,619百万円となりました。
これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失による利益剰余金の減少3,305百万円、剰余金の配当による利益剰余金の減少6,325百万円及び自己株式の取得による減少4,783百万円によるものであります。
当第3四半期連結累計期間において、販売の実績が著しく減少しております。詳細につきましては、「(1) 経営成績の状況」をご参照ください。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。