当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
当第2四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年9月30日、以下「当第2四半期」という)におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による経済活動への制限が継続しており、8月には感染状況が再拡大するなど厳しい状況で推移いたしました。国内でのワクチン接種が進むなど明るい兆しも見られるものの、いわゆる感染第6波への懸念もあり、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当カラオケ業界におきましても、東京をはじめとする大都市圏に対して発出された緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置とそれらに伴う要請が続いたことにより、ナイト市場・カラオケボックス市場ともに多くの店舗が長期間の休業あるいは時短営業を余儀なくされ、感染状況の拡大に伴って対象地域が拡大、対象期間が延長されるなど、厳しい経営環境が継続いたしました。
当社グループにおきましても、4月と7月に発出された2度の緊急事態宣言をはじめ、中核事業である業務用カラオケ事業及びカラオケ・飲食店舗事業のいずれにおいても新型コロナウイルス感染拡大のマイナス影響が継続していることから、「出を抑え、入りを増やす」という方針のもと、手元資金の流動性確保に留意しつつ、店舗家賃の減免交渉など固定費の低減を図る一方で、カラオケ導入先との関係性強化に努め回復局面に備えるとともに、パーキング事業やデリバリー業態の拡充など新たな収益源の開拓を進めました。
なお、雇用調整助成金や時短協力金をはじめとする各種給付金を「助成金収入」として、5,660百万円(前年同期は2,360百万円)を特別利益に計上したほか、コロナ禍における緊急事態宣言への対応に起因する費用を「新型コロナウイルス関連損失」として、6,299百万円(前年同期は6,258百万円)を特別損失に計上しております。
その結果、当第2四半期の業績は、売上高は39,529百万円(前年同期比7.6%減)となり、営業損失は1,945百万円(前年同期は1,642百万円の損失)、経常損失は1,176百万円(前年同期は746百万円の損失)となりました。親会社株主に帰属する四半期純損失につきましては、前年同期に比べ特別利益が3,310百万円増加したことなどにより2,452百万円改善し、1,429百万円の損失(前年同期は3,881百万円の損失)となりました。
また、当第2四半期までを対象とする各種給付金のうち、70億円程度は第3四半期以降の決算において計上する見込みです。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
当事業におきましては、新型コロナウイルス感染拡大に伴う行政からの各種要請により、顧客店舗であるスナック・バーなどのナイト店舗やカラオケボックス店舗の多くが長期間の休業や時短営業を余儀なくされており、前年より取り組んでおります感染予防関連商品の提案・販売などを通じた顧客支援を継続いたしました。介護施設等のエルダー市場においては、オンラインイベントやYouTubeなども活用し、高齢者の健康維持に対し有効なカラオケの活用についての認知拡大に努めました。
4月には本体及びリモコンに抗菌処理を施したナイト市場向け新商品「Cyber DAM+(サイバーダムプラス)」を発売し商品ラインアップを強化したほか、コロナ禍の影響によりイベント・ライブ等の開催中止が相次ぐなかで、過去のライブ映像等も含めた映像コンテンツをさらに充実させることにより、カラオケDAMの商品力強化に努めました。
以上の結果、コロナ禍の影響により商品出荷が軟調に推移したほか、顧客店舗の休業あるいは閉店の増加による稼働台数の減少の影響を受けたものの、前年同期に比べ緊急事態宣言等に伴う減免の規模が縮小したことなどにより売上高は前年同期比4.2%の増収となり、営業利益は前年同期比14.3%の増益となりました。
なお、緊急事態宣言に伴う減免施策に係る固定費599百万円(前年同期は1,586百万円)を「新型コロナウイルス関連損失」に振替え計上しております。
(カラオケ・飲食店舗)
当事業におきましては、カラオケ2店舗の出店及びカラオケ14店舗、飲食2店舗の閉店を行ったことにより、当第2四半期末の店舗数はカラオケ509店舗、飲食176店舗となりました。
各種要請が解除された期間・地域においては集客面で一定の回復も見られたものの、2度に渡る緊急事態宣言やまん延防止等重点措置に伴う要請により、大都市圏においてはカラオケボックスの営業や酒類の提供に制限を受けたことから、休業・時短営業等による影響が期中を通じて継続いたしました。
これらの状況を受け、引き続き店舗賃料の減免交渉等、固定費の低減に努めるとともに、既存店舗のキッチンを活用したデリバリー業態の拡充など「出を抑え、入りを増やす」ための施策を継続する一方で、カラオケの楽しさをより高めることで顧客満足度向上につなげるため、ビッグエコー店舗においては最上位機種である「LIVE DAM Ai(ライブダムアイ)」への入替えを推進したほか、全店全ルームにハーモニーピンク/ホワイトのマイク設置を行いました。また、雇用調整助成金や時短協力金等の助成金を活用し、集客回復時に備え雇用と店舗設備の維持に努めました。
以上の結果、コロナ禍によって多くの店舗で休業・時短営業を余儀なくされた影響により、売上高は前年同期比43.4%の減収となり、6,981百万円の営業損失となりました。
なお、緊急事態宣言に伴う休業期間中の運営店舗の固定費5,667百万円(前年同期は4,633百万円)を「新型コロナウイルス関連損失」に振替え計上しております。
当事業におきましては、新型コロナウイルスの影響による新曲の発売延期やイベント・コンサートの中止による商品販売減少などの影響を受けるなか、販売費等のコストコントロールに努めました。
以上の結果、売上高は前年同期比8.5%の減収となり、営業利益は前年同期比79.5%の減益となりました。
当事業におきましては、前年に続き飲食店・カラオケ店への設置が多いBGM事業などにおいてはコロナ禍のマイナス影響を受けたものの、家庭用カラオケサービス「カラオケ@DAM」は好調に推移いたしました。
新たな収益の柱とするべく「ザ・パーク」ブランドで展開するパーキング事業においては、営業資産の買収を含む新規出店が好調に進展し、当第2四半期末時点で1,600施設、20,000車室を超える規模に拡大いたしました。
以上の結果、売上高は前年同期比19.2%の増収となり、営業利益は前年同期比62.1%の増益となりました。
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ9,991百万円減少し、176,804百万円となりました。
これは主に、流動資産の現金及び預金が9,707百万円減少したことによるものであります。
負債の部につきましては、前連結会計年度末に比べ5,694百万円減少し、75,070百万円となりました。
これは主に、流動負債の未払法人税等が943百万円及びその他に含まれる未払金が4,065百万円それぞれ減少したことによるものであります。
純資産の部につきましては、前連結会計年度末に比べ4,296百万円減少し、101,733百万円となりました。
これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失による利益剰余金の減少1,429百万円及び剰余金の配当による利益剰余金の減少3,107百万円によるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ9,964百万円減少し、57,715百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
営業活動の結果使用した資金は、税金等調整前四半期純損失が2,004百万円、減価償却実施額が6,002百万円、未払金の減少額が3,958百万円及び法人税等の支払額が761百万円等により、前年同四半期連結累計期間に比べ11百万円増加し、1,606百万円となりました。
投資活動の結果使用した資金は、有形固定資産の取得による支出が2,824百万円、無形固定資産の取得による支出が1,428百万円及び事業譲受による支出が1,014百万円等により、前年同四半期連結累計期間に比べ506百万円減少し、5,049百万円となりました。
財務活動の結果使用した資金は、長期借入れによる収入が11,250百万円、長期借入金の返済による支出が11,146百万円及び配当金の支払額が3,105百万円等により、3,314百万円(前年同四半期連結累計期間は31,511百万円の獲得)となりました。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。