また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
該当事項はありません。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府・日銀による経済・金融政策の効果もあり、企業収益や雇用は堅調に推移した一方で、欧米の不安定な政情やアジア・中東で顕在化する地政学リスクなど、先行き不透明な世界経済を反映し、個人消費は依然として力強さに欠ける展開となりました。繊維・ファッション業界におきましても、伸び悩む消費支出に今夏の天候不順が追い討ちをかける形となり、店頭での衣料品販売の不振に伴う春夏商材の受注不足により、一部の高付加価値商材を除いて、総じて低調な状況となりました。
このような状況の下、当社グループは、平成30年3月期を初年度とする3カ年の新中期経営計画「SPARKS 2020」を策定し、「総合力発揮の強化」「新領域への挑戦」「構造改革の実行」の3点を重点方針とし、「新しい商社像」を示せるリーディングカンパニーとなるべく挑戦する意思を明確化しました。その実行に向けて、差別化商材の供給力強化や優良取引先との取り組み深耕、国内外のグループ経営基盤の強化を推進いたしました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は57,341,101千円(前年同期比0.7%減)、営業利益は1,870,360千円(前年同期比15.4%増)、経常利益は1,882,140千円(前年同期比28.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,258,682千円(前年同期比19.5%増)となりました。
事業セグメントの業績は次のとおりであります。
[繊維セグメント]
当第2四半期連結累計期間における繊維セグメントの分野別の経営成績等は次のとおりであります。
<原料分野>
原料分野は、天然繊維原料につきましては、衣料品需要の低迷で国内産地でのテキスタイルの減産傾向に歯止めがかからず、厳しい市場環境が続きました。合成繊維原料は、独自の素材開発に注力した加工糸販売が堅調に推移したほか、作業用手袋や車両内装材向け原料など高付加価値商材の需要も増加しました。
このような状況の下、テキスタイル分野との連携による相乗効果の創出を推進し、優良取引先との取り組み深耕や、生産集約による加工効率向上により、経費を圧縮し収益基盤の強化に努めました。
この結果、原料分野の売上高は9,228,882千円(前年同期比6.6%減)となりました。
<テキスタイル分野>
テキスタイル分野は、国内衣料品需要の低迷を受けて主力のニット生地や綿織物の販売で苦戦が続く一方で、特殊な機械や素材を使い付加価値の高い加工を施した商材の需要は底堅く推移するなど、差別化商材が収益を牽引しました。
このような状況の下、販売戦略の要である「テキスタイル・プロジェクト」において、素材企画力を活かした売れ筋商材開発やグループ会社との合同展示会開催による販売強化に努めました。また営業組織の変更に伴う原料分野との協業強化を意識しながら、戦略商材の開発に注力いたしました。
この結果、テキスタイル分野の売上高は7,322,873千円(前年同期比4.5%増)となりました。
<繊維二次製品分野>
繊維二次製品分野は、百貨店や大手量販店での衣料品販売に復調の兆しが見られず、専門店や専門量販向けの一部商材を除いて、厳しい状況が続きました。夏季の天候不順もマイナス材料となり、レディス・メンズの夏物商戦も低調でした。一方で、ブランド力のある商材の需要は底堅く推移するなど、明暗が分かれる結果となりました。
このような状況の下、当社グループは、企画段階から請け負い製造・供給するODM生産を推進する一方、原料・テキスタイル分野との協業やブランドビジネスの発想を取り入れた新規オリジナル商材の開発を加速し、市場での競争力強化に努めました。
この結果、繊維二次製品分野の売上高は38,510,144千円(前年同期比0.9%増)となりました。
[不動産セグメント]
当第2四半期連結累計期間における不動産セグメントの売上高は208,391千円(前年同期比4.4%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、当第2四半期連結会計期間末日が金融機関の休業日であったため、売上債権が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ、4,429,272千円(67.6%)減少し、当第2四半期連結会計期間末には2,126,468千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動により資金は3,033,288千円減少しました。これは主に売上債権のの増加によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動により資金は402,081千円減少しました。これは主に連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動により資金は997,475千円減少しました。これは主に配当金の支払によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は11,086千円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。