当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当社グループは、経営ビジョンに「先進エレクトロニクスで人と社会とテクノロジーをつなぐエンジニアリングソリューションパートナー」を掲げ、2025年3月期から2027年3月期の3か年を対象とする中期経営計画「Make New Value 2026」を推進しております。
中期経営計画の下、得意領域であるモビリティやモノづくり領域に加え、ロジスティクス・ロボティクス等の隣接業界や、デジタル活用によるエネルギーやスマートシティ等のメガトレンド領域における課題に対し、社内外でのビジネスイノベーション活動を通じて最適なソリューションを創造・提供し、持続可能な社会への貢献と企業価値向上を目指しております。
当中間連結会計期間において、当社グループを取り巻く事業環境は、米国の関税政策の変更等により先行きの不透明感が高まる状況となりました。主要顧客である自動車関連企業においては、生産調整の動きが見られ、加えて前年同期比で円高が進行したこと等が影響し、当中間連結会計期間の売上高は減少いたしました。
損益面につきましては、減収に伴い売上総利益が減少いたしました。さらに、企業価値の持続的な向上を目指し、人的資本への投資や経営統合に関連する費用等、成長戦略を積極的に推進した結果、販売費及び一般管理費が増加いたしました。これらの要因により、当中間連結会計期間の利益は前年同期を下回る結果となっております。
この結果、当中間連結会計期間の売上高は1,269億40百万円(前年同期比3.7%減)となり、営業利益は24億13百万円(前年同期比35.3%減)、経常利益は19億73百万円(前年同期比38.5%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は10億32百万円(前年同期比50.1%減)となりました。
なお、当連結会計期間におきましては、新規採用車種の生産開始時期や、データプラットフォーム関連を中心とした新領域の売上が段階的に増加する見込みであること等から、売上高及び各利益項目は下期偏重となる見通しです。2025年8月8日に公表いたしました「通期業績予想の修正及び中間期業績予想の公表に関するお知らせ」に記載の中間期連結業績予想に対する実績値は、以下のとおり計画を上回る結果となりました。
2026年3月期連結業績予想
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中間連結会計期間 |
通期 |
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予想 |
実績 |
計画比 |
予想 |
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売上高 |
1,250億円 |
1,269億40百万円 |
1.6%増 |
2,700億円 |
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営業利益 |
22億50百万円 |
24億13百万円 |
7.3%増 |
69億円 |
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経常利益 |
17億50百万円 |
19億73百万円 |
12.8%増 |
59億円 |
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親会社株主に帰属する当期純利益 |
8億50百万円 |
10億32百万円 |
21.5%増 |
36億円 |
セグメントの業績は、次のとおりです。
(デバイス事業)
デバイス事業では、電子制御が進む自動車向けシステムLSI等の半導体や電子部品の販売及び技術支援、組込システムのPoC(概念実証)開発支援や組込ソフトウエアを中心とした受託開発事業を行っております。
当中間連結会計期間におきましては、アジア向けを中心に海外需要が堅調に推移し、当社グループのグローバル展開が着実に進展いたしました。一方で、国内市場においては、半導体及び電子部品の需要が一時的に伸び悩み、デバイス事業の売上高は、1,109億31百万円(前年同期比5.0%減)となりました。また、損益面では、為替変動の影響による売上総利益の低下や、将来の成長を見据えた人的投資や物流費用の増加等により、営業利益は、18億57百万円(前年同期比42.8%減)となりました。
(ソリューション事業)
ソリューション事業では、業務コンサルティングやIoTソリューション提供及びITプラットフォーム構築提案、IT機器や計測機器及び組込機器の販売に加え、FAシステムや特殊計測システムの設計・製造・販売及び産業用コンピュータの開発・製造・販売を行っております。
当中間連結会計期間におきましては、2024年7月に子会社化したBELLADATI PTE.LTD.の売上が期初より寄与したことに加え、業務効率化ニーズの高まりや研究開発・製造設備への継続的な投資意欲を背景に、ソリューション事業の売上高は、160億9百万円(前年同期比6.4%増)となりました。損益面では、新領域における収益拡大を見据えた体制強化や先行投資に伴う費用増加があったものの、データプラットフォーム領域における売上拡大に伴い売上総利益率が向上した結果、営業利益は、5億56百万円(前年同期比16.2%増)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
資産合計は、前連結会計年度末に比べて4億61百万円増加し1,306億23百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べて2億31百万円増加し1,185億55百万円となりました。これは主に、受取手形、売掛金及び契約資産が8億45百万円増加したこと等によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて2億30百万円増加し120億68百万円となりました。
(負債)
負債合計は、前連結会計年度末に比べて6億78百万円増加し778億62百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べて28億89百万円増加し506億85百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が25億86百万円減少した一方で短期借入金が73億83百万円増加したこと等によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて22億11百万円減少し271億76百万円となりました。これは主に、長期借入金が24億63百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて2億16百万円減少し527億61百万円となりました。
この結果、自己資本比率は38.8%(前連結会計年度末は39.0%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における連結ベースの現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ3億76百万円増加し139億10百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間の営業活動によるキャッシュ・アウトは29億57百万円(前年同中間期は87億61百万円のキャッシュ・アウト)となりました。これは主に、棚卸資産の増加額が4億51百万円と前中間連結会計期間と比べ112億68百万円の減少となったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間の投資活動によるキャッシュ・アウトは6億53百万円(前年同中間期は34億8百万円のキャッシュ・アウト)となりました。これは主に、前中間連結会計期間にBELLADATI PTE.LTD.を連結子会社化したことによる連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が29億47百万円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間の財務活動によるキャッシュ・インは48億62百万円(前年同中間期は107億63百万円のキャッシュ・イン)となりました。これは主に、短期借入金の純増加額が78億38百万円と前中間連結会計期間と比べ52億78百万円の減少となったこと等によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1億2百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当社と佐鳥電機株式会社(以下総称して「両社」といいます。)は、2026年4月1日(予定)をもって、共同株式移転の方法により両社の完全親会社となるMIRAINI(ミライニ)ホールディングス株式会社を設立すること及び両社が対等の精神に基づき経営統合(以下「本経営統合」といいます。)を行う本経営統合の条件等について合意に達し、2025年10月14日開催の各取締役会における決議に基づき、同日付で、両社間で経営統合契約書を締結するとともに、株式移転計画書を共同で作成いたしました。
詳細は、第4 経理の状況 1 中間連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)に記載のとおりであります。