当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の概況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大する中、輸出やインバウンド消費の減少、緊急事態宣言による社会経済活動の制限等により景気は悪化し、きわめて厳しい状況となりました。緊急事態宣言解除後においては、厳しい状況から持ち直しに向かうことが期待されていましたが、新型コロナウイルス感染症の再拡大により、先行きが不透明な状況が続いております。
食品小売業界におきましては、外出自粛要請や移動制限等で内食需要が高まる一方、雇用環境の悪化による消費者マインドの低下が予想され、業種業態を超えた競争の激化、人件費の上昇等、経営環境はさらに厳しい状況となっております。
このような環境の中、当社グループは、新型コロナウイルス感染拡大防止策を徹底し、食のライフラインを守るため店舗の営業を継続してまいりました。
また、第二次中期経営計画(第53期~第55期)の2期目として、経営方針「地域に根ざした一番店を創る」を実現するために、「お客様に満足していただける店づくり」「自立して考え行動できる従業員の育成」「バックシステムを活用した生産性の向上と業務改革」の各施策に取り組んでおります。
お客様に満足していただける店づくりへの取組みとして、お客様のニーズが高い主力商品の販売を強化するとともに、当社がすすめる名物商品の訴求に取り組んでおります。また、2020年12月には、農林水産省の「令和2年度品目横断的販売促進緊急対策事業(うち地域の創意による販売促進事業)」に参画し、全店舗で「生産者応援フェア」を開催して高品質な農水産物の販売を強化しました。
新たな取組みとして、移動販売事業(とくし丸事業)と販売促進ツール「アルビスアプリ」を開始しました。移動販売事業では現在5台の移動販売車が稼動しており、今後さらに販売エリアの拡大を計画しております。「アルビスアプリ」では、クーポン、レシピ動画、イベント案内等、お客様に役立つ情報を直接かつタイムリーに提供しており、現在ダウンロード数約8万件と目標の10万件に向けて順調に伸長しております。
社会貢献活動の取組みとしては、富山市、羽咋市および宝達志水町と「地域見守り活動に関する協定」を締結し、また、富山県と「包括連携協定」を締結しました。当社は今後も事業を通じて地域の皆様がより安心して生活ができるサービスを提供してまいります。
店舗の出店・改装につきましては、「小松幸町店」を建替えオープンし、「田上店」「米島店」「野々市三納店」「アリス店」「大島店」の5店舗の改装を行いました。今後は、「さばえ鳥羽店」の新規出店、「オレンジマートモア店」(改装後「アルビス八尾店」に店名変更)の改装を計画しております。なお、「オレンジマートパピ店」「オレンジマート宮野店」は、それぞれ「アルビス婦中速星店」「アルビス宮野店」への店名変更を予定しております。
また、店舗の収益力と生産性を向上させるために、第55期に予定していた投資のうち、「安原中央店」の改装と複数店舗におけるレジ機のセミセルフ化を第54期中に先行して実施することを計画しております。
自立して考え行動できる従業員の育成への取組みとしては、管理職向けにマネジメント研修教育プログラムを実行しております。
生産性向上と業務改革の取組みとしては、プロセスセンターにおいて商品供給の安定化と業務の可視化による原価改善に努めており、また、店舗においては、新基幹システムを活用し、業務の効率化と売場の改善、販売計画から売場展開に至る効率的な運用や数値管理の精度向上を図っております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間は、主力商品の販売強化や、新型コロナウイルス感染拡大に伴う内食需要の高まりと衛生関連商品の売上増加のほか、前期に出店した3店舗と当期に出店した1店舗の売上増加、移動販売事業や生産者応援フェア等の新規施策により、営業収益71,803百万円(前年同期比9.1%増)となりました。
利益面につきましては、売上高の増加および店舗の生産性向上やプロセスセンターの原価改善等により売上総利益が増加しました。一方、出店に係る人員の増加や従業員への慰労金支給等による人件費の増加、売上増加に伴う販売費や物流費等の増加、感染拡大防止策関連費用等の各費用も増加しましたが、売上総利益の増加幅が大きかったことにより、営業利益1,934百万円(前年同期比163.8%増)、経常利益2,320百万円(前年同期比109.2%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、遊休資産等に係る減損損失164百万円を計上したこと等により、1,444百万円(前年同期比111.8%増)となりました。
②財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ2,267百万円増加し、48,396百万円となりました。
この主な要因は現金及び預金の増加額2,228百万円、売掛金の増加額945百万円、建物及び構築物(純額)の減少額147百万円、有形固定資産その他(純額)の減少額667百万円、敷金及び保証金の増加額129百万円等によるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べ1,409百万円増加し、20,455百万円となりました。
この主な要因は買掛金の増加額1,746百万円、1年内返済予定の長期借入金の減少額296百万円、未払法人税等の増加額246百万円、賞与引当金の減少額120百万円、流動負債その他の増加額1,225百万円、長期借入金の減少額1,432百万円、資産除去債務の増加額213百万円、固定負債その他の減少額158百万円等によるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ858百万円増加し、27,940百万円となりました。
この主な要因は利益剰余金の増加額831百万円等によるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設が、当第3四半期連結累計期間において完了したものは、次のとおりであります。
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会社名 事業所名 |
所在地 |
事業の部門 |
設備の内容 |
完了年月 |
完成後の増加能力 |
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アルビス㈱ アルビス小松幸町店 |
石川県 小松市 |
スーパーマーケット部門 |
店舗新設 |
2020年 4月 |
年間売上 1,500百万円 |
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。