また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第1四半期累計期間におけるわが国の経済は、アメリカ新政権が次々と打ち出す保護政策により、世界の為替
相場並びに株式市場は翻弄されました。
中国経済は好調を持続した一方、EUや新興国の経済に陰りが見え、原油、穀物の価格が上昇するなど、一段と
先行き不透明な状況が続いています。慢性的な人手不足は、働き方改革と併せて、物流費、人件費等の高騰を
招き、企業の業績に大きく影響を与えています。
明るい話題としましては、平成29年1月から6月までの訪日外国人は、1,375万人と前年同期比17.4%増を記録
し、それによる経済効果も現れました。
当社の主要取引先であります外食業界におきましては、客単価は前年並みでしたが、利用客数の増加に伴い全体
として売上の回復も見られました。しかし、若者のアルコール離れにより、居酒屋、パブでは前年同期と比較し、
苦戦を強いられました。
このような経済環境の下、当社は長期的目標であります「いい会社をつくろう」に向けて、平成28年4月より、
第三次3ヶ年中期経営計画「変革!Grow&Challenge」を実行中であります。2年目の当期は、
基本方針として新たに「安心・安全の徹底」「収益力の強化」「自己変革」を掲げ、全社を挙げて計画達成に
向けて取組んでおります。
営業政策としましては、好調分野であるヘルスケアフード事業の年間売上予算を145億円に設定いたしました。
目標達成のために、平成29年5月から6月にかけて病院、高齢者施設を対象に、「やさしいメニュー」セミナー&提案会を大阪、東京、京都で開催し、来場頂いたお客様には高い評価を頂きました。
各地においても業種・業態を絞った事業所プレゼンテーションを開催し、お客様のお役に立てるよう提案営業
活動を実施いたしました。既存のお客様との取組みを更に深化させ、並行して新規得意先開拓に努力しており
ます。市場ニーズの拡大が見込める中食、宿泊施設分野へも営業活動を強化いたしました。
物流の効率化と労働環境の改善のため、平成29年4月末に浜松営業所の冷凍庫増設が完了し、7月には三重
営業所の新設移転、今秋には奈良営業所、京都支店を新築移転できるように着工いたしました。
また、平成30年春には長崎営業所の移転を予定しております。平成29年6月末現在では、全国46事業所
(11支店、33営業所、サンプラザ2店(業務用食品スーパー))で前期末と同数であります。
更に、物流業務(倉庫内作業)の精度向上とスピードアップを図るために、第57期末までに42か所に
導入しました「ボイスシステム(音声による入出庫作業と在庫管理システム)」の有効的利用を推進しました。
営業用車両約400台には「無事故プログラムDR(DRIVE RECORDER)」を設置し、交通事故と
燃費の削減に取組んでおります。
以上の結果、当第1四半期累計期間の業績は、売上高232億41百万円(前年同期比4.1%増)、
営業利益31百万円(前年同期比73.5%減)、経常利益49百万円(前年同期比64.7%減)、
四半期純利益15百万円(前年同期比86.0%減)と増収減益となりました。
なお、当社は食品卸売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第1四半期末の総資産は293億56百万円となり、前事業年度末と比較して3億64百万円の減少となりました。
主な要因は、建設仮勘定が1億63百万円増加したこと及び差入保証金が2億56百万円増加したものの、受取手形
及び売掛金が2億34百万円減少したこと及び未収入金が5億44百万円減少したことによります。
(負債)
負債は173億88百万円となり、前事業年度末と比較して3億35百万円の減少となりました。
主な要因は、賞与引当金が1億60百万円減少したこと及び未払法人税等が1億59百万円減少したことに
よります。
(純資産)
純資産は119億67百万円となり、前事業年度末と比較して28百万円の減少となりました。
主な要因は、その他有価証券評価差額金が37百万円増加したものの、繰越利益剰余金が66百万円減少したことに
よります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資金状況は手許流動性が手厚く、金融機関からの借入れを必要としていません。
今後とも、財務体質を強化しつつ内部留保資金をもって、経営基盤を強化し、積極的に労働環境と物流品質の
改善に向けて事業所新築移転に投資していきたいと考えています。
(7)経営者の問題認識と今後の方針について
当社の経営陣は、企業倫理とコンプライアンスの重要性を認識し、企業の社会的責任を全うすることを経営上
の最重要課題の一つとして考えています。企業価値向上のため、「コーポレートガバナンス・コード」について
真摯に取組み、株主との対話に努めてまいります。
社会的責任を果たすべく、より一層の企業倫理の確立、法令遵守体制の整備に注力し、また、環境問題・食育
に取り組み、「いい会社を作ろう」運動を推進してまいります。