当第2四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第2四半期累計期間におけるわが国の経済は、政府の経済政策や日本銀行の金融緩和策を背景に、企業の収益
も改善し、株式相場の好転が見られるなど緩やかな回復基調で推移いたしました。
国内での慢性的な人手不足は、働き方改革と併せて、物流費、人件費等の高騰を招き、企業の業績にも大きく
影響を及ぼしています。
明るい話題としましては、訪日外国人数は、平成29年1月から9月までに2,000万人を超え、昨年度の2,400万人
を超える勢いで推移しており、それに伴う経済効果も現れています。
当社の主要取引先であります外食業界におきましては、全体として12ヶ月連続売上増で推移していますが、
居酒屋、パブでは若者のアルコール離れによる店舗数の減少と人手不足による営業時間の短縮により前年同期と
比較し、苦戦を強いられました。
このような経済環境の下、当社は長期的目標であります「いい会社をつくろう」に向けて、平成28年4月より、
第三次3ヶ年中期経営計画「変革!Grow&Challenge」を実行中であります。2年目の当期は、
基本方針として新たに「安心・安全の徹底」「収益力の強化」「自己変革」を掲げ、全社を挙げて計画達成に
向けて取組んでおります。
営業政策としましては、好調分野であるヘルスケアフード事業年間売上予算145億円を達成するために、各地で
病院、高齢者施設を対象に「やさしいメニュー」セミナー&提案会を開催し、来場されたお客様には高い評価を
頂きました。また、8月中旬から9月末には、秋季提案会を14会場で開催し、創業70周年のテーマを「尾家の
キセキ」とし感謝の気持ちを来場された約7,100名のお客様に伝えることができました。出展商品の採用に
ついても、メーカー様の協力を頂きながら進めているところであります。更に、市場の拡大が見込める中食、
宿泊施設分野へも営業活動を強化いたしました。
物流の効率化、労働環境の改善及び商品の安全性追求のために取組んでおります事業所の新築移転に
関しましては7月には三重営業所の移転を完了、10月には奈良営業所、11月には京都支店を移転し、新しい事業所
での営業を開始予定であります。長崎営業所につきましては平成30年春の移転予定であります。
平成29年9月末現在では、全国46事業所(11支店、33営業所、サンプラザ2店(業務用食品スーパー))で
前期末と同数であります。
今期は特に物流品質向上のために、各事業所において物流衛生管理マニュアルに基づく運用を徹底し、お客様
への安心・安全なサービスの提供に努めました。また、政府提言の働き方改革にも積極的に取組み、物流業務の
外部委託化を推進しました結果、物流費の大幅増となっております。
以上の結果、当第2四半期累計期間の業績は、売上高472億47百万円(前年同期比3.8%増)、
営業利益3億15百万円(前年同期比17.6%減)、経常利益3億45百万円(前年同期比17.1%減)、
四半期純利益2億47百万円(前年同期比104.5%増)と増収増益となりました。
なお、当社は食品卸売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期末の総資産は、307億83百万円となり、前事業年度末と比較して10億62百万円の増加となり
ました。
主な要因は、現金及び預金が15億34百万円減少したこと及び未収入金が2億60百万円減少したものの、受取手形
及び売掛金が15億99百万円増加したこと、建設仮勘定が8億87百万円増加したこと、投資有価証券が1億61百万円増加したこと及び差入保証金が2億41百万円増加したことによります。
(負債)
負債は185億9百万円となり、前事業年度末と比較して7億85百万円の増加となりました。
主な要因は、買掛金が7億54百万円増加したことによります。
(純資産)
純資産は122億73百万円となり、前事業年度末と比較して2億76百万円の増加となりました。
主な要因は、繰越利益剰余金が1億65百万円増加したこと及びその他有価証券評価差額金が1億11百万円増加
したことによります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は24億67百万円
(前年同期比51.6%減)となり、前第2四半期累計期間と比較して26億31百万円減少いたしました。
各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金収支は、1億95百万円の支出(前年同四半期累計期間は13億6百万円の収入)と
なりました。
これは、税引前四半期純利益が4億4百万円、仕入債務の増加が7億54百万円、減価償却費が2億39百万円
であったことに対し、売上債権の増加が15億99百万円であったことが主たる要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金収支は、12億7百万円の支出(前年同四半期累計期間は14億52百万円の支出)となり
ました。
これは、投資不動産の売却による収入が87百万円、敷金及び保証金の回収による収入が46百万円であったこと
に対し、有形固定資産の取得による支出が10億47百万円、敷金及び保証金の差入による支出が2億77百万円で
あったことが主たる要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金収支は、1億31百万円の支出(前年同四半期累計期間は1億38百万円の支出)
となりました。
これは、配当金の支払が82百万円、リース債務の返済による支出が49百万円であったことが要因であります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資金状況は手許流動性が手厚く、金融機関からの借入れを必要としていません。
今後とも、財務体質を強化しつつ内部留保資金をもって、経営基盤を強化し、積極的に労働環境と物流品質の
改善に向けて事業所新築移転に投資していきたいと考えています。
(8)経営者の問題認識と今後の方針について
当社の経営陣は、企業倫理とコンプライアンスの重要性を認識し、企業の社会的責任を全うすることを経営上
の最重要課題の一つとして考えています。企業価値向上のため、「コーポレートガバナンス・コード」について
真摯に取組み、株主との対話に努めてまいります。
社会的責任を果たすべく、より一層の企業倫理の確立、法令遵守体制の整備に注力し、また、環境問題・食育に
取り組み、「いい会社をつくろう」運動を推進してまいります。