第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する緊急事態宣言の解除後、感染防止対策を行ったうえで、段階的に社会経済活動を再開しましたが、回復に向けた戻りは鈍く、大変厳しい状況が続いています。また、冬場にかけての感染再拡大により、再度、経済活動が制限されるなど、引き続き、先行き不透明感は強くなっています。

このような状況下、当社グループといたしましては、2021年3月期の経営方針として、『生活者に必要な会社へ』を掲げ、生活者の皆さまに寄り添える会社を目指しております。

 

当社グループは、今回のコロナ禍だけでなく、どのような環境下においても、「開発型ビジネスモデル」と「卸売型ビジネスモデル」の併用によって、顧客の求める商品をスピーディーかつ安定的に市場に提供する組織体制と財務基盤を持ち合わせており、それが今後の継続的な成長基盤として、企業価値の向上を図っております。

 

当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高81,571百万円(前年同期比104.3%)、売上総利益24,626百万円(前年同期比113.6%)、販売費及び一般管理費15,922百万円(前年同期比99.2%)、営業利益8,704百万円(前年同期比154.6%)、経常利益8,894百万円(前年同期比155.1%)、親会社株主に帰属する四半期純利益6,030百万円(前年同期比154.0%)となりました。

 

セグメントの経営成績は、次のとおりです。

なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの売上高、利益又は損失の測定方法を変更しており、以下の前年同期との比較については、前年同期の数値を変更後の報告セグメントに組替えた数値で比較しております。報告セグメントの算定方法の変更の詳細につきましてはP15「第4経理の状況 1.四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご覧ください。

 

「開発型ビジネスモデル」

当社グループでは、他社にない切り口の商品企画・開発の強化により、開発型ビジネスモデルの売上高の伸長とともに、その売上構成比の拡大も行ってまいりました。

なかでも、LED照明にサーキュレーター機能を組み合わせた「サーキュライト」シリーズは、限られた屋内スペースを有効活用し、快適なライフスタイル空間を提供するだけでなく、換気による感染症対策の効果もあり、より安心な暮らしを提供する商品として、好調な販売が続いております。

2020年11月に発売した「猫舌専科タンブラー」は、猫舌の方でも飲みやすい60℃台を長時間おいしくキープできることに着目して開発した新商品でメディアやSNSで話題となり、店頭で品薄状態が続くなど、販売は好調に推移しました。

また、トップシェアを確保している氷かき器やスチールラックに加え、こびりつきにくい性能で人気のフライパン「evercook(エバークック)」などは、ウィズコロナ時代の巣ごもり需要やテレワーク需要を受け、ますます需要が高まっています。これらの当社が得意とするカテゴリー商品についても、さらに機能性を高めた新商品を拡充していくとともに、シェア拡大を図ってまいります。

他にも、これまでに大幸薬品株式会社のクレベリンLEDを搭載した加湿器や除菌・消臭器を、同社と共同で開発し発売するなどしてきました。今後についても機会を見つけ、異業種の大手企業とのコラボレーション商品など、新分野の商品強化も図ってまいります。

その結果、当セグメントの売上高は41,018百万円(前年同期比112.7%)、セグメント利益4,681百万円(前年同期比168.2%)となりました。

 

 

「卸売型ビジネスモデル」

時計やブランドバッグなどの有名ブランド関連は、高額ブランド品の需要について、経済活動の再開に伴い、徐々に回復傾向にはありますが、まだ厳しい状況が続いており、販売は前年同期比を下回りました。

また、そのような状況下でも、ウェアラブル端末やスマートウォッチについては、健康意識のさらなる高まりにより、販売が好調に推移しております。

ギフト関連では、新型コロナウイルスの影響による得意先店舗でのギフトコーナー縮小の影響などもあり、中元・歳暮ギフトに関しては、売上高が前年同期比で下回りましたが、在庫管理の強化によるロス削減にて、セグメント利益では前年同期比で改善しました。

また、宅配おせちについては、近年のおせち需要の高まりに加え、コロナ禍で年末年始の帰省や旅行を控え、自宅で過ごす家庭が増加したこともあり、昨シーズンよりさらに好調な販売となりました。

スポット販売を中心とした日用品雑貨関連では、当社グループの持つ幅広い仕入先・得意先のネットワークを活かしたスピーディーな調達・販売により、除菌スプレーやマスク、衛生用のビニール手袋など衛生関連商品の販売が好調に推移しました。

その結果、当セグメントの売上高は37,118百万円(前年同期比95.7%)、セグメント利益3,993百万円(前年同期比130.9%)となりました。

 

(2)財政状態状況

(資産)

当第3四半期連結会計期間末における流動資産は71,085百万円となり、前連結会計年度末(60,668百万円)に比べ10,416百万円増加いたしました。これは主に、受取手形及び売掛金8,456百万円、現金及び預金2,132百万円、電子記録債権691百万円の増加及び商品及び製品562百万円、その他298百万円の減少によるものであります。固定資産は22,086百万円となり、前連結会計年度末(22,129百万円)に比べ42百万円減少いたしました。これは主に、投資有価証券191百万円の増加及び建物及び構築物(純額)229百万円の減少によるものであります。

この結果、総資産は、93,172百万円となり、前連結会計年度末(82,798百万円)に比べ10,373百万円増加いたしました。

(負債)

当第3四半期連結会計期間末における流動負債は11,822百万円となり、前連結会計年度末(10,437百万円)に比べ1,385百万円増加いたしました。これは主に、買掛金876百万円、未払法人税等892百万円、その他641百万円の増加及び1年内返済予定の長期借入金1,000百万円の減少によるものであります。固定負債は7,840百万円となり、前連結会計年度末(1,328百万円)に比べ6,511百万円増加いたしました。これは主に、長期借入金6,600百万円の増加によるものであります。

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は73,508百万円となり、前連結会計年度末(71,032百万円)に比べ2,476百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益6,030百万円の増加及び自己株式の取得1,771百万円、剰余金の配当1,787百万円の減少によるものであります。

この結果、自己資本比率は、77.5%(前連結会計年度末は84.3%)となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は39,681百万円となり、前連結会計年度末より2,132百万円増加いたしました。

当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果増加した資金は628百万円(前年同期は79百万円の増加)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益8,894百万円、減価償却費566百万円、たな卸資産の減少額569百万円、仕入債務の増加額877百万円、未払消費税等の増加額274百万円による増加及び売上債権の増加額9,147百万円、法人税等の支払額1,834百万円による減少によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果減少した資金は377百万円(前年同期は285百万円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出253百万円、無形固定資産の取得による支出103百万円による減少によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果増加した資金は1,926百万円(前年同期は3,605百万円の減少)となりました。これは主に、長期借入れによる収入6,600百万円による増加及び長期借入金の返済による支出1,000百万円、自己株式の取得による支出1,771百万円、配当金の支払額1,784百万円による減少によるものであります。

 

(4)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

2021年3月期の連結業績予想につきましては、2020年10月30日に公表いたしました「2021年3月期第2四半期累計期間の業績予想と実績との差異及び通期業績予想の修正に関するお知らせ」から修正しております。詳細につきましては、2021年1月29日公表の「2021年3月期通期業績予想の修正に関するお知らせ」をご参照ください。

 

2021年3月 通期(2020年4月1日~2021年3月31日)の連結業績予想の修正

(単位:百万円)

 

売上高

営業利益

経常利益

親会社株主に帰属

する当期純利益

1株当たり

当期純利益

前 回 発 表 予 想(A)

 101,000

8,600

8,800

5,900

167円09銭

今 回 発 表 予 想(B)

 101,000

9,300

9,500

6,400

181円25銭

増 減 額(B-A)

  -

700

700

500

増 減 率(%)

  -

 8.1

 8.0

 8.5

(ご参考)前期実績

(2020年3月期 )

 96,238

5,995

6,260

4,211

114円61銭

(業績予想の修正の理由)

通期におきましては、第3四半期累計期間の業績動向を踏まえ、業績予想を上記の通り修正いたします。

 なお、新型コロナウイルス感染症による業績への影響について、当社において、今後の感染拡大状況を予測することは困難であることから、2021年1月現在の状況から大きな変化がないことを前提として予想しております。

 

(注)上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した予想であります。従いまして、実際の業績は様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

該当事項はありません。

 

(7)主要な設備

該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。