第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

①財政状態

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における流動資産は112,668百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,949百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が6,943百万円増加した一方で、商品及び製品が10,248百万円、受取手形及び売掛金が2,792百万円それぞれ減少したことによるものであります。固定資産は11,698百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,135百万円減少いたしました。これは主に投資有価証券が804百万円、無形固定資産が142百万円それぞれ減少したことによるものであります。

 この結果、総資産は124,366百万円となり、前連結会計年度末に比べ7,085百万円減少いたしました。

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における流動負債は73,268百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,269百万円減少いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が2,879百万円増加した一方で、短期借入金が7,308百万円減少したことによるものであります。固定負債は6,470百万円となり、前連結会計年度末に比べ238百万円減少いたしました。これは主に退職給付に係る負債が169百万円減少したことによるものであります。

 この結果、負債合計は79,739百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,507百万円減少いたしました。

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は44,626百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,577百万円減少いたしました。これは主に利益剰余金が2,715百万円、非支配株主持分が781百万円それぞれ減少したことによるものであります。

 この結果、自己資本比率は31.8%(前連結会計年度末は32.2%)となりました。

 

②経営成績

 当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年12月31日)におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により一時景気が急激に悪化しましたが、5月の緊急事態宣言の解除後は、経済活動の再開や政府の経済対策などにより、個人消費や生産、輸出を中心に国内景気は持ち直しの動きが見られました。しかしながら、企業収益や設備投資は減少を続けており、足元では新型コロナウイルスの新規感染者数が再び増加に転じるなど、より一層先行きが不透明な状況となっております。

 当社グループが属するエレクトロニクス業界におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による巣ごもり需要や在宅勤務の増加によって、ノートPCや通信機器、ゲーム機市場が好調に推移いたしました。またデジタル投資の増加に伴い半導体や電子部品、関連製造装置の需要が高まりました。一方、機械設備投資は、企業収益の減少などにより慎重な動きが続きました。

 こうした状況の下、当第3四半期連結累計期間における当社グループの売上高は、前年同期比2.3%増の216,312百万円となりました。一方、利益面では、相対的に利益率の高い商品の売上が低調だったことに加え、期中の円高進行で円ベースの売上総利益が押し下げられたことにより、営業損益537百万円の営業損失(前年同期は457百万円の営業利益)となりました。営業外損益では、為替変動による外貨建て債務の決済差益などにより為替差益1,316百万円を計上し、経常損益は前年同期比35.4%増の304百万円の経常利益となりました。また特別損失として、希望退職者募集に伴う特別退職金1,236百万円及び投資有価証券評価損1,350百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純損益は2,046百万円の四半期純損失(前年同期は187百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。

 

 

 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

(デバイス事業)

 デバイス事業は、通信機器や民生機器向け半導体が好調に推移した結果、売上高は前年同期比4.3%増の187,628百万円となりました。一方、セグメント損益は、相対的に利益率の高い商品の売上が減少したことや期中の円高進行により円ベースの売上総利益が押し下げられたため、1,067百万円の損失(前年同期は102百万円のセグメント損失)となりました。

(システム事業)

 システム事業は、電子部品の組立検査装置が好調に推移したものの、人工衛星向け高信頼性部品やレーザ機器、情報通信機器の需要が減少した結果、売上高は前年同期比9.2%減の28,683百万円、セグメント利益は売上高の減少により前年同期比5.4%減の535百万円となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、27,537百万円となり、前年同期と比較して7,413百万円の増加となりました。

 当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は14,778百万円(前年同期は27,657百万円の収入)となりました。これは主にたな卸資産の減少が10,169百万円、仕入債務の増加が3,003百万円あったこと等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は304百万円(前年同期は550百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が364百万円あったこと等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は6,720百万円(前年同期は22,974百万円の支出)となりました。これは主に短期借入金の純減少額が5,407百万円、配当金の支払額が730百万円あったこと等によるものであります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。