文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、為替が円安基調で安定しており、輸出関連企業を中心に業績が回復しているものの、デフレ懸念を払拭しきれず国内の投資活動・個人消費は依然として横ばい圏での推移にとどまりました。
このような経済状況のもとで、当社グループは、冠婚葬祭の縮小や減少と生活者のライフスタイルの変化に伴い仏花の需要が減少し、相場を牽引していた菊類の価格が下がり、切花全体の価格を押し下げたことにより売上は前年同期を下回りました。しかし都市生活で自然を感じながら生活したいという欲求は益々強くなっており、切花では枝物、葉物、草花類、鉢物では観葉植物類の需要が高まっています。花きは農作物であるため栽培に一定の期間を要しますが、消費者からの情報収集、生産者への情報提供を強化することで現在の需給のミスマッチを解消できるものと考えております。一方コスト面では物流の合理化を推進し全社でコストカットに取り組んだ結果、販売費及び一般管理費は前年同期を下回ったものの、売上の減少を補うまでには至らず損益は前年同期を下回りました。
2017年5月に農業競争力強化支援法が成立し、国は卸売市場の改革を急いでいますが、当社グループは物流面での課題解決に向けて鮮度保持機能を備えた物流センターへの投資を既に済ませており、今後とも卸売市場としてのプレゼンスを高めていきたいと考えております。
このような結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高5,611,020千円(前年同四半期比9.0%減)、営業損失41,444千円(前年同四半期は21,689千円の営業損失)、経常損失は18,181千円(前年同四半期は4,013千円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は16,075千円(前年同四半期は10,032千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
なお、当社グループは花き卸売事業単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は9,410,752千円となり、前連結会計年度末に比べ588,969千円減少しました。これは主に売掛金が757,956千円減少し、現金及び預金が257,258千円増加したことなどによるものです。
負債は4,841,657千円となり、前連結会計年度末に比べ511,835千円減少しました。これは主に受託販売未払金が417,460千円、長期借入金が80,952千円、未払金が61,968千円減少したことなどによるものです。
純資産は4,569,094千円となり、前連結会計年度末に比べ77,133千円減少しました。これは剰余金の配当61,058千円、親会社株主に帰属する四半期純損失16,075千円の計上により利益剰余金が77,133千円減少したことによるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して257,258千円増加し2,415,527千円となっております。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は、377,279千円(前年同四半期は265,046千円の増加)となりました。主な増加要因は、売上債権の減少759,112千円、減価償却費75,200千円によるものです。また、主な減少要因は仕入債務の減少447,233千円、未払金の減少40,798千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果減少した資金は、34,339千円(前年同四半期は613,495千円の減少)となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出28,387千円、貸付けによる支出28,000千円によるものです。また、増加要因は貸付金の回収による収入27,670千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果減少した資金は、85,681千円(前年同四半期は491,709千円の増加)となりました。主な減少要因は借入金の返済による支出80,952千円によるものです。
(4)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える主な要因として、天候と生産コスト上昇や生産者の高齢化による生産減による影響があります。
花きの商品価値は供給・需要双方で天候の影響を受けます。天候により需給バランスが崩れ取引量や取引価格に影響する場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
また、原油高により暖房費や資材費、物流費といった生産コストが上昇すると、生産農家の経営が圧迫され、花きの生産量を減少させる要因となり得ます。
これらに対し当社グループは、需給双方への情報発信を強化し安定的均衡を図るとともに、中央中核市場である大田花きを中心とした集散機能を発揮し、コストを抑えた効率的な物流に取り組みます。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況は、営業活動によって377,279千円の資金を得て、投資活動によって34,339千円、財務活動によって85,681千円の資金を使用しました。当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して257,258千円増加し2,415,527千円となりました。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品仕入資金、販売費及び一般管理費の営業費用であり、また、当社グループの事業の特性上、回収、支払サイトが他業種に比べて短く、流動性は極めて高くなっております。