第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、景気上昇局面にあり個人消費に回復の兆しが見られるものの、好景気を実感しにくい状況でした。

 このような経済状況のもとで、当社グループは、花き流通の8割を占める卸売市場流通の流通コストを透明化し、消費者までの花のサプライチェーン全体の物流コストの最適化に取り組んでまいりました。4月から卸売会社である当社において卸売業界初の委託手数料率引き下げを行い、従来一律9.5%としていた委託手数料を8%に引き下げ、新たに荷扱い料を設定し、物流にかかる料金を明確にしました。また、物流面においては、大型物流センター(OTA花ステーション)を本格稼動させ鮮度保持の効いたスピーディーで正確な集分荷を可能にし、出荷者、買参人の満足度向上に努めてまいりました。生鮮食料品花きの需給状況について、野菜は健康志向から需要は底堅く、花きは自然志向の高まりで花木や観葉そして野草を思わせる草花類が堅調でした。しかしながら切花の中で30%強のシェアを占める菊類の需要が減少しました。仏花でも故人や自分の好きな花、季節の花を飾るようになってきたり、葬祭の規模の縮小や多様化で菊類は安値となることがしばしば起こりました。長年菊類の相場が切花全体の市況を決めてきたので、特に4月、7月は切花全体の市況も低迷を極めました。

 さらに運送業界の人手不足等による相次ぐ運賃の値上げにより地方の市場、仲卸、大手小売店は仕入先のウエイトを地元の中核市場に移さざるを得なくなる所が多く、全国の商品と最大アイテム数を取扱う当社グループにとっても大きな痛手となりました。特に九州で展開している連結子会社の株式会社九州大田花きでは運賃値上げの影響を受け、夏場に高品質な関東以北の品物を十分に取扱えなかったことも売上高減少の一因となりました。

 

 このような結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高12,106,606千円(前年同四半期比8.0%減)、営業損失16,400千円(前年同四半期は4,679千円の営業利益)、経常利益は12,098千円(前年同四半期比64.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,960千円(前年同四半期比10.1%減)となりました。

 

 なお、当社グループは花き卸売事業単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。

 

(2)財政状態の分析

 当第2四半期連結会計期間末における総資産は9,905,574千円となり、前連結会計年度末に比べ94,147千円減少しました。これは主に売掛金が236,452千円、有形固定資産が116,922千円減少し、現金及び預金が415,487千円増加したことなどによるものです。

 負債は5,315,839千円となり、前連結会計年度末に比べ37,653千円減少しました。これは主に長期借入金が144,920千円減少し、受託販売未払金が132,047千円増加したことなどによるものです。

 純資産は4,589,734千円となり、前連結会計年度末に比べ56,494千円減少しました。これは剰余金の配当61,058千円、親会社株主に帰属する四半期純利益4,960千円の計上により利益剰余金が56,097千円減少したことなどによるものです。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して415,487千円増加し2,573,757千円となっております。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果増加した資金は、663,935千円(前年同四半期は314,367千円の増加)となりました。主な増加要因は、売上債権の減少235,432千円、仕入債務の増加132,396千円、減価償却費150,479千円によるものです。また、主な減少要因は未払金の減少25,118千円によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果減少した資金は、34,877千円(前年同四半期は909,164千円の減少)となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出34,326千円、貸付けによる支出31,000千円によるものです。また、増加要因は貸付金の回収による収入36,341千円によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果減少した資金は、213,571千円(前年同四半期は934,012千円の増加)となりました。主な減少要因は長期借入金の返済による支出144,920千円、配当金の支払額59,850千円によるものです。

 

(4)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。

 

(5)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(7)経営成績に重要な影響を与える要因

 当社グループの経営成績に重要な影響を与える主な要因として、天候と生産コスト上昇や生産者の高齢化による生産減による影響があります。

 花きの商品価値は供給・需要双方で天候の影響を受けます。天候により需給バランスが崩れ取引量や取引価格に影響する場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 また、原油高により暖房費や資材費、物流費といった生産コストが上昇すると、生産農家の経営が圧迫され、花きの生産量を減少させる要因となり得ます。

 これらに対し当社グループは、需給双方への情報発信を強化し安定的均衡を図るとともに、中央中核市場である大田花きを中心とした集散機能を発揮し、コストを抑えた効率的な物流に取り組みます。

 

(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析

 当社グループの資金状況は、営業活動によって663,935千円の資金を得て、投資活動によって34,877千円、財務活動によって213,571千円の資金を使用しました。当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して415,487千円増加し2,573,757千円となりました。

 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品仕入資金、販売費及び一般管理費の営業費用であり、また、当社グループの事業の特性上、回収、支払サイトが他業種に比べて短く、流動性は極めて高くなっております。