第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第3四半期連結会計期間におけるわが国経済は、東アジアの地政学的リスクはあるものの政府や日本銀行の経済・金融政策を受けて株価が2万円台で推移するなど緩やかな回復基調にありました。一方で個人消費は実質賃金の伸び悩みや社会保険料の負担増加により家計の節約志向は依然として根強い状況でした。

 このような経済状況のもとで、当社グループは、卸売市場が地域文化による消費に呼応する社会インフラであることを念頭に置き、花のサプライチェーンの最適化を図るべく卸売市場流通の推進に取り組んで参りました。「農業競争力強化支援法」施行により、持続的な発展を実現するため、市場外流通を試みた出荷業者も相場が安定せず、仕入業者も欠品リスクが高いことなど業者だけでは解決できないことから卸売市場流通に戻り、卸売市場が社会インフラとして再認識されつつある状況でした。

 取引の状況は、天候の影響を受けやすい園芸農産物を取扱うため、10月の長雨、日照不足、そして台風20号・21号の被害で生産量の減少と品質低下に見舞われましたが、11月以降は市場流通率の向上により市況・取扱量は安定し、活況の兆しが見られました。

 また、大型物流センター(OTA花ステーション)の活用により、物流の効率化・省力化が図られたことで大幅なコスト削減を実現しました。

 このような結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高19,213,680千円(前年同四半期比6.9%減)、営業利益56,293千円(前年同四半期比49.0%増)、経常利益は90,096千円(前年同四半期比23.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は60,418千円(前年同四半期比92.1%増)となりました。

 

 なお、当社グループは花き卸売事業単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。

 

(2)財政状態の分析

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は10,635,552千円となり、前連結会計年度末に比べ635,831千円増加しました。これは主に現金及び預金が569,021千円、売掛金が400,876千円増加し、有形固定資産が154,197千円減少したことなどによるものです。

負債は5,990,360千円となり、前連結会計年度末に比べ636,867千円増加しました。これは主に受託販売未払金が831,094千円増加し、長期借入金が225,872千円減少したことなどによるものです。

純資産は4,645,192千円となり、前連結会計年度末に比べ1,036千円減少しました。これは剰余金の配当61,058千円、親会社株主に帰属する四半期純利益60,418千円の計上により利益剰余金が639千円減少したことなどによるものです。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して569,021千円増加し2,727,291千円となっております。

 当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果増加した資金は、910,310千円(前年同四半期は731,334千円の増加)となりました。主な増加要因は、仕入債務の増加848,482千円、減価償却費226,822千円によるものです。また、主な減少要因は、売上債権の増加403,255千円によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果減少した資金は、42,596千円(前年同四半期は934,486千円の減少)となりました。主な減少要因は、貸付けによる支出58,000千円、有形固定資産の取得による支出43,781千円によるものです。また、増加要因は貸付金の回収による収入65,078千円によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果減少した資金は、298,692千円(前年同四半期は877,443千円の増加)となりました。主な減少要因は長期借入金の返済による支出225,872千円、配当金の支払額59,869千円によるものです。

 

 

(4)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。

 

(5)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(7)経営成績に重要な影響を与える要因

 当社グループの経営成績に重要な影響を与える主な要因として、天候と生産コスト上昇や生産者の高齢化による生産減による影響があります。

 花きの商品価値は供給・需要双方で天候の影響を受けます。天候により需給バランスが崩れ取引量や取引価格に影響する場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 また、原油高により暖房費や資材費、物流費といった生産コストが上昇すると、生産農家の経営が圧迫され、花きの生産量を減少させる要因となり得ます。

 これらに対し当社グループは、需給双方への情報発信を強化し安定的均衡を図るとともに、中央中核市場である大田花きを中心とした集散機能を発揮し、コストを抑えた効率的な物流に取り組みます。

 

(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析

 当社グループの資金状況は、営業活動によって910,310千円の資金を得て、投資活動によって42,596千円、財務活動によって298,692千円の資金を使用しました。当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して569,021千円増加し2,727,291千円となりました。

 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品仕入資金、販売費及び一般管理費の営業費用であり、また、当社グループの事業の特性上、回収、支払サイトが他業種に比べて短く、流動性は極めて高くなっております。