文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)経営成績等の状況
①経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、内閣府の経済財政政策を受けて雇用・所得環境が改善し景気は緩やかな回復基調で推移しました。エネルギー価格の高止まりによる懸念はあるものの、生鮮食品価格の高騰も一服したことで実質賃金は向上し、家計の購買力に回復の兆しが見られました。
このような経済状況のもとで、当社グループは、花や緑を通じて人々を幸せにするという理念に基づき、卸売市場だから実現可能な“品揃え”“適正価格”“利便性”を4つの機能(商流、物流、情報流、決済)を活かして消費者志向の商品提供に努めてまいりました。
しかしながら冠婚葬祭の小型化傾向が続いており、また花き業界の一大イベントの一つである母の日は消費者ニーズの多様化により従来人気商品であったカーネーションやバラの依存度が相対的に下がり、売上は伸び悩みました。ギフトの分野において引続きマーケティングに注力して消費者の求める商品を求められる時期に流通できるよう努めてまいります。
このような結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高5,412,266千円(前年同四半期比3.5%減)、営業損失42,520千円(前年同四半期は41,444千円の営業損失)、経常損失は27,937千円(前年同四半期は18,181千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は21,364千円(前年同四半期は16,075千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
なお、当社グループは花き卸売事業単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。
②財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は9,317,018千円となりました。
流動資産は前連結会計年度末に比べ737,975千円減少し3,828,317千円、固定資産は前連結会計年度末に比べ39,220千円増加し5,488,701千円となりました。
流動資産の主な内訳は、現金及び預金2,391,919千円、売掛金1,263,320千円、固定資産の主な内訳は建物及び構築物3,199,681千円です。
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は4,736,715千円となりました。
流動負債は前連結会計年度末に比べ545,528千円減少し1,691,169千円、固定負債は前連結会計年度末に比べ70,810千円減少し3,045,545千円となりました。
流動負債の主な内訳は、受託販売未払金1,020,394千円、固定負債の主な内訳は長期借入金2,202,118千円です。
純資産は前連結会計年度末に比べ82,416千円減少し4,580,303千円となりました。これは剰余金の配当61,052千円、親会社株主に帰属する四半期純損失21,364千円の計上によるものです。
③キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して52,707千円減少し2,389,919千円となっております。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、59,906千円(前年同四半期は377,279千円の増加)となりました。主な増加要因は、売上債権の減少639,548千円、減価償却費70,474千円であり、主な減少要因は、仕入債務の減少511,478千円、法人税等の支払額43,543千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、27,460千円(前年同四半期は34,339千円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出32,582千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、85,153千円(前年同四半期は85,681千円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出80,952千円によるものです。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える主な要因として、天候と生産コスト上昇や生産者の高齢化による生産減による影響があります。
花きの商品価値は供給・需要双方で天候の影響を受けます。天候により需給バランスが崩れ取引量や取引価格に影響する場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
また、原油高により暖房費や資材費、物流費といった生産コストが上昇すると、生産農家の経営が圧迫され、花きの生産量を減少させる要因となり得ます。
これらに対し当社グループは、需給双方への情報発信を強化し安定的均衡を図るとともに、中央中核市場である大田花きを中心とした集散機能を発揮し、コストを抑えた効率的な物流に取り組みます。
(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況は、営業活動によって59,906千円の資金を得て、投資活動によって27,460千円、財務活動によって85,153千円の資金を使用しました。当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して52,707千円減少し2,389,919千円となりました。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品仕入資金、販売費及び一般管理費の営業費用であり、また当社グループの事業の特性上、回収、支払サイトが他業種に比べて短く、流動性は極めて高くなっております。