文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)経営成績等の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、緩やかな回復基調にあるものの米中貿易摩擦や自然災害など先行き不透明感が払拭されず、個人消費は依然として今ひとつ伸び悩んでいる状況でした。
このような経済状況のもとで、全般的に花の価格は抑えられ花き業界は厳しい状況が続いております。今年度は暖秋・暖冬の影響で冬物衣料同様にクリスマスの花、年末年始の花が盛り上がらず、特に12月は例年に比べ出荷量減少でも単価が伸びず売上は厳しい状況となりました。加えて天災で国産花きが減少した分、輸入品が多く出回ったことも花の卸売価格を押し下げる一因となりました。
花き業界にとっては厳しい環境が続いておりますが、当社グループは花文化の伝統を継承していくとともに、変化する消費者のスタイルに応えていきます。新しい花との生活を提案する専門店、生活場面に似合う花をお手頃価格で提供するスーパーマーケットやホームセンター、買い物時間削減のためのインターネット花店、消費者目線に立ちそれぞれの業態における用途別の需要に対応していきます。引き続き需給バランスを見極め、商品価値と顧客価値を繋げるべく商流・物流・情報流・決済機能を強化していきます。
このような結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高19,246,017千円(前年同四半期比0.2%増)、営業利益22,853千円(前年同四半期比59.4%減)、経常利益は46,506千円(前年同四半期比48.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は32,719千円(前年同四半期比45.8%減)となりました。
なお、当社グループは花き卸売事業単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。
②財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は10,180,053千円となりました。
流動資産は前連結会計年度末に比べ257,815千円増加し4,824,109千円、固定資産は前連結会計年度末に比べ93,536千円減少し5,355,944千円となりました。
流動資産の主な内訳は、現金及び預金2,429,335千円、売掛金2,245,735千円、固定資産の主な内訳は建物及び構築物3,127,810千円です。
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は5,545,665千円となりました。
流動負債は前連結会計年度末に比べ392,501千円増加し2,629,198千円、固定負債は前連結会計年度末に比べ199,889千円減少し2,916,467千円となりました。
流動負債の主な内訳は、受託販売未払金1,958,636千円、固定負債の主な内訳は長期借入金2,040,214千円です。
純資産は前連結会計年度末に比べ28,332千円減少し4,634,387千円となりました。これは剰余金の配当61,052千円、親会社株主に帰属する四半期純利益32,719千円の計上によるものです。
③キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して15,291千円減少し2,427,335千円となっております。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、323,942千円(前年同四半期は910,310千円の増加)となりました。主な増加要因は、仕入債務の増加505,055千円、減価償却費218,504千円であり、主な減少要因は、売上債権の増加367,701千円、法人税等の支払額68,106千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、23,682千円(前年同四半期は42,596千円の使用)となりました。減少要因は貸付けによる支出70,500千円、有形固定資産の取得による支出57,621千円、無形固定資産の取得による支出40,155千円、増加要因は出資金の払戻による収入100,000千円、貸付金の回収による収入44,594千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、315,552千円(前年同四半期は298,692千円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出242,856千円、配当金の支払額60,821千円によるものです。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える主な要因として、天候と生産コスト上昇や生産者の高齢化による生産減による影響があります。
花きの商品価値は供給・需要双方で天候の影響を受けます。天候により需給バランスが崩れ取引量や取引価格に影響する場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
また、原油高により暖房費や資材費、物流費といった生産コストが上昇すると、生産農家の経営が圧迫され、花きの生産量を減少させる要因となり得ます。
これらに対し当社グループは、需給双方への情報発信を強化し安定的均衡を図るとともに、中央中核市場である大田花きを中心とした集散機能を発揮し、コストを抑えた効率的な物流に取り組みます。
(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況は、営業活動によって323,942千円の資金を得て、投資活動によって23,682千円、財務活動によって315,552千円の資金を使用しました。当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して15,291千円減少し2,427,335千円となりました。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品仕入資金、販売費及び一般管理費の営業費用であり、また、当社グループの事業の特性上、回収、支払サイトが他業種に比べて短く、流動性は極めて高くなっております。