当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)経営成績等の状況
①経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い政府より発令された緊急事態宣言による外出やイベント等の自粛によって経済活動は停滞し、景気は急速に悪化しました。
当社グループは国や地方自治体の要請を受け、従業員や取引先の健康と安全を確保した上で、花き流通の大宗を担う社会インフラとして花き卸売市場の運営を休まず続けてまいりました。飛行機や長距離トラックが減便する中でも全国に花と緑をお届けするべく集散機能の発揮に努めました。
緊急事態宣言の発令された4月は結婚式、葬儀、イベント等、花の使用される機会が急減し、4月の売上は昨年の半分程度まで落ち込みました。一方で外出自粛の継続により家庭内での花や緑に対する関心が高まり需要が増加しました。また、生花店の販売で非接触のeコマースが普及したことも追い風となりました。品薄で単価高の傾向もありますが、足元の売上は昨年並みまで回復しました。
当社グループではコロナ禍でも花と緑のある生活を提供できるよう各地域の生花店やスーパーマーケット、ホームセンターと共に活気ある花の売り場作りに取り組んでまいります。
このような結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高4,342,294千円(前年同四半期比22.2%減)、営業損失138,258千円(前年同四半期は36,018千円の営業損失)、経常損失は121,672千円(前年同四半期は16,806千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は125,426千円(前年同四半期は12,997千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
なお、当社グループは花き卸売事業単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。
②財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は8,248,664千円となりました。
流動資産は前連結会計年度末に比べ468,683千円減少し3,053,991千円、固定資産は前連結会計年度末に比べ75,073千円減少し5,194,673千円となりました。
流動資産の主な内訳は、現金及び預金1,627,456千円、売掛金1,225,094千円、固定資産の主な内訳は建物及び構築物2,918,303千円です。
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は3,800,738千円となりました。
流動負債は前連結会計年度末に比べ294,934千円減少し1,366,224千円、固定負債は前連結会計年度末に比べ72,519千円減少し2,434,514千円となりました。
流動負債の主な内訳は、受託販売未払金676,796千円、固定負債の主な内訳は長期借入金1,537,518千円です。
純資産は前連結会計年度末に比べ176,303千円減少し4,447,925千円となりました。これは剰余金の配当50,876千円、親会社株主に帰属する四半期純損失125,426千円の計上によるものです。
③キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して174,284千円減少し1,625,456千円となっております。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、57,191千円(前年同四半期は27,498千円の増加)となりました。主な減少要因は、仕入債務の減少334,747千円であり、主な増加要因は、売上債権の減少307,811千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、31,091千円(前年同四半期は31,467千円の使用)となりました。減少要因は、貸付けによる支出18,100千円、有形固定資産の取得による支出15,300千円、無形固定資産の取得による支出15,205千円であり、増加要因は貸付金の回収による収入17,513千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、86,000千円(前年同四半期は86,381千円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出80,952千円によるものです。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計方針及び見積りの記載について重要な変更はありません。
なお新型コロナウイルス感染症は経済、社会活動に広範囲な影響を与える事象であり、当社グループに及ぼす影響や今後の広がり方、収束時期を合理的に予測することは困難であります。
当社グループは現時点で入手可能な情報を踏まえ、2021年3月期の一定の期間にわたり当該影響が継続するものと仮定し、繰延税金資産の回収可能性等の会計上の見積りを行っておりますが、将来の不確実性が当社グループが行った会計上の見積りや結果に影響を与える可能性があります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える主な要因として、天候と生産コスト上昇や生産者の高齢化による生産減による影響があります。
花きの商品価値は供給・需要双方で天候の影響を受けます。天候により需給バランスが崩れ取引量や取引価格に影響する場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
また、原油高により暖房費や資材費、物流費といった生産コストが上昇すると、生産農家の経営が圧迫され、花きの生産量を減少させる要因となり得ます。
これらに対し当社グループは、需給双方への情報発信を強化し安定的均衡を図るとともに、中央中核市場である大田花きを中心とした集散機能を発揮し、コストを抑えた効率的な物流に取り組みます。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況は、営業活動によって57,191千円、投資活動によって31,091千円、財務活動によって86,000千円の資金を使用しました。当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して174,284千円減少し1,625,456千円となりました。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品仕入資金、販売費及び一般管理費の営業費用であり、また、当社グループの事業の特性上、回収、支払サイトが他業種に比べて短く、流動性は極めて高くなっております。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。