当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)経営成績等の状況
①経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大が収まらず厳しい状況が続いており、先行き不透明な状況となっております。
花き業界においては、度重なる緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の発出により冠婚葬祭需要は依然として低調ではあるものの回復の兆しが見えました。一方で個人需要は好調で業界団体で提案した「Okuléte gommen」企画が奏功し、特にギフト用に花を購入する方が増えました。またサブスクリプションで花を購入する動きも定着してきました。若年層を中心に消費行動がトキ消費に移行しており、今後も家庭需要、個人需要は堅調な推移が見込まれます。
このような状況の中、当社グループは日本全国に花を供給するために生産者・流通業者・小売業者と協力して、生活者のニーズに的確に応えられる仕組みづくりに努めてまいりました。
また、当第1四半期連結会計期間の期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。花き卸売事業における受託取引等、代理人取引と判断される取引についてその売上高の計上額をこれまで取引総額であったものから純額へと変更しております。なお、前第1四半期において当該会計基準等を適用したと仮定して算定した売上高の前年同四半期比は43.0%増です。
このような結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高865,956千円、営業利益30,531千円(前年同四半期は138,258千円の営業損失)、経常利益47,056千円(前年同四半期は121,672千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益31,481千円(前年同四半期は125,426千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
なお、当社グループは花き卸売事業単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。
②財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は8,495,293千円となりました。
流動資産は前連結会計年度末に比べ346,239千円減少し3,551,393千円、固定資産は前連結会計年度末に比べ72,639千円減少し4,943,900千円となりました。
流動資産の主な内訳は、現金及び預金1,990,954千円、売掛金1,366,065千円、固定資産の主な内訳は建物及び構築物2,782,567千円です。
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は3,947,845千円となりました。
流動負債は前連結会計年度末に比べ325,748千円減少し1,820,046千円、固定負債は前連結会計年度末に比べ73,735千円減少し2,127,799千円となりました。
流動負債の主な内訳は、受託販売未払金977,880千円、固定負債の主な内訳は長期借入金1,213,710千円です。
純資産は前連結会計年度末に比べ19,395千円減少し4,547,447千円となりました。これは剰余金の配当50,876千円、親会社株主に帰属する四半期純利益31,481千円の計上によるものです。
③キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して395,352千円増加し1,988,954千円となりました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、508,004千円(前年同四半期は57,191千円の使用)となりました。主な増加要因は、売上債権の減少781,439千円であり、主な減少要因は、仕入債務の減少376,267千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、26,916千円(前年同四半期は31,091千円の使用)となりました。減少要因は、有形固定資産の取得による支出19,606千円、無形固定資産の取得による支出16,224千円であり、増加要因は貸付金の回収による収入8,913千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、85,735千円(前年同四半期は86,000千円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出80,952千円によるものです。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
なお新型コロナウイルス感染症は経済、社会活動に広範囲な影響を与える事象であり、当社グループに及ぼす影響や今後の広がり方、収束時期を合理的に予測することは困難であります。
当社グループは現時点で入手可能な情報を踏まえ、2022年3月期の一定の期間にわたり当該影響が継続するものと仮定し、繰延税金資産の回収可能性等の会計上の見積りを行っておりますが、将来の不確実性が当社グループが行った会計上の見積りや結果に影響を与える可能性があります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える主な要因として、天候と生産コスト上昇や生産者の高齢化による生産減による影響があります。
花きの商品価値は供給・需要双方で天候の影響を受けます。天候により需給バランスが崩れ取引量や取引価格に影響する場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
また、原油高により暖房費や資材費、物流費といった生産コストが上昇すると、生産農家の経営が圧迫され、花きの生産量を減少させる要因となり得ます。
これらに対し当社グループは、需給双方への情報発信を強化し安定的均衡を図るとともに、中央中核市場である大田花きを中心とした集散機能を発揮し、コストを抑えた効率的な物流に取り組みます。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況は、営業活動によって508,004千円の資金を得て、投資活動によって26,916千円、財務活動によって85,735千円の資金を使用しました。当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して395,352千円増加し1,988,954千円となりました。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品仕入資金、販売費及び一般管理費の営業費用であり、また、当社グループの事業の特性上、回収、支払サイトが他業種に比べて短く、流動性は極めて高くなっております。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。