当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)経営成績等の状況
①経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況が続いております。ワクチン接種が進む中、経済活動が正常化することが期待されますが、引続き感染症の再拡大や長期化の懸念もあり、先行きは不透明な状況となっております。
花き業界においては、コロナ禍におけるステイホームの長期化により、「身近に植物のある暮らし」への関心が高まり、また環境問題に対する意識の高まりから緑の大切さや効能が注目を集め、個人需要が堅調に推移しました。
一方で花きの国内生産は減少しており、物流業界の働き方改革等もあり、出荷物が大都市の卸売市場に集中する傾向にあります。当社は国内最大の花き卸売市場として集散機能を発揮し、地方市場との取り組みを強化し、地域文化の継承、花文化の普及に努めてまいります。
また、第1四半期連結会計期間の期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。花き卸売事業における受託取引等、代理人取引と判断される取引についてその売上高の計上額をこれまで取引総額であったものから純額へと変更しております。なお、前第2四半期において当該会計基準等を適用したと仮定して算定した売上高の前年同四半期比は17.8%増です。
このような結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高1,948,767千円、営業利益84,532千円(前年同四半期は98,180千円の営業損失)、経常利益105,577千円(前年同四半期は76,463千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益71,214千円(前年同四半期は81,473千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
なお、当社グループは花き卸売事業単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。
②財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は8,474,673千円となりました。流動資産は前連結会計年度末に比べ298,883千円減少し3,598,749千円、固定資産は前連結会計年度末に比べ140,616千円減少し4,875,924千円となりました。流動資産の主な内訳は、現金及び預金1,744,974千円、売掛金1,673,766千円、固定資産の主な内訳は建物及び構築物2,749,146千円です。
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は3,887,492千円となりました。流動負債は前連結会計年度末に比べ311,696千円減少し1,834,098千円、固定負債は前連結会計年度末に比べ148,140千円減少し2,053,394千円となりました。流動負債の主な内訳は、受託販売未払金1,007,204千円、固定負債の主な内訳は長期借入金1,132,758千円です。
純資産は前連結会計年度末に比べ20,337千円増加し4,587,180千円となりました。これは剰余金の配当50,876千円、親会社株主に帰属する四半期純利益71,214千円の計上によるものです。
③キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して151,373千円増加し1,744,974千円となっております。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、388,827千円(前年同四半期は98,929千円の増加)となりました。主な増加要因は、売上債権の減少473,740千円、減価償却費126,977千円、税金等調整前四半期純利益105,577千円であり、主な減少要因は、仕入債務の減少333,053千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、16,205千円(前年同四半期は28,367千円の使用)となりました。減少要因は、有形固定資産の取得による支出20,309千円、無形固定資産の取得による支出16,224千円であり、主な増加要因は貸付金の回収による収入18,327千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、221,248千円(前年同四半期は221,457千円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出161,904千円、配当金の支払50,815千円によるものです。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計方針及び見積りの記載について重要な変更はありません。
なお新型コロナウイルス感染症は経済、社会活動に広範囲な影響を与える事象であり、当社グループに及ぼす影響や今後の広がり方、収束時期を合理的に予測することは困難であります。
当社グループは現時点で入手可能な情報を踏まえ、2022年3月期の一定の期間にわたり当該影響が継続するものと仮定し、繰延税金資産の回収可能性等の会計上の見積りを行っておりますが、将来の不確実性が当社グループが行った会計上の見積りや結果に影響を与える可能性があります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える主な要因として、天候と生産コスト上昇や生産者の高齢化による生産減による影響があります。
花きの商品価値は供給・需要双方で天候の影響を受けます。天候により需給バランスが崩れ取引量や取引価格に影響する場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
また、原油高により暖房費や資材費、物流費といった生産コストが上昇すると、生産農家の経営が圧迫され、花きの生産量を減少させる要因となり得ます。
これらに対し当社グループは、需給双方への情報発信を強化し安定的均衡を図るとともに、中央中核市場である大田花きを中心とした集散機能を発揮し、コストを抑えた効率的な物流に取り組みます。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況は、営業活動によって388,827千円の資金を得て、投資活動によって16,205千円、財務活動によって221,248千円の資金を使用しました。当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して151,373千円増加し1,744,974千円となりました。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品仕入資金、販売費及び一般管理費の営業費用であり、また、当社グループの事業の特性上、回収、支払サイトが他業種に比べて短く、流動性は極めて高くなっております。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。