第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)経営成績等の状況

 ①経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、ウィズコロナにおいて各種制限が緩和され個人消費は回復基調が続いております。一方で緊迫するウクライナ情勢の長期化、資源価格の高騰、金融資本市場の変動など不安定な情勢もあり、先行きは不透明な状況が続いております。

 花き業界においてはコロナ禍で自粛していた結婚披露宴が開催されるようになり、イベント等の催しが増えたことで需要が回復したことに加え、花き消費の基盤である家庭需要はしっかりしている上、インターネットやサブスクといった販売チャネルは新たに若年層の需要を開拓し、総じて需要はコロナ以前よりも増えています。しかし国内供給量は急には増えず、輸入品も国際物流や円安の影響から増えず単価高が続いております。また物流業界の「2024年問題」の影響もあり産地は出荷先を消費力の高い首都圏の卸売市場に絞る傾向にあります。

 このような状況の中、当社グループは日本全国に花を供給するために生産者、流通業者、小売業者と協力して生活者のニーズに的確に応えられるように仕組みづくりに努めてまいりました。

 

 このような結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高971,566千円(前年同四半期比12.2%増)、営業利益55,834千円(前年同四半期比82.9%増)、経常利益75,902千円(前年同四半期比61.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益51,219千円(前年同四半期比62.7%増)となりました。

 

 なお、当社グループは花き卸売事業単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。

 

 ②財政状態の分析

 当第1四半期連結会計期間末における資産合計は8,119,866千円となりました。流動資産は前連結会計年度末に比べ649,465千円減少し3,338,898千円、固定資産は前連結会計年度末に比べ36,758千円減少し4,780,967千円となりました。流動資産の主な内訳は、現金及び預金1,805,192千円、売掛金1,355,654千円、固定資産の主な内訳は建物及び構築物2,650,822千円です。

 当第1四半期連結会計期間末における負債合計は3,440,293千円となりました。流動負債は前連結会計年度末に比べ618,655千円減少し1,594,847千円、固定負債は前連結会計年度末に比べ57,735千円減少し1,845,446千円となりました。流動負債の主な内訳は、受託販売未払金862,213千円、固定負債の主な内訳は長期借入金895,422千円です。

 純資産は前連結会計年度末に比べ9,833千円減少し4,679,573千円となりました。これは剰余金の配当61,052千円、親会社株主に帰属する四半期純利益51,219千円の計上によるものです。

 

 ③キャッシュ・フローの状況

 当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して219,822千円増加し1,805,192千円となりました。

 当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は、314,714千円(前年同四半期は508,004千円の増加)となりました。主な増加要因は、売上債権の減少874,888千円であり、主な減少要因は、仕入債務の減少593,090千円によるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は、9,036千円(前年同四半期は26,916千円の使用)となりました。減少要因は、有形固定資産の取得による支出15,550千円、無形固定資産の取得による支出2,400千円であり、増加要因は貸付金の回収による収入8,913千円によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は、85,855千円(前年同四半期は85,735千円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出80,952千円によるものです。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 なお新型コロナウイルス感染症は経済、社会活動に広範囲な影響を与える事象であり、当社グループに及ぼす影響や今後の広がり方、収束時期を合理的に予測することは困難であります。

 当社グループは現時点で入手可能な情報を踏まえ、2023年3月期の一定の期間にわたり当該影響が継続するものと仮定し、繰延税金資産の回収可能性等の会計上の見積りを行っておりますが、将来の不確実性が当社グループが行った会計上の見積りや結果に影響を与える可能性があります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(6)経営成績に重要な影響を与える要因

 当社グループの経営成績に重要な影響を与える主な要因として、天候と生産コスト上昇や生産者の高齢化による生産減による影響があります。

 花きの商品価値は供給・需要双方で天候の影響を受けます。天候により需給バランスが崩れ取引量や取引価格に影響する場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 また、原油高により暖房費や資材費、物流費といった生産コストが上昇すると、生産農家の経営が圧迫され、花きの生産量を減少させる要因となり得ます。

 これらに対し当社グループは、需給双方への情報発信を強化し安定的均衡を図るとともに、中央中核市場である大田花きを中心とした集散機能を発揮し、コストを抑えた効率的な物流に取り組みます。

 

(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析

 当社グループの資金状況は、営業活動によって314,714千円の資金を得て、投資活動によって9,036千円、財務活動によって85,855千円の資金を使用しました。当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して219,822千円増加し1,805,192千円となりました。

 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品仕入資金、販売費及び一般管理費の営業費用であり、また、当社グループの事業の特性上、回収、支払サイトが他業種に比べて短く、流動性は極めて高くなっております。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。