当第3四半期連結累計期間の販売実績といたしましては、リズムディバイスにおきまして、昨年3月に導入したMRI(磁気共鳴画像)検査に対応した心臓ペースメーカが寄与したほか、EP/アブレーションおよび外科関連におきましても、オンリーワン製品をはじめとする自社グループ製品の販売が引き続き伸長していることから、売上高は前年同期を上回って推移いたしました。しかしながら、インターベンションにおきましては、一部の仕入商品の販売を前期末で終了した影響により、前年同期に比べ売上高は減少いたしました。
以上により、当第3四半期連結累計期間の売上高は216億9千9百万円(前年同期比15.1%増)となりました。
品目別の販売状況は以下のとおりです。
(単位:百万円)
区分 | 前第3四半期連結累計期間(自 平成26年4月1日 | 当第3四半期連結累計期間 | 増減率 |
リズムディバイス | 3,138 | 4,132 | 31.7% |
EP/アブレーション | 8,404 | 10,273 | 22.2% |
外科関連 | 4,526 | 4,832 | 6.8% |
インターベンション | 1,923 | 1,604 | △16.6% |
その他 | 866 | 857 | △1.1% |
合計 | 18,859 | 21,699 | 15.1% |
※各品目区分に分類される主たる商品は以下のとおりです。
リズムディバイス | 心臓ペースメーカ、ICD(植込み型除細動器)、CRT-D(除細動機能付き両心室ペースメーカ) |
EP/アブレーション | EP(電気生理用)カテーテル、アブレーションカテーテル、 |
外科関連 | 人工血管、オープンステントグラフト、ステントグラフト、人工心臓弁、人工弁輪 |
インターベンション | バルーンカテーテル、ガイドワイヤー、貫通用カテーテル |
その他 | 血液浄化関連商品 |
心臓ペースメーカにおきましては、昨年3月より販売を開始した条件付きMRI(磁気共鳴画像)検査対応ペースメーカ「KORA100(コーラ100)」の寄与により、MRI対応商品の取扱いがなかった前年同期に比べ、販売数量が増加いたしました。また、「KORA100」では対応ができなかった胸部のMRI検査を行うことが可能な新商品「KORA250(コーラ250)」の薬事承認を本年1月に取得し、3月の販売開始を予定していることから、さらなる販売数量の増加に取り組んでまいります。
またICD(植込み型除細動器)関連におきましては、競争環境が依然として厳しいものの、昨年11月より従来品に比べて小型であり、世界最長クラスの電池寿命を有する新商品「PLATINIUM(プラティニウム)」の販売を開始しておりますので、引き続き拡販に努めてまいります。
以上により、リズムディバイスの売上高は41億3千2百万円(前年同期比31.7%増)となりました。
EPカテーテルにおきましては、オンリーワン製品である心腔内除細動システムの専用カテーテルである「BeeAT(ビート)」が引き続き好調に推移したほか、昨年4月より販売を開始した食道温モニタリングシステム用カテーテル「Esophastar(エソファスター)」につきましても、同製品が使用される心房細動のアブレーション治療の症例数が増加していることもあり、市場導入が順調に進みました。
アブレーションカテーテルにおきましては、イリゲーション機能付きアブレーションカテーテル「Bernoulli(ベルヌーイ)」の本格的な販売開始が遅れており、販売数量は前年同期に比べ減少いたしました。
また、オンリーワン商品である高周波心房中隔穿刺針「RFニードル」につきましては、心房細動のアブレーション治療等の症例において広く行われている心房中隔穿刺術の安全性を高める医療機器として、高く評価されており、販売数量が増加いたしました。
以上により、EP/アブレーションの売上高は102億7千3百万円(前年同期比22.2%増)となりました。
人工血管関連におきましては、オンリーワン製品である「J-Graft(ジェイ・グラフト)オープンステントグラフト」が引き続き伸長いたしました。本製品を用いることにより、開胸手術を伴う胸部大動脈瘤治療の低侵襲化が期待できることから、新たな治療方法として普及が進んでおります。
また、カテーテルを用いて経皮的に大動脈瘤の治療を行うステントグラフトにつきましては、従来からの胸部用の商品の販売数量が増加したほか、本年1月より、新たに腹部用の商品である「AFXステントグラフトシステム」の販売を開始いたしました。腹部用の商品がラインナップに加わったことにより、人工血管関連の売上高のさらなる増加が期待されます。
人工弁関連におきましては、昨年4月からの保険償還価格の段階的引き下げにより、生体弁の売上高が前年同期に比べ減少したものの、昨年12月より抗石灰化処理を施すことで耐久性を高めた新商品「CROWN PRT(クラウン・PRT)」を導入し、既存商品からの切り替えを行ったことから、売上高の増加に努めてまいります。
以上により、外科関連の売上高は48億3千2百万円(前年同期比6.8%増)となりました。
バルーンカテーテルにおきましては、従来の商品から、自社製品である「canPass(キャンパス)」や拡張力が高いタイプの仕入商品である「Pantera LEO(パンテラ・レオ)」への切り替えが進んだことにより利益率が改善いたしました。また、ガイドワイヤーにおきましては、末梢用の製品の拡販に取り組んだものの、企業間競争が厳しいことから、前年同期に比べ売上高は減少いたしました。
その他の品目におきましては、冠動脈の狭窄部における治療機器の通過をサポートし、手技の効率化を可能とする貫通用カテーテル「Guideliner(ガイドライナー)」が伸長したものの、一部商品の取扱いを前期末で終了した影響を吸収するまでには至りませんでした。
また、本年1月に心房中隔欠損閉鎖器具「Figulla FlexⅡ(フィギュラ・フレックスⅡ)」の薬事承認を取得し、2月より販売を開始いたします。同商品は、左右の心房を隔てる壁である心房中隔に先天的に穴が開いている疾患に対し、カテーテルを用いて低侵襲に治療することができる医療機器であり、当社としては同市場への再参入となることから速やかな普及に努めてまいります。
以上により、インターベンションの売上高は16億4百万円(前年同期比16.6%減)となりました。
連結子会社で販売する血液浄化関連商品等のその他の売上高は8億5千7百万円(前年同期比1.1%減)となりました。
オンリーワン製品を中心に収益性の高い自社グループ製品の売上構成比が上昇したことから、売上総利益率は前年同期に比べ2.6ポイント改善いたしました。その一方で、新商品の導入のための治験費用や検査費等の増加により、販売費及び一般管理費が前年同期に比べ増加いたしました。以上のことから、当第3四半期連結累計期間の営業利益は25億6千5百万円(前年同期比87.9%増)となりました。
受取利息及び為替差益等の営業外収益を1億7千5百万円、自己株式取得に係るシンジケートローン手数料等の営業外費用を1億7千5百万円計上したことから、当第3四半期連結累計期間の経常利益は25億6千5百万円(前年同期比72.6%増)となりました。
昨年4月22日付の「投資有価証券売却益(特別利益)の計上に関するお知らせ」にて開示しております投資有価証券売却益10億2千8百万円、小山ファクトリーに係る助成金7千3百万円を、それぞれ特別利益として計上した一方で、子会社工場の閉鎖に伴う固定資産除却損6千2百万円を特別損失として計上したことから、当第3四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益は21億5千7百万円(前年同期比190.3%増)となりました。
当第3四半期連結会計期間末の資産につきましては、流動資産が前連結会計年度末に比べ4億9千3百万円増加し、242億8千2百万円となりました。これは主として、たな卸資産が15億7千9百万円増加した一方で、未収入金の減少を主たる要因として、その他が15億6千5百万円減少したことによるものであります。
また、固定資産は前連結会計年度末に比べ4億9千7百万円減少し、88億7千6百万円となりました。これは主として投資その他の資産が4億6千4百万円減少したことによるものであります。
以上の結果、資産合計は前連結会計年度末から4百万円減少し、331億5千9百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末の負債につきましては、流動負債が前連結会計年度末に比べ9億7千万円減少し、120億4千8百万円となりました。これは主として支払手形及び買掛金が25億5千7百万円減少した一方で、借入金が13億3千9百万円増加したことによるものであります。
また、固定負債は前連結会計年度末に比べ10億8千5百万円増加し、58億4千4百万円となりました。これは主として自己株式公開買付け資金として長期借入金を実行したことにより、長期借入金が11億6千5百万円増加したことによるものであります。
以上の結果、負債合計は前連結会計年度末から1億1千4百万円増加し、178億9千2百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末の純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ1億1千8百万円減少し、152億6千6百万円となりました。これは主として自己株式が19億5千万円増加したこと、及び、剰余金の配当を3億2千4百万円実施したこと、並びに、親会社株主に帰属する四半期純利益を21億5千7百万円計上したことによるものであります。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、5億9千5百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間において、連結会社または提出会社の従業員数に著しい増加または減少はありません。
当第3四半期連結累計期間における生産実績を商品区分別に示すと次のとおりであり、著しい変動はありません。
区分 | 前第3四半期連結累計期間(自 平成26年4月1日 | 当第3四半期連結累計期間 |
金額(百万円) | 金額(百万円) | |
EP/アブレーションカテーテル類 | 2,803 | 2,920 |
外科関連 | 372 | 512 |
インターベンション | 395 | 527 |
その他 | 632 | 530 |
合計 | 4,204 | 4,491 |
(注) 1 金額は製造原価によっております。
2 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
当社グループの事業形態は、原則として受注残高が発生しないため、記載を省略しております。
当第3四半期連結累計期間における販売実績を商品区分別に示すと次のとおりであり、著しい変動はありません。
区分 | 前第3四半期連結累計期間 | 当第3四半期連結累計期間 |
金額(百万円) | 金額(百万円) | |
リズムディバイス | 3,138 | 4,132 |
EP/アブレーション | 8,404 | 10,273 |
外科関連 | 4,526 | 4,832 |
インターベンション | 1,923 | 1,604 |
その他 | 866 | 857 |
合計 | 18,859 | 21,699 |
(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動または前連結会計年度末において計画中であったものの著しい変更はありません。