第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
 

2 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において新たに締結した経営上の重要な契約等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の分析

(売上高について)

当第2四半期連結累計期間におきましては、本年4月に実施された医療機器の公定価格である保険償還価格の改定により、当社が取り扱う商品の大部分において価格が引き下げられたものの、当社の業績への寄与度が高いオンリーワン商品等における引き下げ幅が小さかったことや、主要な取扱商品が、保険償還価格が高い機能区分の新商品に移行していること等により、従来の価格改定に比べ、業績への影響は限定的でありました。また、循環器関連の疾患の症例数は、高齢化の進展や医療機器の進歩による対象症例の拡大等により増加していることから、医療機器の販売数量も増加傾向が続いております。

こうした中、リズムディバイスにおきましては、本年3月に導入した全身のMRI(磁気共鳴画像)検査に対応した心臓ペースメーカの販売数量が順調に増加したほか、主に自社製品を扱うEP/アブレーションにおきましては、心房細動のアブレーション治療の症例数の増加を受けて、オンリーワン商品をはじめとする心房細動治療の関連商品が伸長いたしました。

さらに、外科関連におきましては、本年1月に新規参入した腹部領域のステントグラフトが売上高の増加に寄与いたしました。

以上により、当第2四半期連結累計期間の売上高は、178億7千1百万円(前年同期比28.0%増)となりました。

 

品目別の販売状況は以下のとおりです。

  <品目別売上高>                          (単位:百万円)

区分

前第2四半期連結累計期間
(自 平成27年4月1日)
(至 平成27年9月30日)

当第2四半期連結累計期間
(自 平成28年4月1日) 
(至 平成28年9月30日)

増減率

リズムディバイス

2,746

3,256

18.6%

EP/アブレーション

6,519

8,673

33.0%

外科関連

3,112

4,143

33.1%

インターベンション

1,035

1,333

28.8%

その他

546

463

△15.1%

合計

13,959

17,871

28.0%

 

※各品目区分に分類される主たる商品は以下のとおりです。

リズムディバイス

心臓ペースメーカ、ICD(植込み型除細動器)、CRT-D(除細動機能付き両心室ペースメーカ)

EP/アブレーション

EP(電気生理用)カテーテル、アブレーションカテーテル、
心腔内除細動カテーテル、食道温モニタリングカテーテル、高周波心房中隔穿刺針

外科関連

人工血管、オープンステントグラフト、ステントグラフト、人工心臓弁、人工弁輪

インターベンション

バルーンカテーテル、ガイドワイヤー、貫通用カテーテル、心房中隔欠損閉鎖器具

その他

血液浄化関連商品

 

 

①リズムディバイス

心臓ペースメーカにおきましては、本年3月より販売を開始した、条件付きMRI(磁気共鳴画像)検査対応ペースメーカ「KORA250(コーラ250)」が伸長いたしました。「KORA250」は、従来品では制約のあった胸部のMRI撮像が可能となったことに加え、世界最小クラスの本体サイズや電池寿命が長いという特長を有していることから、さらなる販売数量の増加に努めてまいります。

また、ICD(植込み型除細動器)におきましては、昨年11月に販売を開始した「PLATINIUM(プラティニウム)」の寄与により、販売数量が前年同期に比べ増加いたしました。さらに、CRT-D(除細動機能付き両心室ペースメーカ)におきましても、本年8月に「PLATINIUM」シリーズの新商品を上市したことから、拡販に努めてまいります。

以上により、リズムディバイスの売上高は、32億5千6百万円(前年同期比18.6%増)となりました。

 

②EP/アブレーション

EPカテーテルにおきましては、心房細動のアブレーション治療の症例数が増加したことから、同症例に用いられる当社のオンリーワン製品である心腔内除細動システム専用カテーテル「BeeAT(ビート)」をはじめ、昨年4月に導入した食道温モニタリングシステム専用カテーテル「Esophastar(エソファスター)」等の販売数量が引き続き伸長し、前年同期に比べ売上高が増加いたしました。さらに、仕入商品であり、国内では当社のみが販売する高周波心房中隔穿刺針「RFニードル」も販売数量が増加いたしました。

アブレーションカテーテルにおきましては、イリゲーション機能付きアブレーションカテーテルの本格的な市場導入が遅れていることから、売上高は前年同期と同水準となりました。

以上により、EP/アブレーションの売上高は、86億7千3百万円(前年同期比33.0%増)となりました。

 

③外科関連

人工血管関連におきましては、当社のオンリーワン製品であり、自社グループ製品でもある「J-Graft(ジェイ・グラフト)オープンステントグラフト」が、開胸手術を伴う胸部大動脈瘤治療の低侵襲化に寄与する医療機器として、医療現場への浸透が進んだことから、販売数量は前年同期に比べ増加いたしました。

また、大動脈瘤の経皮的治療に用いるステントグラフトにおきましては、従来から取扱っております胸部用の商品に加えて、本年1月に新たに腹部領域において導入した「AFXステントグラフトシステム」の販売数量が順調に増加いたしました。

人工弁関連におきましては、昨年12月に販売を開始した、抗石灰化処理を施して耐久性を高めた生体弁「CROWN PRT(クラウン・PRT)」が堅調に推移いたしました。また、本年4月にはステントレス生体弁「SOLO SMART(ソロ・スマート)」を上市したことから、拡販に注力してまいります。

以上により、外科関連の売上高は、41億4千3百万円(前年同期比33.1%増)となりました。

 

④インターベンション

バルーンカテーテルにつきましては、販売数量は前年同期と概ね同水準であったものの、保険償還価格引き下げの影響により売上高は減少いたしました。

また、ガイドワイヤーにつきましては、競争環境が厳しく、前年同期に比べ販売数量が減少したことに加え、保険償還価格引き下げの影響もあり、売上高が減少いたしました。

その他の品目におきましては、冠動脈の狭窄部における治療機器の通過をサポートし、手技の効率化を可能とする貫通用カテーテル「Guideliner(ガイドライナー)」の販売数量が増加いたしました。また、本年2月に導入した心房中隔欠損閉鎖器具「Figulla FlexⅡ(フィギュラ・フレックスⅡ)」が医療現場において高い評価を得ていることから、販売数量が大きく伸長いたしました。

以上により、インターベンションの売上高は、13億3千3百万円(前年同期比28.8%増)となりました。

 

 

⑤その他

連結子会社で販売する血液浄化関連商品等のその他の売上高は、4億6千3百万円(前年同期比15.1%減)となりました。

 

(損益について)

①営業利益

自社グループ製品において、収益性の高い製品の販売が伸長していることに加え、仕入商品においても新商品への切り替えが進み、収益性が改善したことにより、売上総利益率は前年同期に比べ1.9ポイント改善いたしました。

販売費及び一般管理費におきましては、自社製品の開発関連費用のほか、業容拡大に伴う物流やシステム関連の業務委託費用等が前年同期に比べ増加したものの、薬事関連費用等の一部の経費については予算執行が遅れていることから、当第2四半期連結累計期間の営業利益は34億1千9百万円(前年同期比159.9%増)となりました。

 

②経常利益

受取利息をはじめとする営業外収益を1億3千7百万円、支払利息及び為替差損等を営業外費用として1億4千2百万円計上したことから、当第2四半期連結累計期間の経常利益は、34億1千5百万円(前年同期比164.5%増)となりました。

 

③親会社株主に帰属する四半期純利益

子会社の工場跡地の売却益を特別利益として2千4百万円計上したことから、当第2四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益は、23億7千2百万円(前年同期比71.1%増)となりました。

 

(2)財政状態の分析

(連結貸借対照表に関する分析)

①資産

当第2四半期連結会計期間末の資産につきましては、流動資産が前連結会計年度末に比べ7億1千1百万円増加し、266億5千4百万円となりました。これは主として、たな卸資産が6億3千9百万円減少した一方で、現金預金が5億9千万円、売上債権が3億5千8百万円増加したことによるものであります。

また、固定資産は前連結会計年度末に比べ4億1千6百万円増加し、106億3千8百万円となりました。これは主として、有形固定資産が1億8千3百万円増加したことによるものであります。

以上の結果、資産合計は前連結会計年度末から11億2千7百万円増加し、372億9千2百万円となりました。

 

②負債

当第2四半期連結会計期間末の負債につきましては、流動負債が前連結会計年度末に比べ7億4千1百万円減少し、127億5千6百万円となりました。これは主として法人税等の支払及び1年内返済予定の長期借入金の約定返済によるものであります。

また、固定負債は前連結会計年度末に比べ4千万円減少し、67億3千5百万円となりました。これは主として長期借入金の減少によるものであります。

以上の結果、負債合計は前連結会計年度末から7億8千2百万円減少し、194億9千2百万円となりました。

 

③純資産

当第2四半期連結会計期間末の純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ19億1千万円増加し、178億円となりました。これは主として剰余金の配当を4億6千5百万円実施したこと、並びに、親会社株主に帰属する四半期純利益を23億7千2百万円計上したことによるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況の分析

当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ5億9千万円増加し、43億2千7百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

 

①営業活動によるキャッシュ・フロー

当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、25億7千1百万円の収入(前年同期は22億5千3百万円の支出)となりました。これは主として税金等調整前四半期純利益が11憶1千3百万円増加した34億3千8百万円を計上したことに加え、たな卸資産の減少による収入が5億9千3百万円、仕入債務の増加による収入が5億1千2百万円(前年同期はそれぞれ19億1千6百万円と29億9千4百万円の支出)となり、その一方で、その他が4億3千9百万円の支出(前年同期は18億7千1百万円の収入)となったことによるものであります。

 

②投資活動によるキャッシュ・フロー

当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、11億1千5百万円の支出(前年同期は10億6千2百万円の収入)となりました。これは主として投資有価証券の売却による収入が13億4千5百万円減少した0百万円となったことによるものであります。

 

③財務活動によるキャッシュ・フロー

当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、8億4千万円の支出(前年同期は8千8百万円の収入)となりました。これは主として、短期及び長期の借入金収支による支出が27億4千6百万円増加した一方で、自己株式取得支出が19億4千9百万円減少した0百万円となったことによるものであります。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、4億7千3百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見直し

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。

 

(7)従業員数

当第2四半期連結累計期間において、連結会社または提出会社の従業員数に著しい増加または減少はありません。

 

 

(8)生産、受注及び販売の実績

①生産実績

当第2四半期連結累計期間における生産実績を商品区分別に示すと次のとおりであり、著しい変動はありません。

区分

前第2四半期連結累計期間(自 平成27年4月1日
 至 平成27年9月30日)

当第2四半期連結累計期間
(自 平成28年4月1日
 至 平成28年9月30日)

金額(百万円)

金額(百万円)

EP/アブレーションカテーテル類

1,878

2,108

外科関連

339

366

インターベンション

350

258

その他

345

312

合計

2,912

3,045

 

(注) 1 金額は製造原価によっております。

2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

②受注実績

当社グループの事業形態は、原則として受注残高が発生しないため、記載を省略しております。

 

③販売実績

当第2四半期連結累計期間における販売実績を商品区分別に示すと次のとおりであり、著しい変動はありません。

区分

前第2四半期連結累計期間
(自 平成27年4月1日
 至 平成27年9月30日)

当第2四半期連結累計期間
(自 平成28年4月1日
 至 平成28年9月30日)

金額(百万円)

金額(百万円)

リズムディバイス

2,746

3,256

EP/アブレーション

6,519

8,673

外科関連

3,112

4,143

インターベンション

1,035

1,333

その他

546

463

合計

13,959

17,871

 

(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。

 

(9)主要な設備

当第2四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動または前連結会計年度末において計画中であったものの著しい変更はありません。