第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において新たに締結した経営上の重要な契約等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当第1四半期連結会計期間末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営成績の分析

(売上高について)

当第1四半期連結累計期間の販売実績といたしましては、リズムディバイスにおきまして、昨年3月に導入したMRI(磁気共鳴画像)検査に対応した心臓ペースメーカが伸長いたしました。また、EP/アブレーションにおきましては、心房細動のアブレーション治療の症例数が引き続き高い伸びを示していることを背景として、オンリーワン製品をはじめとする心房細動治療の関連商品が伸長いたしました。

また、外科関連におきましては、昨年1月に新規参入した腹部用ステントグラフトのほか、オンリーワン製品であるオープンステントグラフトが好調に推移し、売上増に寄与いたしました。

以上により、当第1四半期連結累計期間の売上高は102億2千8百万円(前年同期比14.9%増)となりました。

 

品目別の販売状況は以下のとおりです。

 

<品目別売上高>                                     (単位:百万円)

区分

前第1四半期連結累計期間
(自 平成28年4月1日
  至 平成28年6月30日)

当第1四半期連結累計期間
(自 平成29年4月1日
  至 平成29年6月30日)

増減率

リズムディバイス

1,564

1,821

16.4%

EP/アブレーション

4,349

5,083

16.9%

外科関連

2,327

2,601

11.8%

インターベンション

664

721

8.6%

合計

8,905

10,228

14.9%

 

※前連結会計年度末まで連結子会社でありましたJUNKEN MEDICAL株式会社が取り扱っていた血液浄化関連商品は前連結会計年度まで「その他」の区分で集計しておりましたが、平成29年4月1日付で同社を当社が吸収合併したことにより、区分の見直しを行い、当第1四半期連結累計期間より「外科関連」の区分で集計しております。
これに伴い、比較可能性を確保する観点から、前第1四半期連結累計期間についても組み替えて記載しております。

 

※各品目区分に分類される主たる商品は以下のとおりです。

リズムディバイス

心臓ペースメーカ、ICD(植込み型除細動器)、
CRT-D(除細動機能付き両心室ペースメーカ)

EP/アブレーション

EP(電気生理用)カテーテル、アブレーションカテーテル、
心腔内除細動カテーテル、食道温モニタリングカテーテル、高周波心房中隔穿刺針

外科関連

人工血管、オープンステントグラフト、ステントグラフト、人工心臓弁、
人工弁輪、血液浄化関連商品

インターベンション

バルーンカテーテル、ガイドワイヤー、貫通用カテーテル、心房中隔欠損閉鎖器具

 

 

(リズムディバイス)

心臓ペースメーカにおきましては、昨年3月より販売を開始した条件付きMRI(磁気共鳴画像)検査対応ペースメーカ「KORA250(コーラ250)」の販売数量が増加いたしました。「KORA250」は胸部を含むMRI撮像が可能であることに加え、世界最小クラスの本体サイズや電池寿命が長いという特長により高く評価されております。さらに、本年6月よりMRI対応のペースメーカリード「VEGA(ベガ)」の販売を開始したことから、ペースメーカの販売数量のさらなる増加に取り組んでまいります。

ICD関連におきましては、小型であり長寿命な新商品「PLATINIUM(プラティニウム)」シリーズの拡販に努めているものの、競合他社が販売するMRI対応商品の影響により、前年同期に比べ販売数量が減少いたしました。

以上により、リズムディバイスの売上高は、18億2千1百万円(前年同期比16.4%増)となりました。

 

(EP/アブレーション)

EPカテーテルにおきましては、心房細動のアブレーション治療の症例数が引き続き増加しており、当社のオンリーワン製品である心腔内除細動システム専用カテーテル「BeeAT(ビート)」のほか、仕入商品であり国内では当社のみが販売している高周波心房中隔穿刺針「RFニードル」等の販売数量が、前年同期に比べ増加いたしました。

また、アブレーションカテーテルにおきましては、イリゲーション機能付きの製品の本格的な市場導入が進んでいないことから、販売数量は減少いたしました。なお、治療用の商品につきましては、内視鏡画像を確認しながらレーザーを用いて正確に焼灼することが可能な、内視鏡アブレーションシステム「HeartLight(ハートライト)」の第4四半期の上市を目指し、導入準備を進めてまいります。

以上により、EP/アブレーションの売上高は、50億8千3百万円(前年同期比16.9%増)となりました。

 

(外科関連)

人工血管関連におきましては、当社のオンリーワン製品であるオープンステントグラフト「J-Graft FROZENIX(ジェイ・グラフト・フローゼニクス)」が、開胸手術を伴う胸部大動脈治療の低侵襲化に寄与する製品として、医療現場に広く受け入れられており、販売数量は前年同期に比べ増加いたしました。また、経皮的な治療に用いるステントグラフトにつきましては、昨年1月に「AFXステントグラフトシステム」の販売開始により新たに参入した、腹部用ステントグラフトの販売数量が増加いたしました。

人工弁関連におきましては、心臓弁膜症治療においてTAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)の普及が進んでいることから、当社が扱う生体弁「CROWN PRT(クラウン・PRT)」の販売は前年同期水準に留まりました。なお、当社におきましては、縫合が不要な新しいタイプの生体弁「PERCEVAL(パーシバル)」の第4四半期の上市を予定していることから、早期の普及に努めてまいります。

以上により、外科関連の売上高は26億1百万円(前年同期比11.8%増)となりました。

 

(インターベンション)

バルーンカテーテルにつきましては、冠動脈用のバルーンカテーテルが堅調に推移いたしました。また本年6月より、当社としては初めての取り扱いとなる末梢用バルーンカテーテル「Mastuly(マストリー)」の販売を開始いたしました。同製品は、病変部の通過性と優れた操作性により、既に医療現場で高い評価を得ており、今後の拡販を通じて末梢領域の開拓を図ってまいります。

その他の品目におきましては、冠動脈の狭窄部における治療機器の通過をサポートし、手技の効率化を可能とする貫通用カテーテル「Guideliner(ガイドライナー)」や、昨年2月より販売を開始した心房中隔欠損閉鎖器具「Figulla FlexⅡ(フィギュラ・フレックスⅡ)」が伸長いたしました。

さらにインターベンション領域におきましては、冠動脈疾患の主要な治療機器である薬剤溶出型冠動脈ステント「Orsiro(オシロ)」の第4四半期の上市に向け準備を進めてまいります。

以上により、インターベンションの売上高は、7億2千1百万円(前年同期比8.6%増)となりました。

 

 

(損益について)

①営業利益

仕入商品および自社製品ともに、収益性の高い品目の販売が伸長していることに加え、本年4月1日付で連結子会社を吸収合併したことに伴う未実現利益の調整などにより、売上総利益率が前年同期に比べ3.8ポイント改善いたしました。販売費及び一般管理費におきましては、旅費交通費等が前年同期に比べ増加したものの、開発関連の費用や広告宣伝費等の経費予算の執行が遅れていること等により、当第1四半期連結累計期間の営業利益は26億2千万円(前年同期比50.2%増)となりました。

 

②経常利益

受取利息をはじめとする営業外収益を5千5百万円、支払利息等を営業外費用として4千8百万円計上したことから、当第1四半期連結累計期間の経常利益は26億2千6百万円(前年同期比53.6%増)となりました。

 

③親会社株主に帰属する四半期純利益

投資有価証券売却損を特別損失として3百万円計上したこと等により、当第1四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益は18億3千4百万円(前年同期比53.5%増)となりました。

 

(2)財政状態の分析

(連結貸借対照表に関する分析)

①資産

当第1四半期連結会計期間末の資産につきましては、流動資産が前連結会計年度末に比べ20億1千8百万円減少し、270億7百万円となりました。これは主として、現金及び預金が28億9千5百万円減少した一方で、たな卸資産が6億2千4百万円増加したことによるものであります。

また、固定資産は前連結会計年度末に比べ10億7千8百万円増加し、124億8千万円となりました。これは主として、リサーチセンター(研究開発施設)新棟建屋の工事代金の支払等により有形固定資産が6億7千7百万円増加したことによるものであります。
  以上の結果、資産合計は前連結会計年度末から9億3千9百万円減少し、394億8千7百万円となりました。

 

②負債

当第1四半期連結会計期間末の負債につきましては、流動負債が前連結会計年度末に比べ16億1千8百万円減少し、118億3百万円となりました。これは主として支払手形及び買掛金が2億8百万円、未払法人税等が13億5千9百万減少したことによるものであります。

また、固定負債は前連結会計年度末に比べ6千3百万円減少し、61億9千1百万円となりました。

以上の結果、負債合計は前連結会計年度末から16億8千1百万円減少し、179億9千5百万円となりました。

 

③純資産

当第1四半期連結会計期間末の純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ7億4千2百万円増加し、214億9千2百万円となりました。これは主として剰余金の配当を11億1千6百万円実施したこと、及び、親会社株主に帰属する四半期純利益を18億3千4百万円計上したことによるものであります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、2億2千7百万円であります。
  なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

(5)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見直し

当第1四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。

 

(6)従業員数

当第1四半期連結累計期間において、前連結会計年度まで連結子会社でありましたJUNKEN MEDICAL株式会社を当社が吸収合併したことなどから、提出会社の従業員数は130名増加しております。

 

(7)生産、受注及び販売の実績

①生産実績

当第1四半期連結累計期間における生産実績を商品区分別に示すと次のとおりであり、著しい変動はありません。

                                                  (単位:百万円)

区分

前第1四半期連結累計期間
(自  平成28年4月1日
  至  平成28年6月30日)

当第1四半期連結累計期間
(自  平成29年4月1日
  至  平成29年6月30日)

EP/アブレーションカテーテル類

1,029

1,087

外科関連

296

298

インターベンション

141

178

その他

5

7

合計

1,472

1,572

 

(注) 1  金額は製造原価によっております。

2  上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

3 前連結会計年度末まで連結子会社でありましたJUNKEN MEDICAL株式会社が取り扱っていた血液浄化関連商品は前連結会計年度まで「その他」の区分で集計しておりましたが、平成29年4月1日付で同社を当社が吸収合併したことにより、区分の見直しを行い、当第1四半期連結累計期間より「外科関連」の区分で集計しております。
これに伴い、比較可能性を確保する観点から、前第1四半期連結累計期間についても組み替えて記載しております。

 

②受注実績

当社グループの事業形態は、原則として受注残高が発生しないため、記載を省略しております。

 

 

③販売実績

当第1四半期連結累計期間における販売実績を商品区分別に示すと次のとおりであり、著しい変動はありません。

                                               (単位:百万円)

区分

前第1四半期連結累計期間
(自  平成28年4月1日
  至  平成28年6月30日)

当第1四半期連結累計期間
(自  平成29年4月1日
  至  平成29年6月30日)

リズムディバイス

1,564

1,821

EP/アブレーション

4,349

5,083

外科関連

2,327

2,601

インターベンション

664

721

合計

8,905

10,228

 

(注) 1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

2 前連結会計年度末まで連結子会社でありましたJUNKEN MEDICAL株式会社が取り扱っていた血液浄化関連商品は前連結会計年度まで「その他」の区分で集計しておりましたが、平成29年4月1日付で同社を当社が吸収合併したことにより、区分の見直しを行い、当第1四半期連結累計期間より「外科関連」の区分で集計しております。
これに伴い、比較可能性を確保する観点から、前第1四半期連結累計期間についても組み替えて記載しております。

 

(8)主要な設備

当第1四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動または前連結会計年度末において計画中であったものの著しい変更はありません。