第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
 

2 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、次のとおり、経営上の重要な契約等を締結しております。

(1) 海外メーカー等との契約

契約会社名

相手先の名称

国名

契約品目

契約内容

契約期間

備考

日本ライフライン㈱

エンドロジックス社

アメリカ

胸部大動脈疾患治療用ステントグラフト

日本における
独占販売権

対象商品の保険償還価格決定の日から15年間

 

 

(2) 国内メーカー等との契約

契約会社名

相手先の名称

国名

契約品目

契約内容

契約期間

備考

日本ライフライン㈱

テルモ㈱

日本

ボルトンメディカル社製胸部大動脈瘤治療用ステントグラフト

日本における
独占的販売
代理店契約

平成29年8月21日から
平成31年3月31日まで
(以後協議更新)

 

 

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の分析

(売上高について)

当第2四半期連結累計期間の販売実績といたしましては、リズムディバイスにおきましてMRI(磁気共鳴画像)検査に対応した心臓ペースメーカが伸長したほか、自社製品を主に扱うEP/アブレーションにおきましても、心房細動のアブレーション治療の症例数の増加が続いていることから、オンリーワン製品をはじめとする心房細動治療の関連商品が伸長いたしました。また、外科関連におきましても、昨年1月に新規参入した腹部用ステントグラフトやオンリーワン製品であるオープンステントグラフトが引き続き高い水準で成長いたしました。さらにインターベンションにおきましては、貫通用カテーテルや心房中隔欠損閉鎖器具が堅調に推移いたしました。なお、当期の第2四半期には当社の事業領域に関連する主要学会の開催時期が集中しており、販売への影響が予想されたものの、全品目区分で期初の計画値を上回る実績となりました。

以上により、当第2四半期連結累計期間の売上高は202億6千7百万円(前年同期比13.4%増)となりました。

 

品目別の販売状況は以下のとおりです。

<品目別売上高>                                 (単位:百万円)

区分

前第2四半期連結累計期間
(自 平成28年4月1日
  至 平成28年9月30日)

当第2四半期連結累計期間
(自 平成29年4月1日
  至 平成29年9月30日)

増減率

リズムディバイス

3,256

3,727

14.5%

EP/アブレーション

8,673

9,894

14.1%

外科関連

4,607

5,147

11.7%

インターベンション

1,333

1,498

12.4%

合計

17,871

20,267

13.4%

 

※前連結会計年度末まで連結子会社でありましたJUNKEN MEDICAL株式会社が取り扱っていた血液浄化装置等は前連結会計年度まで「その他」の区分で集計しておりましたが、平成29年4月1日付で同社を当社が吸収合併したことにより、区分の見直しを行い、第1四半期連結会計期間より「外科関連」の区分で集計しております。これに伴い、比較可能性を確保する観点から、前第2四半期連結累計期間についても組み替えて記載しております。

 

※各品目区分に分類される主たる商品は以下のとおりです。

リズムディバイス

心臓ペースメーカ、ICD(植込み型除細動器)、
CRT-D(除細動機能付き両心室ペースメーカ)

EP/アブレーション

EP(電気生理用)カテーテル、アブレーションカテーテル、
心腔内除細動カテーテル、食道温モニタリングカテーテル、高周波心房中隔穿刺針

外科関連

人工血管、オープンステントグラフト、ステントグラフト、人工心臓弁、
人工弁輪、血液浄化関連商品

インターベンション

バルーンカテーテル、ガイドワイヤー、貫通用カテーテル、心房中隔欠損閉鎖器具

 

 

(リズムディバイス)

心臓ペースメーカにおきましては、昨年3月より販売を開始した条件付きMRI(磁気共鳴画像)検査対応ペースメーカ「KORA250(コーラ250)」の販売数量が引き続き増加いたしました。「KORA250」はMRI撮像が可能であるとともに、世界最小クラスの本体サイズや電池寿命が長いという特長により高く評価されております。さらに、本年6月より同商品に対応したペースメーカリード「VEGA(ベガ)」の販売を開始し、対応症例が広がったことも心臓ペースメーカの販売に寄与いたしました。

ICD関連におきましては、小型であり長寿命を特長とする「PLATINIUM(プラティニウム)」シリーズにおいて、4極左心室ペーシングリードに適合し、ペーシング治療の選択肢を広げたCRT-D「PLATINIUM 4LV」の販売を本年7月より開始し拡販に努めているものの、競合他社が販売するMRI対応商品の影響により、前年同期に比べ販売数量が減少いたしました。

以上により、リズムディバイスの売上高は、37億2千7百万円(前年同期比14.5%増)となりました。

 

(EP/アブレーション)

EPカテーテルにおきましては、心房細動のアブレーション治療の症例数が引き続き増加しており、当社のオンリーワン製品である心腔内除細動カテーテル「BeeAT(ビート)」を中心に販売数量が伸長いたしました。また、仕入商品であり国内では当社のみが販売している高周波心房中隔穿刺針「RFニードル」の販売数量が、前年同期に比べ増加いたしました。

一方、アブレーションカテーテルにおきましては、競合他社が販売する冷凍アブレーション用バルーンカテーテルの普及などによる影響があり、前年同期に比べ販売数量は減少いたしました。なお、当社におきましても同じくバルーンテクノロジーを用いた商品であり、内視鏡画像を確認しながら、レーザーによる正確な焼灼を可能とする内視鏡アブレーションシステム「HeartLight(ハートライト)」の導入準備を進めており、本年7月に薬事承認を取得いたしました。しかしながら同商品は新規性が高く、保険適用に期間を要す見通しとなったため、販売開始時期は来期となる見通しです。

以上により、EP/アブレーションの売上高は、98億9千4百万円(前年同期比14.1%増)となりました。

 

(外科関連)

人工血管関連におきましては、当社のオンリーワン製品であるオープンステントグラフト「J-Graft FROZENIX(ジェイグラフト・フローゼニクス)」が医療現場での高い評価を背景として、前年同期に比べ販売数量が増加いたしました。また、仕入商品であり大動脈疾患の経皮的な治療に用いるステントグラフトにつきましては、昨年1月に新規参入した腹部領域の商品である、「AFXステントグラフトシステム」が伸長したことから、前年同期に比べ販売数量は大幅に増加いたしました。

人工弁関連におきましては、心臓弁膜症治療においてTAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)の普及が進んでいることを受けて、当社が扱う生体弁の販売数量は前期に比べ微減となりました。なお、当社におきましては、縫合が不要で手技時間の短縮が期待できるスーチャレス生体弁「PERCEVAL(パーシバル)」の導入準備を進めておりますが、保険適用に期間を要す見通しとなったため、販売開始は来期となる見通しです。

以上により、外科関連の売上高は、51億4千7百万円(前年同期比11.7%増)となりました。

 

(インターベンション)

バルーンカテーテルにつきましては、冠動脈用のバルーンカテーテルが堅調に推移したほか、本年6月より新たに販売を開始した下肢を対象とする末梢用のバルーンカテーテル「Mastuly(マストリー)」の販売数量が増加いたしました。

その他の品目におきましては、冠動脈の狭窄部における治療機器の通過をサポートし、手技の効率化を可能とする貫通用カテーテル「GuideLiner(ガイドライナー)」が引き続き堅調に推移したほか、昨年2月より販売を開始した心房中隔欠損閉鎖器具「Figulla FlexⅡ(フィギュラ・フレックスⅡ)」が広く医療現場に浸透したことから、販売数量が前年同期に比べ大きく増加いたしました。

さらにインターベンション領域におきましては、冠動脈疾患の主要な治療機器である薬剤溶出型冠動脈ステント「Orsiro(オシロ)」の第4四半期の上市に向け、準備を進めてまいります。

以上により、インターベンションの売上高は、14億9千8百万円(前年同期比12.4%増)となりました。

 

(損益について)

①営業利益

仕入商品及び自社製品ともに、収益性の高い品目の販売が伸長していることに加え、本年4月1日付で連結子会社を吸収合併したことに伴う未実現利益の調整などにより、売上総利益率が前年同期に比べ3.7ポイント改善いたしました。販売費及び一般管理費におきましては、旅費交通費や営業拠点の開設等に伴う地代家賃等の費用が前年同期に比べ増加した一方で、広告宣伝費等の経費予算の執行が全般的に遅れていること等により、当第2四半期連結累計期間の営業利益は48億5千8百万円(前年同期比42.1%増)となりました。

 

②経常利益

受取利息及び為替差益等の営業外収益を2億7百万円、支払利息をはじめとする営業外費用を3千8百万円計上したことから、当第2四半期連結累計期間の経常利益は50億2千7百万円(前年同期比47.2%増)となりました。

 

③親会社株主に帰属する四半期純利益

子会社工場の移転に伴う固定資産売却益等の特別利益を1千8百万円計上した一方で、同工場の移転費用をはじめとする特別損失を1億5百万円計上したこと等により、当第2四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益は33億8千6百万円(前年同期比42.7%増)となりました。
 

(2)財政状態の分析

①資産

当第2四半期連結会計期間末の資産につきましては、流動資産が前連結会計年度末に比べ6億4千5百万円減少し、283億7千9百万円となりました。これは主として、現金及び預金が29億4千1百万円減少した一方で、たな卸資産が8億4千4百万円、流動資産のその他が12億1千6百万円増加したことによるものであります。

また、固定資産は前連結会計年度末に比べ18億6千8百万円増加し、132億7千万円となりました。これは主として、有形固定資産が10億3千8百万円増加したことによるものであります。

以上の結果、資産合計は前連結会計年度末から12億2千3百万円増加し、416億5千万円となりました。

 

②負債

当第2四半期連結会計期間末の負債につきましては、流動負債が前連結会計年度末に比べ4億2千8百万円減少し、129億9千2百万円となりました。これは主として仕入債務の減少によるものであります。

また、固定負債は前連結会計年度末に比べ6億4百万円減少し、56億5千万円となりました。これは主として長期借入金の減少によるものであります。

以上の結果、負債合計は前連結会計年度末から10億3千3百万円減少し、186億4千3百万円となりました。

 

③純資産

当第2四半期連結会計期間末の純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ22億5千6百万円増加し、230億6百万円となりました。これは主として剰余金の配当を11億1千6百万円実施したこと、並びに、親会社株主に帰属する四半期純利益を33億8千6百万円計上したことによるものであります。また、役員報酬BIP信託の導入により、自己株式及び資本剰余金がそれぞれ2億5千2百万円増加しております。

 

 

(3)キャッシュ・フローの状況の分析

当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ29億4千1百万円減少し、32億7百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

 

①営業活動によるキャッシュ・フロー

当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比較して12億2千4百万円減少した13億4千6百万円の収入となりました。これは主として税金等調整前四半期純利益が15億1百万円増加した49億3千9百万円を計上した一方で、たな卸資産の増加による支出が8億5千1百万円、仕入債務の減少による支出が3億9千万円(前年同期はそれぞれ5億9千3百万円と5億1千2百万円の収入)となったことによるものであります。

 

②投資活動によるキャッシュ・フロー

当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比較して19億6千1百万円増加した30億7千6百万円の支出となりました。これは主として有形固定資産の取得による支出が8億5千1百万円増加した14億5千1百万円、短期貸付けによる支出が9億7千9百万円(前年同期はゼロ)となったことによるものであります。

 

③財務活動によるキャッシュ・フロー

当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比較して3億6千9百万円増加した12億1千万円の支出となりました。これは主として、短期及び長期の借入金収支による収入が4千万円(前年同期は3億2千2百万円の支出)となった一方で、配当金の支払額が6億5千3百万円増加した11億1千2百万円となったことによるものであります。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、4億4千8百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見直し

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。

 

(7)従業員数

当第2四半期連結累計期間において、前連結会計年度まで連結子会社でありましたJUNKEN MEDICAL株式会社を当社が吸収合併したことなどから、提出会社の従業員数は146名増加しております。

 

 

(8)生産、受注及び販売の実績

①生産実績

当第2四半期連結累計期間における生産実績を商品区分別に示すと次のとおりであり、著しい変動はありません。

                                   (単位:百万円)

区分

前第2四半期連結累計期間(自 平成28年4月1日
 至 平成28年9月30日)

当第2四半期連結累計期間
(自 平成29年4月1日
 至 平成29年9月30日)

EP/アブレーションカテーテル類

2,108

2,206

外科関連

666

697

インターベンション

258

276

その他

12

14

合計

3,045

3,195

 

(注) 1  金額は製造原価によっております。

2  上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

3 前連結会計年度末まで連結子会社でありましたJUNKEN MEDICAL株式会社が取り扱っていた血液浄化装置等は前連結会計年度まで「その他」の区分で集計しておりましたが、平成29年4月1日付で同社を当社が吸収合併したことにより、区分の見直しを行い、第1四半期連結会計期間より「外科関連」の区分で集計しております。
これに伴い、比較可能性を確保する観点から、前第2四半期連結累計期間についても組み替えて記載しております。

 

②受注実績

当社グループの事業形態は、原則として受注残高が発生しないため、記載を省略しております。

 

③販売実績

当第2四半期連結累計期間における販売実績を商品区分別に示すと次のとおりであり、著しい変動はありません。

                                   (単位:百万円)

区分

前第2四半期連結累計期間
(自 平成28年4月1日
 至 平成28年9月30日)

当第2四半期連結累計期間
(自 平成29年4月1日
 至 平成29年9月30日)

リズムディバイス

3,256

3,727

EP/アブレーション

8,673

9,894

外科関連

4,607

5,147

インターベンション

1,333

1,498

合計

17,871

20,267

 

(注) 1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

2 前連結会計年度末まで連結子会社でありましたJUNKEN MEDICAL株式会社が取り扱っていた血液浄化装置等は前連結会計年度まで「その他」の区分で集計しておりましたが、平成29年4月1日付で同社を当社が吸収合併したことにより、区分の見直しを行い、第1四半期連結会計期間より「外科関連」の区分で集計しております。
これに伴い、比較可能性を確保する観点から、前第2四半期連結累計期間についても組み替えて記載しております。

 

 

(9)主要な設備

当第2四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動または前連結会計年度末において計画中であったものの著しい変更はありません。