文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間末現在において当社グループが判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
当第2四半期連結累計期間の販売実績といたしましては、本年4月に行われた医療機器の公定価格である保険償還価格の改定において、当社の取扱商品の全般にわたり、価格が引き下げられたことによる影響があったものの、症例数の増加を背景とした既存商品の販売数量の増加や、新たに導入した新商品が寄与したこと等により、価格引下げの影響を吸収し、増収となりました。
リズムディバイスにおきましては、公定価格引下げによる影響のほか、一部商品の供給不足により、心臓ペースメーカの売上高が減少いたしました。その一方、EP/アブレーションにおきましては、引き続き心房細動のアブレーション治療の症例数が増加していることを受け、心房細動治療の関連商品が伸長いたしました。また、外科関連におきましても、腹部用ステントグラフトやオンリーワン製品であるオープンステントグラフト等をはじめとする人工血管関連商品の販売が好調に推移いたしました。さらに、インターベンションにおきましては、バルーンカテーテル等において公定価格引下げの影響を受けたものの、本年3月より販売を開始した薬剤溶出型冠動脈ステントの寄与により売上高が増加いたしました。
以上により、当第2四半期連結累計期間の売上高は222億6千5百万円(前年同期比9.9%増)となりました。
品目別の販売状況は以下のとおりです。
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<品目別売上高> |
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(単位:百万円) |
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区分 |
前第2四半期連結累計期間 |
当第2四半期連結累計期間 |
増減率 |
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リズムディバイス |
3,727 |
3,196 |
△14.2% |
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EP/アブレーション |
9,894 |
11,239 |
13.6% |
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外科関連 |
5,147 |
5,588 |
8.6% |
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インターベンション |
1,498 |
2,241 |
49.6% |
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合計 |
20,267 |
22,265 |
9.9% |
※各品目区分に分類される主たる商品は以下のとおりです。
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リズムディバイス |
心臓ペースメーカ、ICD(植込み型除細動器)、 |
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EP/アブレーション |
EP(電気生理用)カテーテル、アブレーションカテーテル、 内視鏡レーザーアブレーションカテーテル、心腔内除細動カテーテル、 食道温モニタリングカテーテル、高周波心房中隔穿刺針 |
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外科関連 |
人工血管、オープンステントグラフト、ステントグラフト、人工心臓弁、 |
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インターベンション |
バルーンカテーテル、ガイドワイヤー、貫通用カテーテル、 |
心臓ペースメーカにおきましては、公定価格引下げによる影響に加え、仕入先における製品の供給力に制約があり、十分な数量の遠隔モニタリング装置を確保できていないことから、心臓ペースメーカの販売数量が前年同期に比べ減少いたしました。
ICD関連におきましては、本年7月にCRT-Dの新商品である「PLATINIUM 4LV SonR CRT-D(プラティニウム・4LV・ソナー・CRT-D)」の販売を開始し、拡販に努めております。しかしながら、競合他社の取り扱うMRI(磁気共鳴画像)検査に対応した製品の影響により、ICD関連の売上高は、前年同期に比べ減少いたしました。
なお、リズムディバイスにおきましては、本年11月2日に、ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社と同社製品の日本国内における独占販売に関する契約を締結しており、来年9月からの販売開始に向け準備を進めてまいります。
以上により、リズムディバイスの売上高は、31億9千6百万円(前年同期比14.2%減)となりました。
EPカテーテルにおきましては、一部の品目で公定価格引下げの影響があったものの、心房細動のアブレーション治療の症例数が増加していることから、当社のオンリーワン製品である心腔内除細動カテーテル「BeeAT(ビート)」を中心として売上高が増加いたしました。また、仕入商品であり、国内では当社のみが販売している高周波心房中隔穿刺針「RFニードル」も、症例数の増加に伴い伸長いたしました。
アブレーションカテーテルにおきましては、従来から取り扱う高周波を用いるアブレーションカテーテルの販売数量は減少したものの、本年7月より販売を開始した、内視鏡レーザーアブレーションカテーテル「HeartLight(ハートライト)」につきましては、順調に医療機関への導入が進んでおります。心房細動のアブレーション治療におきましては、近年、バルーンテクノロジーを用いたアブレーションカテーテルの普及が進んでいることから、本商品の早期の浸透を図ってまいります。
以上により、EP/アブレーションの売上高は、112億3千9百万円(前年同期比13.6%増)となりました。
人工血管関連におきましては、カテーテルを用いて大動脈疾患を経皮的に治療するステントグラフトにおいて、腹部用の商品である「AFX2ステントグラフトシステム」の販売数量が前年同期に比べ大幅に増加いたしました。また、同商品と組み合わせて使用することで、多様な症例への対応が可能となるエクステンション「VELA(ベラ)」もステントグラフトの増加に寄与いたしました。また、自社製品におきましても、胸部大動脈疾患の開胸手術に用いられる医療機器であり、当社のオンリーワン製品であるオープンステントグラフト「J-Graft FROZENIX(ジェイグラフト・フローゼニクス)」や人工血管が堅調に推移いたしました。
人工弁関連におきましては、競合他社の取り扱うTAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)の普及を受け、当社が取り扱う生体弁「CROWN PRT(クラウン・PRT)」の販売数量は前年同期に比べ減少いたしました。
以上により、外科関連の売上高は55億8千8百万円(前年同期比8.6%増)となりました。
バルーンカテーテル及びガイドワイヤーにつきましては、公定価格引下げの影響を受けたことにより、売上高は前年同期に比べ減少いたしました。
その他の品目におきましては、心房中隔欠損閉鎖器具「Figulla FlexⅡ(フィギュラ・フレックスⅡ)」の売上高が前年同期に比べ微減となったほか、貫通用カテーテル「Guideliner(ガイドライナー)」につきましても、競合製品の影響を受け、売上高が減少いたしました。その一方、本年3月より販売を開始した薬剤溶出型冠動脈ステント「Orsiro(オシロ)」につきましては、当初計画を下回っているものの、売上高の増加に寄与いたしました。同商品につきましては第3四半期連結会計期間より、製品のサイズラインナップの拡充や、国内臨床研究の実施を予定していることから、一層の販売数量の増加を図ってまいります。
以上により、インターベンションの売上高は、22億4千1百万円(前年同期比49.6%増)となりました。
新商品をはじめとする仕入商品の伸長により、前年同期に比べ、自社製品の売上構成比は低下したものの、自社製品の中でも収益性の高い製品が伸長したことから、単体ベースにおける売上総利益率は改善いたしました。しかしながら連結ベースにおきましては、子会社合併に伴う未実現利益の調整として、前年同期に計上した5億2百万円の売上総利益のプラス効果が当期には生じないことから、売上総利益率は前年同期に比べ0.8ポイント低下いたしました。また、販売費及び一般管理費におきましては、体制強化に向けた人員増に伴う人件費のほか、新商品導入に伴う広告宣伝費や自社製品の開発費用等が増加いたしました。
以上により、当第2四半期連結累計期間の営業利益は計画を上回る48億6千万円(前年同期比0.0%増)となりました。
為替差益や受取利息等をはじめとする営業外収益を4億1千3百万円、投資有価証券評価損及び支払利息等を営業外費用として1億8千4百万円計上したことから、当第2四半期連結累計期間の経常利益は50億8千9百万円(前年同期比1.2%増)となりました。
投資有価証券売却益等を特別利益として4百万円、固定資産除却損を特別損失として1千1百万円計上したことから、当第2四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益は36億3千8百万円(前年同期比7.4%増)となりました。
当第2四半期連結会計期間末の資産につきましては、流動資産が前連結会計年度末に比べ12億9千8百万円減少し、389億6千万円となりました。これは主として、有価証券が59億9千9百万円減少した一方で、現金及び預金が19億7千9百万円、たな卸資産が21億6千4百万円増加したことによるものであります。
また、固定資産は前連結会計年度末に比べ12億3千9百万円増加し、219億6千1百万円となりました。これは主として、投資その他の資産のその他において、長期前払費用が3億7千8百万円減少した一方で、長期貸付金が11億8千4百万円増加したことによるものであります。
以上の結果、資産合計は前連結会計年度末から5千8百万円減少し、609億2千2百万円となりました。
当第2四半期連結会計期間末の負債につきましては、流動負債が前連結会計年度末に比べ27億5千9百万円減少し、126億9千2百万円となりました。これは主として、短期借入金が10億円、支払手形及び買掛金が4億8千4百万円、未払金が4億7百万円減少したことによるものであります。
また、固定負債は前連結会計年度末に比べ13億9千1百万円増加し、58億2千9百万円となりました。これは主として、長期借入金が12億3千3百万円増加したことによるものであります。
以上の結果、負債合計は前連結会計年度末から13億6千7百万円減少し、185億2千2百万円となりました。
当第2四半期連結会計期間末の純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ13億9百万円増加し、423億9千9百万円となりました。これは主として、剰余金の配当を23億1千5百万円実施したこと、及び、親会社株主に帰属する四半期純利益を36億3千8百万円計上したことによるものであります。
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ40億2千万円減少し、87億1千2百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比較して2億5千1百万円増加した15億9千8百万円の収入となりました。これは主として税金等調整前四半期純利益が1億4千3百万円増加した50億8千2百万円を計上した一方で、たな卸資産の増加による支出が21億7千4百万円、仕入債務の減少による支出が4億6千2百万円(前年同期はそれぞれ8億5千1百万円と3億9千万円の支出)となったことによるものであります。
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比較して2千万円増加した30億9千7百万円の支出となりました。これは主として有形固定資産の取得による支出が13億5千3百万円、投資有価証券の取得による支出が3億1千万円、短期貸付けによる支出が3億7百万円、長期貸付けによる支出が10億9千9百万円(前年同期はそれぞれ14億5千1百万円、6千5百万円、9億7千9百万円、7億4千3百万円の支出)となったことによるものであります。
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比較して13億8百万円増加した25億1千8百万円の支出となりました。これは主として、短期及び長期の借入金収支による支出が1億7百万円(前年同期は3千9百万円の収入)となった一方で、配当金の支払額が11億9千9百万円増加した23億1千1百万円となったことによるものであります。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、7億7千7百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。
当第2四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数に著しい変動はありません。
当第2四半期連結累計期間における生産実績を商品区分別に示すと次のとおりであり、著しい変動はありません。
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(単位:百万円) |
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区分 |
前第2四半期連結累計期間 |
当第2四半期連結累計期間 |
増減率 |
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リスムディバイス |
14 |
16 |
12.8% |
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EP/アブレーション |
2,206 |
2,564 |
16.2% |
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外科関連 |
697 |
834 |
19.7% |
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インターベンション |
276 |
248 |
△10.1% |
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合計 |
3,195 |
3,664 |
14.7% |
(注) 1 金額は製造原価によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
当社グループの事業形態は、原則として受注残高が発生しないため、記載を省略しております。
販売実績につきましては、「2経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績の分析」をご覧ください。
当第2四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動又は前連結会計年度末において計画中であったものの著しい変更はありません。