当第2四半期連結累計期間において新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間末現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
(売上高について)
当第2四半期連結累計期間におきましては、新型コロナウイルスの拡大を受け、医療機関において緊急性の低い待機的症例が延期されたことにより、症例数が大きく減少したものの、2020年6月以降は医療現場においても感染症対策を行いながら必要な治療を行う体制がとられるようになったことから、当第2四半期連結会計期間には症例数の回復が鮮明となりました。また、2019年10月及び2020年4月に保険償還価格の改定が行われ、当社が取り扱う医療機器全般において価格が引下げられたことによる金額面での影響もありました。
こうした中、当第2四半期連結累計期間における販売実績といたしましては、リズムディバイスにおきまして、新型コロナウイルスによる影響はあったものの、2019年9月より全面的に販売を開始したボストン・サイエンティフィック社(以下、「BSC社」という。)製CRM関連商品の寄与により、前年同期に比べ売上高が大幅に増加いたしました。その一方、EP/アブレーションにおきましては、心房細動のアブレーション治療が2020年6月以降回復傾向となったことにより、症例数は、当第2四半期連結会計期間は前年同期を上回ったものの、当第2四半期連結累計期間としては、前年同期に比べ微減となったこともあり、売上高は前年同期を下回りました。外科関連におきましては、他の品目区分に比べて新型コロナウイルスによる影響は限定的であったものの、2019年に人工弁関連商品の販売を終了したこと等から売上高が減少いたしました。インターベンションにおきましては、症例数減少に加えて保険償還価格引下げの影響が大きかったことから、前年同期に比べ売上高が減少いたしました。
以上により、当第2四半期連結累計期間の売上高は、24,453百万円(前年同期比1.2%増)となりました。
品目別の販売状況は次のとおりです。
<品目別売上高>
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(単位:百万円) |
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区分 |
前第2四半期連結累計期間 (自 2019年4月1日 至 2019年9月30日) |
当第2四半期連結累計期間 (自 2020年4月1日 至 2020年9月30日) |
増減率 |
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リズムディバイス |
4,924 |
6,529 |
32.6% |
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EP/アブレーション |
12,045 |
11,371 |
△5.6% |
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外科関連 |
4,790 |
4,492 |
△6.2% |
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インターベンション |
2,413 |
2,059 |
△14.7% |
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合計 |
24,173 |
24,453 |
1.2% |
※各品目区分に分類される主たる商品は次のとおりです。
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リズムディバイス |
心臓ペースメーカ、ICD(植込み型除細動器)、S-ICD(完全皮下植込み型除細動器)、CRT-P(両心室ペースメーカ)、CRT-D(除細動機能付き両心室ペースメーカ) |
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EP/アブレーション |
EP(電気生理用)カテーテル、アブレーションカテーテル、内視鏡レーザーアブレーションカテーテル、心腔内除細動カテーテル、食道温モニタリングカテーテル、高周波心房中隔穿刺針 |
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外科関連 |
人工血管、オープンステントグラフト、ステントグラフト、血液浄化関連商品 |
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インターベンション |
バルーンカテーテル、ガイドワイヤー、貫通用カテーテル、心房中隔欠損閉鎖器具、薬剤溶出型冠動脈ステント、血管内圧測定用センサ付ガイドワイヤー |
ⅰ リズムディバイス
徐脈の治療に用いられるペースメーカ関連におきましては、心臓ペースメーカ「ACCOLADE(アコレード)」シリーズが、電池寿命の長さ等の特長が評価され、2019年9月の取り扱い開始以降堅調に推移したことにより、前年同期に比べ売上高が増加いたしました。
また、頻脈の治療に用いられるICD関連におきましては、ICD(植込み型除細動器)及びCRT-D(除細動機能付き両心室ペースメーカ)の販売数量が、旧取引先製品を取り扱っていた2019年8月までに比べ大幅に増加したことにより、売上高が伸長いたしました。なお、CRT-Dにつきましては、2020年10月に導入した、独自の患者モニタリング機能である「HeartLogic(ハートロジック)」を訴求することでさらなる拡販に努めてまいります。
以上により、リズムディバイスの売上高は、6,529百万円(前年同期比32.6%増)となりました。
ⅱ EP/アブレーション
EPカテーテルにおきましては、当社のオンリーワン製品である心腔内除細動カテーテル「BeeAT(ビート)」は、2020年6月以降症例数が回復したため、ほぼ前年同期水準の販売数量となりましたが、一般的なEPカテーテルにつきましては、販売数量の減少に加え保険償還価格引下げの影響も受けたため、前年同期に比べ売上高は減少いたしました。
アブレーションカテーテルにおきましては、内視鏡レーザーアブレーションカテーテル「HeartLight(ハートライト)」の新規施設への導入が新型コロナウイルスの影響により進まず、また、高周波を用いるアブレーションカテーテルにつきましては、競合製品の影響もあり販売数量が減少したため、前年同期に比べ売上高が減少いたしました。
以上により、EP/アブレーションの売上高は、11,371百万円(前年同期比5.6%減)となりました。
ⅲ 外科関連
人工血管関連におきましては、腹部用ステントグラフト「AFX2ステントグラフトシステム」の市場シェアが伸長し、また、手術室等の施設の逼迫を避けるために治療時間の短縮化が求められる中、当社のオンリーワン製品であるオープンステントグラフト「FROZENIX(フローゼニクス)」につきましても、低侵襲で効率的な治療に資することから需要が高まっており、それぞれ前年同期に比べ販売数量が増加いたしました。一方、人工血管につきましては、保険償還価格引下げの影響を受けたことから、売上高は前年同期に比べ減少いたしました。これらのことから、人工血管関連の売上高は、前年同期と同水準となりました。
なお、人工心臓弁関連商品につきましては、2019年5月に販売を終了いたしました。
以上により、外科関連の売上高は、4,492百万円(前年同期比6.2%減)となりました。
ⅳ インターベンション
PCI関連におきましては、他の品目区分と比較して症例数の回復が緩やかな状況でありました。そのような中、薬剤溶出型冠動脈ステント「Orsiro(オシロ)」は、拡販に取り組んだことで前年同期に比べ販売数量が増加したものの、保険償還価格引下げの影響を受け、売上高は減少いたしました。一方、ガイドワイヤーにつきましては「Amati」(アマティ)が堅調に推移し、販売数量を伸ばしたことから、前年同期に比べ売上高は増加いたしました。これらのことから、PCI関連の売上高は、前年同期に比べ減少いたしました。
その他の品目におきましては、消化器領域における自社製品であり、唯一の国産製品である肝癌治療用ラジオ波焼灼システム「arfa(アルファ)」が2019年12月の販売開始以来、徐々に市場へと浸透し、売上高が増加しております。今後は、既に導入している大腸ステント「Jentlly(ジェントリー)」と合わせ、同領域の開拓に一層取り組んでまいります。
以上により、インターベンションの売上高は、2,059百万円(前年同期比14.7%減)となりました。
(損益について)
①営業利益
2019年9月より全面的な販売を開始したBSC社製CRM関連商品の伸長により、仕入商品の売上高が増加した一方、第1四半期連結会計期間を中心として新型コロナウイルスの影響により、EP/アブレーション等の自社製品の売上高が減少し、自社製品比率が低下したことにより、売上総利益率は前年同期に比べ2.0ポイント低下いたしました。
また、販売費及び一般管理費におきましては、新型コロナウイルスの影響により営業活動等が抑制されたことを受けて、旅費交通費や広告宣伝費をはじめとする費用が減少したものの、ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社に対する営業支援金の支払や独占販売契約に伴う契約金の償却費用の増加により、販売費及び一般管理費は前年同期に比べ増加いたしました。
以上により、当第2四半期連結累計期間の営業利益は、計画を上回る4,369百万円(前年同期比10.0%減)となりました。
②経常利益
受取利息や受取配当金のほか、血液浄化関連に区分していた一部事業の譲渡に係る事業譲渡益等を合わせて営業外収益として431百万円計上いたしました。また、支払利息、為替差損のほか、当社の腹部用ステントグラフトの仕入先であるEndologix,inc.(米国)が、財務再建に向け米国連邦破産法第11章の適用申請を行ったことを受け、同社への貸付金に対する貸倒引当金繰入額等を合わせて、営業外費用として788百万円計上いたしました。
以上により、当第2四半期連結累計期間の経常利益は、4,012百万円(前年同期比17.1%減)となりました。
③親会社株主に帰属する四半期純利益
固定資産売却益を特別利益として、また、固定資産除却損を特別損失として、それぞれ少額計上し、当第2四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益は、2,784百万円(前年同期比21.7%減)となりました。
(2)財政状態の分析
(四半期連結貸借対照表に関する分析)
①資産
当第2四半期連結会計期間末の資産につきましては、流動資産が前連結会計年度末に比べ486百万円減少し、43,590百万円となりました。これは主として、受取手形及び売掛金が886百万円減少した一方で、たな卸資産が491百万円増加したことによるものであります。
また、固定資産は前連結会計年度末に比べ552百万円減少し、30,370百万円となりました。これは主として、有形固定資産のうち建物及び構築物が1,703百万円、その他のうちリース資産が324百万円増加した一方で、投資その他の資産のその他において、投資有価証券が2,201百万円減少したこと、貸倒引当金453百万円を計上したことによるものであります。なお、有形固定資産のうち建物及び構築物の増加、投資有価証券の減少は、主として、新規連結によるものであります。
以上の結果、資産合計は前連結会計年度末から1,039百万円減少し、73,961百万円となりました。
②負債
当第2四半期連結会計期間末の負債につきましては、流動負債が前連結会計年度末に比べ1,269百万円減少し、14,824百万円となりました。これは主として、支払手形及び買掛金が667百万円、未払法人税等が170百万円、その他のうち未払消費税等が146百万円、賞与引当金が98百万円減少したことによるものであります。
また、固定負債は前連結会計年度末に比べ192百万円減少し、7,307百万円となりました。これは主として、長期借入金が574百万円減少した一方で、退職給付に係る負債が90百万円、その他のうちリース債務が248百万円増加したことによるものであります。
以上の結果、負債合計は前連結会計年度末から1,461百万円減少し、22,132百万円となりました。
③純資産
当第2四半期連結会計期間末の純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ422百万円増加し、51,828百万円となりました。これは主として、剰余金の配当を2,335百万円実施したこと、及び、親会社株主に帰属する四半期純利益を2,784百万円計上したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ568百万円減少し、これに新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額196百万円を加味した結果、9,183百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金の増加は、3,226百万円(前年同期は1,712百万円の収入)となりました。これは主として、税金等調整前四半期純利益が4,007百万円あり、キャッシュ・フローの増加要因である売上債権の減少額が873百万円、減価償却費が713百万円となった一方で、キャッシュ・フローの減少要因である法人税等の支払額が1,537百万円、仕入債務の減少額が629百万円となったことによるものであります。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における投資活動による資金の減少は、907百万円(前年同期は2,961百万円の支出)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出が735百万円、投資有価証券の取得による支出が87百万円となったことによるものであります。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における財務活動による資金の減少は、2,870百万円(前年同期は1,997百万円の支出)となりました。これは主として、配当金の支払額が2,334百万円、長期借入金の返済による支出が551百万円となったことによるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、801百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(8)従業員数
当第2四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数に著しい変動はありません。
(9)生産、受注及び販売の実績
①生産実績
当第2四半期連結累計期間における生産実績を商品区分別に示すと次のとおりであり、著しい変動はありません。
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(単位:百万円) |
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区分 |
前第2四半期連結累計期間 (自 2019年4月1日 至 2019年9月30日) |
当第2四半期連結累計期間 (自 2020年4月1日 至 2020年9月30日) |
増減率 |
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リズムディバイス |
7 |
8 |
13.9% |
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EP/アブレーション |
2,276 |
2,250 |
△1.2% |
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外科関連 |
755 |
672 |
△10.9% |
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インターベンション |
205 |
211 |
3.0% |
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合計 |
3,244 |
3,143 |
△3.1% |
(注)1 金額は製造原価によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
②受注実績
当社グループの事業形態は、原則として受注残高が発生しないため、記載を省略しております。
③販売実績
販売実績につきましては、「2経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績の分析」をご覧ください。
(10)主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動又は前連結会計年度末において計画中であったものの著しい変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、新たに締結した経営上の重要な契約等はありません。