当第3四半期連結累計期間において新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間末現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
(売上高について)
当第3四半期連結累計期間におきましては、4月から8月にかけては新型コロナウイルスの感染拡大が当社の取扱商品に関連する症例数に一定の影響を及ぼしたものの、9月以降は、日本全国でワクチン接種が進んだことで感染者数が急速に減少し、症例数は回復基調となりました。これにより、当第3四半期連結会計期間の売上高は第2四半期連結会計期間に比べ大きく増加いたしました。
品目別の販売の概況といたしましては、リズムディバイスにおきましては、ペースメーカ関連、ICD関連ともに、症例数が概ね横ばいで推移したため、売上高は前年同期並みの水準にとどまりました。EP/アブレーションにおきましては、心房細動のアブレーション治療の症例数が9月以降に急速に回復したことに加え、2021年8月に販売を開始した内視鏡レーザーアブレーションカテーテルの新商品の寄与もあったことから、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。外科関連におきましては、人工血管関連製品の販売は堅調に推移したものの、2021年4月に血液浄化事業を譲渡したことから、売上高は前年同期に比べ微減となりました。インターベンションにおきましては、消化器関連の自社製品が大幅に伸長した一方、PCI(経皮的冠動脈形成術)症例数の減少や、2020年12月に貫通用カテーテルの販売を終了したこと等により、売上高は前年同期に比べ減少いたしました。
以上により、当第3四半期連結累計期間の売上高は39,009百万円(前年同期比1.8%増)となりました。
品目別の販売状況は以下のとおりです。
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<品目別売上高> |
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(単位:百万円) |
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区分 |
前第3四半期連結累計期間 (自 2020年4月1日 至 2020年12月31日) |
当第3四半期連結累計期間 (自 2021年4月1日 至 2021年12月31日) |
増減率 |
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リズムディバイス |
10,013 |
9,972 |
△0.4% |
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EP/アブレーション |
17,763 |
19,029 |
7.1% |
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外科関連 |
7,351 |
7,160 |
△2.6% |
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インターベンション |
3,199 |
2,846 |
△11.0% |
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合計 |
38,328 |
39,009 |
1.8% |
※ 各品目区分に分類される主たる商品は以下のとおりです。
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リズムディバイス |
心臓ペースメーカ、ICD(植込み型除細動器)、S-ICD(完全皮下植込み型除細動器)、CRT-P(両心室ペースメーカ)、CRT-D(除細動機能付き両心室ペースメーカ)、AED(自動体外式除細動器) |
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EP/アブレーション |
EP(電気生理用)カテーテル、アブレーションカテーテル、内視鏡レーザーアブレーションカテーテル、心腔内除細動カテーテル、食道温モニタリングカテーテル、高周波心房中隔穿刺針 |
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外科関連 |
人工血管、オープンステントグラフト、ステントグラフト |
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インターベンション |
バルーンカテーテル、ガイドワイヤー、心房中隔欠損閉鎖器具、薬剤溶出型冠動脈ステント、血管内圧測定用センサ付ガイドワイヤー、大腸ステント、肝癌治療用ラジオ波焼灼電極針 |
① リズムディバイス
ペースメーカ関連におきましては、新型コロナウイルスの感染拡大があったものの、2021年9月以降は症例数が回復傾向となり、売上高は前年同期並みの水準となりました。
ICD関連におきましては、一般的なICD(植込み型除細動器)については堅調に推移したものの、オンリーワン商品であるS-ICD「EMBLEM MRI S-ICD(エンブレム MRI S-ICD)」やCRT-D(除細動機能付き両心室ペースメーカ)は競合製品の影響を受けたほか、S-ICDリードが、2021年1月及び4月に段階的に保険償還価格が引下げられたこともあり、売上高が前年同期に比べ微減となりました。
以上により、リズムディバイスの売上高は、9,972百万円(前年同期比0.4%減)となりました。
② EP/アブレーション
EPカテーテルにおきましては、症例数が回復したことから、当社のオンリーワン製品である心腔内除細動カテーテル「BeeAT(ビート)」、食道温モニタリングカテーテル「Esophastar(エソファスター)」等の販売が堅調に推移し、前年同期に比べ売上高が増加いたしました。
アブレーションカテーテルにおきましては、高周波を用いるアブレーションカテーテルの販売は底堅く推移し、売上高は前年同期並みの水準となりました。一方で、内視鏡レーザーアブレーションカテーテルにつきましては、2021年8月に販売開始をした新商品の「HeartLight X3(ハートライト X3)」において、従来品と比較し手技時間が短縮できる等のメリットが評価され、想定を上回る立ち上がりとなり、売上高は前年同期を大きく上回りました。
その他におきましては、高周波心房中隔穿刺針「RFニードル」につきましては、競合製品による影響を受け、売上高は前年同期並みの水準となりました。また、スティーラブルシースにつきましては、自社製品の「Leftee(レフティー)」の販売が順調に伸びており、売上高は前年同期に比べ大幅に増加いたしました。
以上により、EP/アブレーションの売上高は、19,029百万円(前年同期比7.1%増)となりました。
③ 外科関連
人工血管関連におきましては、外科的な治療に用いる自社製品の人工血管「J Graft(ジェイグラフト)」シリーズ及びオンリーワン製品でもあるオープンステントグラフト「FROZENIX(フローゼニクス)」の販売が堅調に推移いたしました。一方、経皮的な治療に用いる腹部用ステントグラフト「AFX2ステントグラフトシステム」につきましては、上期に症例の延期等による影響があったものの、感染状況が緩和した9月以降は堅調に推移したことから、売上高は前年同期並みの水準となりました。2021年10月から販売を開始した新商品の「Alto(アルト)」と併せて今後一層の拡販に努めてまいります。
また、2021年4月に血液浄化事業を譲渡したことが、前年同期と比べ394百万円の減収要因となりました。
以上により、外科関連の売上高は7,160百万円(前年同期比2.6%減)となりました。
④ インターベンション
PI(経皮的インターベンション)関連におきましては、他の治療領域に比べ症例数の回復が遅れており、同領域の商品の販売は全般的に低調に推移いたしました。これに加え、2020年12月の貫通用カテーテルの販売終了による減収の影響が264百万円あったことから、PI関連の売上高は前年同期に比べ大幅に減少いたしました。
一方、消化器関連におきましては、自社製品である肝癌治療用ラジオ波焼灼電極針「arfa(アルファ)」や大腸ステント「Jentlly Neo Colonic Stent(ジェントリー・ネオ・コロニックステント)」につきましては、新規施設の開拓が進んだことから、前年同期に比べ売上高が大きく伸長いたしました。さらに2021年9月より、胃・十二指腸ステント「Jentlly Neo Duodenal Stent(ジェントリー・ネオ・デュオディナルステント)の販売を開始していることから消化器領域の一層の開拓を進めてまいります。
以上により、インターベンションの売上高は、2,846百万円(前年同期比11.0%減)となりました。
(損益について)
① 営業利益
新型コロナウイルスの感染者数の減少に伴う症例数の回復を背景に、EP/アブレーションや外科関連における自社製品の販売が好調に推移し、売上高に占める自社製品比率が上昇いたしました。その一方で、競争環境が厳しいなか、症例数回復の遅れによる影響も受けている薬剤溶出型冠動脈ステントにおいては、販売が計画を下回って進捗していることから、商品評価損等を計上いたしました。これらのことから、売上総利益率は前年同期に比べて0.1ポイントの上昇にとどまりました。また、販売費及び一般管理費におきましては、前年同期に比べ新商品の導入に係る治験費用や研究開発費が増加したほか、営業活動等の制約の緩和に伴い、旅費交通費や広告宣伝費等の販売関連の費用が増加いたしました。
以上により、当第3四半期連結累計期間の営業利益は7,504百万円(前年同期比0.1%減)となりました。
② 経常利益
受取利息及び受取配当金のほか、血液浄化事業の譲渡に係る事業譲渡益等を営業外収益として240百万円計上いたしました。また、支払利息のほか、投資有価証券評価損等を営業外費用として235百万円計上いたしました。
以上により、当第3四半期連結累計期間の経常利益は7,509百万円(前年同期比3.6%増)となりました。
③ 親会社株主に帰属する四半期純利益
投資有価証券売却益等を特別利益として15百万円、また、固定資産売却損等を特別損失として8百万円計上いたしました。
以上により、当第3四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益は5,522百万円(前年同期248百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
(四半期連結貸借対照表に関する分析)
① 資産
当第3四半期連結会計期間末の資産につきましては、流動資産が前連結会計年度末に比べ2,365百万円減少し、42,156百万円となりました。これは主として、現金及び預金が2,083百万円、棚卸資産が821百万円減少した一方で、受取手形及び売掛金が819百万円増加したことによるものであります。
また、固定資産は前連結会計年度末に比べ126百万円増加し、28,566百万円となりました。これは主として、有形固定資産のその他のうちリース資産が135百万円増加したことによるものであります。
以上の結果、資産合計は前連結会計年度末から2,239百万円減少し、70,722百万円となりました。
② 負債
当第3四半期連結会計期間末の負債につきましては、流動負債が前連結会計年度末に比べ3,538百万円減少し、12,929百万円となりました。これは主として、未払法人税等が1,495百万円、1年内返済予定の長期借入金が1,055百万円、その他のうち未払消費税等が746百万円減少したことによるものであります。
また、固定負債は前連結会計年度末に比べ531百万円減少し、4,659百万円となりました。これは主として、長期借入金が861百万円減少した一方で、退職給付に係る負債が168百万円、その他のうちリース債務が142百万円増加したことによるものであります。
以上の結果、負債合計は前連結会計年度末から4,069百万円減少し、17,588百万円となりました。
③ 純資産
当第3四半期連結会計期間末の純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ1,830百万円増加し、53,134百万円となりました。これは主として、親会社株主に帰属する四半期純利益を5,522百万円計上した一方で、剰余金の配当を3,945百万円実施したことによるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、1,507百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)従業員数
当第3四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数に著しい変動はありません。
(8)生産、受注及び販売の実績
① 生産実績
当第3四半期連結累計期間における生産実績を商品区分別に示すと次のとおりであり、著しい変動はありません。
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(単位:百万円) |
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区分 |
前第3四半期連結累計期間 (自 2020年4月1日 至 2020年12月31日) |
当第3四半期連結累計期間 (自 2021年4月1日 至 2021年12月31日) |
増減率 |
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リズムディバイス |
13 |
11 |
△14.1% |
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EP/アブレーション |
3,557 |
3,388 |
△4.8% |
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外科関連 |
1,054 |
1,126 |
6.9% |
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インターベンション |
305 |
338 |
10.8% |
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合計 |
4,931 |
4,865 |
△1.3% |
(注) 金額は製造原価によっております。
② 受注実績
当社グループの事業形態は、原則として受注残高が発生しないため、記載を省略しております。
③ 販売実績
販売実績につきましては、「2経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績の分析」をご覧ください。
(9)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動又は前連結会計年度末において計画中であったものの著しい変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、新たに締結した経営上の重要な契約等はありません。