第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書(平成28年4月14日提出)に記載しました事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の分析

 

 

前期39期第2四半期累計期間

当期40期第2四半期累計期間

 

 

(平成27年1月21日~
平成27年7月20日)

(平成28年1月21日~
平成28年7月20日)

 

 

金額

金額

対前年
同期間比

売上高

1,983百万円

2,217百万円

11.8%増

営業利益

242百万円

225百万円

7.1%減

経常利益

245百万円

208百万円

15.0%減

第2四半期純利益

156百万円

138百万円

11.6%減

 

 

当第2四半期の国内販売では、ゴールデンウイークを挟み、流通の仕入れ意欲が積極的に動いた当第1四半期の在庫調整のように補充が縮小しました。又旅行客の爆買いも落ち着きを見せ、値上げの影響も出始めた市場の在庫調整は既存品中心に当第2四半期最終月の7月度まで続き、玩具部門売上に影響しました。自転車を含む遊具乗り物が前年を越え国内販売をほぼ前年並みに補い、海外販売の好調を含んだ当第2四半期累計期間(上半期)の総売上高は22億17百万円、前年同期間対比11.8%増となりました。
 
 乳児・知育カテゴリーでは既存品低迷の中、前年に値上げを見送った「やりたい放題ビッグ版」に、当第2四半期に入り流通人気が集中し、前年実績を大きく越えて推移しているものの、ピタゴラス・シリーズではキューブタイプ値上げ等も影響してか、成長が踏みとどまっており、「お米シリーズ」も旅行者の爆買いの落ち着き等が反映したとみられます。当40期第1四半期のノンキャラ良品シリーズ一斉値上げも当第2四半期では前年同期間比で減少しています。又、当第1四半期の新製品「くにキャラ地球儀(税別17,500円)」では一部音声の不具合から市場在庫の良品交換を当四半期で行いましたが、既存品在庫の過剰から、交換の進みが遅く、広告再開に遅れをきたしました。しかし既存品を含む厳しい環境下ですが、当四半期に発売した指先の知育「オールスター(税別2,980円)」やターゲット年齢を4-5歳に上げて挑戦した「男の子脳を刺激するピタゴラス(税別5,800円)」「女の子脳を刺激するピタゴラス(税別5,800円)」等がヒットしており、「本物そっくり五感刺激キー(税別1,200円)」、Suzy's Zooのキチントイ「密着ハグフレンド(税別3,980円)」等も低単価ながら前年に無かった新製品として回転し、低調な既存品の中の光となっています。
 
 女児玩具カテゴリーにおいても玩具市場と同様の傾向があり、値上げを断行した大道具等では、当第2四半期のセルアウトに影響しはじめています。とはいえ、市場平均に比べ当カテゴリーは上位におり、20周年を迎えたお人形等には流通の期待は依然強く高く評価されています。
 
 自転車・遊具は、当第2四半期累計期間で前年を越えて推移し、遊具では「知育アスレチック」等高額で、前年に無い商品の良好回転が同カテゴリー売上増に寄与しています。
 又、当期の急激な円高への転換から再び自転車市場は安さを売りにするキャンペーンにシフトしており、当社では値上げを踏みとどまることで堅調に売上を維持しています。しかし当第2四半期累計期間段階で前年より原価高商品群が構成比を高め、国内販売の原価率を高めています。
 
 海外販売では、前年に飛躍的成長をした「Magna-tiles」が米国内で更に需要拡大し、前年に比べUSドル安への下振れ分も販売数量増加が補い、強いブランド力で当第2四半期の売上増に繋げています。又、業績への影響はしばらく先となりますが、当第2四半期ではPeople自社ブランドによる乳幼児向け玩具の米国における販路開拓と拡販を目的に100%出資子会社を米国に設立しています。
 当第2四半期累計期間では、海外進出に伴うグローバル仕様開発の為の検査や、商標等の知的財産保護費用等前年に無い出費をしていますが、海外販売では売上増による売上総利益増により、営業利益はむしろ前年より増額しています。
 
 しかし国内販売では、上述のように自転車等の原価の高い商品群の売上に占める構成比が、同第2四半期累計期間では著しく増えて売上をリードしながら売上総利益率を圧縮しています。5年ぶりの東京おもちゃショー出展等例年に無い出費増等も含めた当第2四半期累計期間の国内外合算総営業利益は2億25百万円、前年同期間対比7.1%減で推移しています。
 
 尚、当40期の原価安定を目的に前年度に予約したUSドルは、それを基準に自転車以外は着々と値上げを実行し計画通りに予約した為替を使用しており、当期の英国EU離脱等を機に円高トレンドとなった事による当社損益への影響はありません。しかしUSドルの当第2四半期末時現預金残高では、入金時より円高に進行していることから、そのたびに時価評価で営業外損失に一時的に計上されていきます。期末までには仕入決済にて予約不足分に充当されていきながら原価を下げる方に働き、営業外損失計上は縮小していきますが、当第2四半期では営業外損失に一時的な現預金の時価評価が計上されている為、当第2四半期累計期間(上半期)の経常利益は2億8百万円の前年同期間比15.0%減、第2四半期純利益は1億38百万円、前年同期間比11.6%減となりました。

 

(各カテゴリー別の当第2四半期累計期間売上高)

 

区分の名称

売上高(千円)

前第2四半期比

 

 乳児・知育玩具

548,080

88.5%

 

 女児玩具

348,834

98.2%

 

 遊具・乗り物

483,960

114.6%

 

 その他・海外販売

836,557

142.8%

 

合計

2,217,431

111.8%

 

 

(2)資産、負債及び純資産の状況

当第2四半期会計期間末における資産合計は、前事業年度末から4億23百万円減少の23億5百万円となりました。
 流動資産は、新商品等の入荷に伴い商品が増加した一方、配当金及び法人税等の支払により現金及び預金が前事業年度末から大きく減少したこと等で20億53百万円となりました。固定資産は第2四半期会計期間において設立した米国子会社への40万ドルの出資金が計上され、前事業年度末より39百万円増加し2億53百万円となりました。
 負債では流動負債で主に仕入決済等に伴う支払手形及び買掛金の減少と未払法人税等の減少により、負債合計で前事業年度末から1億62百万円減の4億60百万円となりました。
 純資産合計は四半期純利益の計上及び利益剰余金の配当により、前事業年度末より2億61百万円減少の18億45百万円となり、結果、自己資本比率は80.0%となりました。
 

なお、当社では原価安定の目的での為替予約をしており、当四半期では、予想した為替レンジより急激な円高ドル安に進んだ事で、保有した予約残高が四半期末日をもって一時的に時価評価され、純資産の部の「繰延ヘッジ損益」で損失(△)計上されています。しかし予約したUSドルは今後仕入決済に充当し、想定した原価維持に計画通り使用してまいりますので、この評価損失計上は予約消化とともに縮小していきます。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期末における現金及び現金同等物は、期首より2億93百万円減少し(前第2四半期累計期間比較では37百万円の減少)12億1百万円となりました。主な要因は次の通りです。

営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期純利益を計上した他、主に売掛金の回収に伴う売上債権の減少により1億73百万円の収入(前年同期間は35百万円の収入)となりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、金型等固定資産等の取得および米国子会社設立に伴う関係会社株式の取得43百万円を含む68百万円の支出(前年同期間は42百万円の支出)となりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、主に配当金の支払により3億92百万円の支出(前年同期間は2億1百万円の支出)となりました。

 

 (4)事業上及び財務上の対処すべき課題

  当第2四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。  

 

 (5)研究開発活動

  当第2四半期累計期間の研究開発費の総額は、82,933千円です。