該当事項はありません。
(1)経営成績の分析
当第3四半期では、市場縮小が著しい幼児自転車や、女児玩具の新しい競合人形の進出による影響も受けて国内販
売が低迷し、また、海外販売では出航が次期四半期に集中する為、当第3四半期間の売上高は10億44百万円、前年同
期間比13.2%減と厳しい状況となり、想定した下限ラインに留まりました。当期第3四半期累計期間の売上高は30億
24百万円、前年同期間対比11.6%減となりました。
国内販売の玩具部門では、女児玩具カテゴリーの人形シリーズで夏以降に発売された強力キャラクターのお世話
人形による影響で、当四半期の大きな売上下振れ要因が明らかとなっていますが、同時に当四半期の新製品では、
定番商品群と言われるカテゴリーにおいて次年度の定番へ繋がるヒットも確認されています。
構成玩具では、東京電機大学との産学連携プロジェクトで、暗闇で光る特殊設計のユニークなブロックを開発
し、「ルミノイド」2種(税別3,000円、5,000円)を発売、当社3歳未満のラインには無い6歳男児100%の新しい
ターゲット購入者を動員しています。同構成玩具ではピタゴラスシリーズに初めてのプレートとブロックのコンビ
ネーションセット「1歳の知育ピタゴラス」(税別3,980円)を入門編としてTVCMしたところ、効果を上げ、シリー
ズ全体を牽引しています。
また、お米シリーズにおいても米国等ではメジャーな歯固めネックレスを、お米の素材で「お米の歯固めネック
レス」(2種 税別各1,300円)として発売し、おしゃれなママジュエリーを兼ねたおもちゃとして話題を盛り上げ
ています。
乳幼児玩具においてもキャラクターSuzy'sZoo の<密着安心キチントイシリーズ>に、やわらかつみき「にぎに
ぎ五感キューブ」(税別3,980円)を発売し、同シリーズの売り場シェアを徐々に拡大しています。
また、当期では遊具における新製品で特定量販店限定の「知育ボールコースター」(オープン価格)等が当第3四半
期でヒットを確実とし、縮小している遊具市場に底上げアイテムとなっています。
自転車部門では、例年第3四半期が秋の販売好シーズンに当たりますが、当期では長雨や台風等により市場全体が
鈍化し、回復に遅れをきたしています。この傾向は外遊具の三輪車や乗用にも同様に現れ、下振れ要因となりまし
た。
以上のように、主には国内販売の回復に伸び悩み、当第3四半期会計期間においても減収となりましたため、原価
率の改善は進んでいるものの、営業利益では10.8%減、経常利益では6.8%減となりました。
上半期で広告費が先行した期初からの累積では、営業利益は3億14百万円、前年同期間比15.2%減、経常利益では3
億3百万円、前年同期間比12.6%減、当期純利益は2億9百万円、前年同期間対比9.4%減となりました。
(各カテゴリー別の当第3四半期累計期間売上高)
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区分の名称 |
売上高(千円) |
前第3四半期比 |
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乳児・知育玩具 |
940,852 |
100.5% |
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女児玩具 |
428,470 |
74.1% |
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遊具・乗り物 |
365,496 |
57.6% |
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その他・海外販売 |
1,288,834 |
101.4% |
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合計 |
3,023,652 |
88.4% |
(2)資産、負債及び純資産の状況
当第3四半期会計期間末における資産合計は、前事業年度末から3億83百万円減少の23億81百万円となりました。
流動資産は、配当金及び法人税等の支払により現金及び預金が前事業年度末から大きく減少し、また、売上債権の
回収に伴う売掛金の減少等で、流動資産合計は21億52百万円となりました。固定資産では金型等の取得の一方、保
有土地建物の売却完了に伴う減少等により、有形固定資産が前事業年度末から21百万円減となりましたが、投資そ
の他の資産の株式の時価評価等による増に伴い、固定資産合計では前事業年度末から9百万円減の2億29百万円とな
りました。
負債では流動負債で主に買掛金の期末日残高が一時的に増加した一方、前受金および未払法人税等の減少によ
り、固定負債を含む負債合計で、前事業年度末から2億42百万円減の3億99百万円となりました。
純資産合計は四半期純利益の計上及び利益剰余金の配当により、前事業年度末より1億42百万円減少し19億82百万
円となり、結果、自己資本比率は83.2%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期末における現金及び現金同等物は、期首より3億18百万円減少し(前第3四半期累計期間比較では2億
16百万円の増加)12億30百万円となりました。主な要因は次の通りです。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期純利益を計上した他、主に売上債権及び仕入債務の減少、
法人税等の支払等により74百万円の収入(前年同期間は10百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、金型等固定資産の取得による支出の一方、前期末にすでに減損処理済の
土地建物の売却実行による収入8百万円等により結果33百万円の支出(前年同期間は97百万円の支出)となりまし
た。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に配当金の支払により3億59百万円の支出(前年同期間は3億93百万円
の支出)となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は、115,599千円です。