当第3四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
(1)経営成績の分析
当第3四半期累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を引き続き受け、依然として先行き不透明な状況が続いておりますが、当四半期後半には緊急事態宣言も解除され、次第に外出の機会も増え始めました。しかし、当玩具業界における消費に対する影響は限定的と見られます。前事業年度に新型コロナウィルスの感染が拡大したときに経験した特需は当期期初の時点で無くなっており、既に玩具などの消費者の購入意欲は平年に近い程度に落ち着いている様子が見られます。
このような環境の中、当社では米国での急激な「Magna-tiles」の需要拡大により、大幅な売上増となりました。また国内販売において、玩具の主要カテゴリーである乳児・知育玩具カテゴリーで既存の定番品の売上が堅調に推移したことに加え、新商品の「ピタゴラス 知育いっぱいボールコースター」の人気急上昇も売上増の要因となりました。
また、製造国における材料不足や、中国国内での電力供給制限が委託工場の稼働に大きく影響するといった逆風はありましたが、売れ筋の定番品の欠品を極力回避できるよう、在庫補充を早めに潤沢に準備する等したため、材料不足などのコロナ禍での今期特有の影響を最小限に留めることができました。
これらの結果、国内販売・海外販売総合で当第3四半期累計期間の売上高は、35億96百万円となりました。(ご参考:前年同期間個別売上比14.4%増)
売上増とはなったものの、利益面では、利幅の小さい海外販売の全体売上に占める割合が非常に大きかったこと、売上原価の上昇、国内外輸送コスト増、コロナ禍により休止していた店頭サンプルの陳列再開に伴いプロモーション費用を投じたこと、および中期的な新事業研究開発費の経費発生等に伴い売上に対して利益幅が縮小しました。
この結果、当第3四半期累計期間の営業利益は2億43百万円となり、経常利益は2億42百万円、四半期純利益は1億68百万円となりました。(ご参考:前年同期間、個別四半期純利益比22.4%減)
なお、2021年5月24日付けで公表しましたとおり、米国の子会社People Toy Company Inc.の清算に伴い、2022年1月期第1四半期より非連結決算へ移行しました。このため、第3四半期累計期間においても前年同四半期については四半期連結財務諸表のみ作成しているため、前年同期間比は記載しておらず、文中の( )内はご参考として記載させていただきました。
(カテゴリー別の概況)
・海外販売
世界的な外航コンテナ不足の影響で第2四半期までは出荷スケジュールの変更を余儀なくされ、ずれ込んでいた米国向け出港が当第3四半期会計期間に集中し、前年同期間を大きく超える実績となりました。「Magna-Tiles」の新製品『Animalsシリーズ』は初動好調など、セルアウトも引き続き好調を維持しております。欠品による機会損失が生じないよう、引き続き出港が計画的に進行できるよう対策を講じてまいります。
・乳児・知育玩具
当第3四半期には、実店舗への集客も次第に回復してきている様子ですが、未だ、新規性のある玩具よりも安定商材であるロングセラー定番商品が流通には期待される傾向は続いております。当社商品でも「ピタゴラスシリーズ」は今年発売の新製品『知育いっぱいボールコースター 』などが牽引し好調を維持、『いたずら1歳やりたい放題』なども安心商材としてクリスマスむけ重点商品として流通の期待を集めています。
・女児玩具
想像力を引き出すDIYおもちゃ「ねじハピ」シリーズでは、当第3四半期も人気キャラクター「すみっコぐらし」とのコラボ商品『すみっコぐらしメガDIYセット』を発売し、早々に完売となり注目を集めています。
抱き人形市場は依然として厳しい状況ではありますが、発売25周年を迎える「ぽぽちゃんシリーズ」では年間通したアニバーサリーキャンペーンTVCMを放映するなど、クリスマス商戦にむけての認知促進活動を忍耐強く行っていく計画です。
・遊具・乗り物
当第3四半期、当カテゴリーにおいては前年のようなコロナ特需による一時の加熱状態は落ち着いております。10月度にクリスマス商戦にむけて「ケッターサイクルシリーズ」に新色が2色(14インチ コスモスピンク、16インチサファイアブルー)が加わりました。発売前からカタログにて客注が入るなど、好調な走り出しを見せています。
・その他(育児・家具)
SNSを中心にしたプロモーションで妊娠中~産後の幅広い顧客層にアプローチし、ベビーバス「ラッコハグ」を中心に売り上げ増となりました。満足度の高い口コミが多いのも特徴です。
(各カテゴリー別の売上高)
第3四半期累計期間売上高の前年同期間対比(個別業績)
(前年同期間は連結決算であったため、前第3四半期売上高および前第3四半期比は参考値です)
(2)資産、負債及び純資産の状況
当第3四半期会計期間末における資産合計は、前事業年度末から1億46百万円増加の28億20百万円となりました。資産の部では、主に売上の増加に伴う売掛金の増加等で、流動資産が前事業年度末から1億31百万円増加し24億72百万円となりました。
負債では、流動負債で主に商品仕入に伴う支払手形及び買掛金等の支払債務の増加により、負債合計で前事業年度末から2億47百万円増加し、6億77百万円となりました。
純資産合計は、四半期純利益計上の一方、配当支払等により、前事業年度末より1億1百万円減少し21億43百万円となり、結果、自己資本比率は76.0%となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は、1億67百万円です。
該当事項はありません。