当第2四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間末現在において判断したものであります。
当社は、第1四半期会計期間の期首より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期財務諸表 注記事項(会計方針の変更等)」に記載のとおりであります。なお、前第2四半期累計期間及び前第2四半期会計期間との会計基準が異なるため、以下文中の売上高前年同期間比につきましては、参考として記載しております。
(1)経営成績の分析
当第2四半期累計期間の我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症が依然として猛威をふるいつつも、行動規制等の緩和に伴い、次第に飲食やレジャー産業を中心に活性化し始めました。一方、急激な円安の進行やウクライナ情勢の長期化に伴い、輸入品類の価格値上げが実施される等、消費に影響を与えました。
そのような中ではありますが、当第2四半期累計期間、当社は好調な業績となりました。
海外販売では、米国向け「Magna-Tiles」で6月に発売した新セット「Magna-Tiles Dinosシリーズ」が流通の期待で、早くも年末に向けた流通の在庫確保に動き出している様子がうかがえます。また、当該輸出においては、円安により為替レートの前年比較の面でも、大幅な増収となりました。しかし、上半期からコロナ禍による供給不安定の中で、流通側が早めに在庫を確保したい思惑が働いていると思われ、既に年間分相当の出荷をしていることから、下期にはわずかなリピートオーダーにとどまるものと推測しております。
他方、国内販売において、当社をとりまく玩具市場では、商品購入よりもレジャー等の外出へ消費が向かう傾向が強まったことで、業界全体として停滞感が漂っております。このような中にあって、当社商品は好調なセルアウトを確認しておりますが、前期末に受けた大量のリピートオーダーによる反動から、当第2四半期累計期間売上としては前年同期間を下回る動きとなりました。
これらの結果、当第2四半期累計期間の売上高は、41億20百万円(前年同期間比127.6%増)となりました。
利益面においては、売上原価については円安による仕入額の増加が当社の利益構造に大きく影響し、国内販売による利益は大幅に減少しました。円安による全体への影響は当第2四半期累計期間では輸出売上と輸入仕入でほぼ拮抗していることから、国内販売利益の減少分を海外販売で補えている状況です。また、経費面では例年並みの費用発生であったことから、当第2四半期累計期間の営業利益は4億6百万円(前年同期間比1,801.6%増)、経常利益は3億98百万円(同比2,362.1%増)、四半期純利益は2億76百万円(同比2,472.5%増)となりました。
(パーパス制定後の企業活動の進捗)
当社は4月に新たな経営方針としてパーパス「子どもの好奇心が、はじける瞬間をつくりたい!」を制定しました。これは当社の強みを最大限に発揮する新商品・新事業の研究開発にリソースを集中し、収益性を根本的に改善していくための指針となります。
具体的な課題への落とし込み、社員の行動指針の策定などを同時進行で協議を重ねております。
活動としましては、企業としての認知を高め、外部の協力者を得ることを目標に、企業活動そのものを外部に向けてメディアやSNSを通じた発信をしております。(当社発信のnote URL https;//note.com/people_pr/ )
また、社内では、パーパスを主軸とした新規事業発案促進のため、企画部門のみならず管理部門等も含めた社員全員を対象に、新事業アイデア一斉提案の場を設ける活動を始めました。
・広報チームを立ち上げ、メディアやSNSを用いた情報発信を始めました。
(当社発信のnote URL https;//note.com/people_pr/ )
すでにいくつかの取材のお申し込みや、協業のお申し出をいただいており、手応えを感じています。
・おもちゃとジェンダーをテーマとした活動に着手しました。(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000132.000045493.html)
・パーパス実現のため、社員とともに「行動指針」策定のためのワークショップを継続的に行っています。
・パーパスを具体的な事業として実現するため、全社を挙げて新事業・新商品アイディア提案を、コンペ形式で行う「P-1グランプリ」の第一回を開催しました。上位は事業具体化に向けてプロジェクトをスタートしています。
・リスク管理チームを立ち上げ、当社を取り巻く優先的なリスクをピックアップ、具体的な管理体制の構築に進んでおります。
(各カテゴリー別の売上高)
第2四半期累計期間売上高の前年同期間対比
(注)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)を第1四半期会計期間の期首より適用しており、当該会計基準等を適用した後の数値となっておりますが、影響額が軽微であることから前年同期間売上高との比較比率を参考値として記載しております。
(カテゴリー別の概況)
・海外販売
第1四半期に引き続き当第2四半期も米国向け出荷が相次ぎ、当第2四半期累計期間の前年同期間比で473.1%となりました。米国の大手量販店での取り扱いを主として、「Magna-Tiles」シリーズが定番品および新商品(Dinos)等の展開と同シリーズの需要見込みによる在庫確保のため、前期のコンテナ不足による入荷遅延を避ける目的もあり当期は早い段階から大量注文が寄せられたことによります。
また、中国向け販売では知育の「やりたい放題」を中心に、その他のアジア向けでは「ピタゴラス」が数量は僅かであるものの、売上加算されました。
・乳児・知育玩具
当カテゴリーは、「ピタゴラス」シリーズを主軸に堅調に推移しました。当シリーズでは、新商品「ダイナミックダイナソー」や造形とボール転がしも楽しめる「ボールコースターサウンド」も発売し、シリーズの拡充を図っております。
・ドール・メイキングトイ
当カテゴリーでは、メイキングトイ「ねじハピ」シリーズをリニューアルしながらチャレンジを続けております。
・遊具・乗り物
屋内遊具、自転車類は、定番としての一定の需要はあるものの、ともに消費がレジャーへ向かった影響を大きく受け、売上が減少しました。
・その他(育児・家具)
育児のお風呂用品「ラッコハグ」の人気に伴い、当カテゴリーは国内販売では唯一前年同期間を上回る売上となりました。
(2)資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期会計期間末における資産合計は、前事業年度末から1億71百万円増加の29億56百万円となりました。資産の部では、主に、夏季商戦に向けた仕入の増加等で商品が増加したことや金型等固定資産の投資に伴い、流動資産、固定資産ともに前事業年度末から増加しました。
負債では、流動負債で主に仕入に伴う支払債務の増加により、負債合計で前事業年度末から2億15百万円増加し、6億88百万円となりました。
純資産合計は、四半期純利益計上の一方、配当支払等により、前事業年度末より44百万円減少し22億68百万円となり、結果、自己資本比率は76.7%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物は、前事業年度末より89百万円増加し13億93百万円となりました。主な要因は次の通りです。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期純利益の計上の他、主に当四半期末商品買い付けに伴う仕入債務の増加、法人税等の支払等の結果、5億24百万円の収入となりました(前年同四半期は3百万円の支出)。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に金型等固定資産の取得により96百万円の支出となりました(前年同四半期は34百万円の支出)。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に配当金の支払により3億40百万円の支出となりました(前年同四半期は2億62百万円の支出)。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期累計期間の研究開発費の総額は、107,975千円です。
該当事項はありません。