第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。 

 

(1) 経営成績の分析

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種の普及などにより、持ち直しの動きが見られたものの、ロシアのウクライナ侵攻の影響による資源価格の高騰や米国の利上げによる急激な為替変動などにより、依然として先行き不透明な状況となりました。

当社グループの主要ユーザーである自動車業界におきましては、コロナ禍から回復基調ではあるものの、世界的な半導体不足の長期化や部品の調達難が継続しており、生産調整の影響が懸念されております。設備投資については、日本国内では厳しい状況が続きましたが、海外では中国を中心に総じて堅調に推移しました。

このような事業環境のなか、当社グループにおきましては、中国市場の大型案件については活動制限の影響を最小限にとどめるよう現地工事に取り組むなど、受注済みの大型プロジェクトを着実に推し進め、海外事業の拡大を図りました。また、今後急拡大が見込まれる車載電池市場のニーズに対応するため電池部品開発課を設置し、新たな収益基盤となる新規ビジネスの創出に取り組みました。

その結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は552億15百万円(前年同期比25.5%増)、経常利益は47億24百万円(前年同期比63.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は31億93百万円(前年同期比65.5%増)となりました。

 

セグメントごとの業績は、次のとおりであります。

 

①日本

主に日系自動車部品メーカー向けに溶接設備・材料の売上が増加したことや中国の半導体・エレクトロニクスデバイスメーカー向けに自社製品の精密塗布装置の売上が大きく伸長したことにより、売上高は420億17百万円(前年同期比13.8%増)、セグメント利益は25億48百万円(前年同期比41.8%増)となりました。

 

②米国

メキシコや米国の日系自動車メーカー向け生産管理システムの売上を計上したことや日系自動車メーカー・同部品メーカー向けに溶接材料の売上が堅調に推移したことなどにより、売上高は48億円(前年同期比31.1%増)、セグメント利益は2億58百万円(前年同期比196.9%増)となりました。

 

③東南アジア

タイでは日系自動車メーカー向けおよび日系空調機器メーカー向け生産設備の売上を計上したことや、インドネシアでは日系自動車メーカー向けに溶接設備・材料の売上が伸長したことなどにより、売上高は33億7百万円(前年同期比12.2%増)、セグメント利益は3億82百万円(前年同期比23.8%増)となりました。

 

④中国

日系自動車メーカー向けに生産工場の能力増強に伴う生産設備の売上が計上できたことなどにより、売上高は124億75百万円(前年同期比118.6%増)、セグメント利益は14億30百万円(前年同期比162.3%増)となりました。

 

 

⑤その他

チェコの日系自動車メーカー向けに生産管理システムの売上等を計上しましたが、売上高は3億94百万円(前年同期比13.3%減)、セグメント利益は29百万円(前年同期比48.6%減)となりました。

 

なお、セグメント別の売上高は、セグメント間の内部売上高を含めて記載しております。

 

(2) 財政状態の分析

①流動資産

流動資産は前連結会計年度末に比べ39億14百万円増加し、514億70百万円となりました。これは主に商品及び製品が8億8百万円、原材料及び貯蔵品が2億2百万円、前渡金の減少等により流動資産のその他が4億21百万円減少しましたが、現金及び預金が31億44百万円、受取手形及び売掛金が7億72百万円、電子記録債権が6億98百万円、仕掛品が7億29百万円増加したことによるものであります。

 

②固定資産

固定資産は前連結会計年度末に比べ9億71百万円増加し、103億21百万円となりました。これは主に有形固定資産が3億59百万円、無形固定資産が5億1百万円、投資その他の資産の投資有価証券が1億14百万円増加したことによるものであります。

 

③流動負債

流動負債は前連結会計年度末に比べ16億11百万円増加し、255億1百万円となりました。これは主に支払手形及び買掛金が9億93百万円、電子記録債務が3億26百万円、短期借入金が11億97百万円、引当金が1億87百万円減少しましたが、未払法人税等が3億22百万円、前受金が33億8百万円、未払消費税等の増加等により流動負債のその他が6億86百万円増加したことによるものであります。

 

④固定負債

固定負債は前連結会計年度末に比べ81百万円増加し、11億45百万円となりました。

 

⑤純資産

純資産合計は前連結会計年度末に比べ31億93百万円増加し、351億44百万円となりました。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更および新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は46百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。