(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や設備投資が堅調に推移し、雇用・所得環境にも改善が見られるなど、緩やかな回復基調にあります。また、今後政府の「働き方改革」による余暇時間の増加により余暇市場への参加人口の回復が期待されており、当社もその動向に注力しております。
このような状況のもとで、当社の各事業部門とも業績向上に邁進した結果、当連結会計年度の売上高は5,384百万円(前期比17.4%増)、営業利益は328百万円(前期比187.1%増)、経常利益は331百万円(前期比179.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は固定資産売却益133百万円、投資有価証券売却益29百万円を特別利益に計上したことと、近年の業績回復および今後の業績動向等を勘案して、当連結会計年度において繰延税金資産を計上することとし、法人税等調整額(△は利益)△52百万円を計上したことなどから500百万円(前期比57.0%増)となりました。
セグメントの概況は次のとおりであります。
<キャラクターエンタテインメント事業>
キャラクターエンタテインメント事業におきましては、「星のカービィ」「ドラえもん」等の定番キャラクターが好調であったことと、当社オリジナルキャラクターの「忠犬もちしば」も堅調に推移した結果、売上高3,427百万円(前期比17.6%増)、営業利益は237百万円(前期比46.1%増)となりました。
<キャラクター・ファンシー事業>
キャラクター・ファンシー事業におきましては、「もちもちマスコット」シリーズの販売が好調に推移し、アニメキャラクター専門店等への販売が大幅に伸長したことに加え、「フィギュア入り入浴剤」や「ポケットモンスター」「星のカービィ」といったゲーム関連キャラクターや当社オリジナルキャラクターの「忠犬もちしば」の販売も好調に推移したことなどによりキャラクターファンシー流通への販売も伸長しました。また、「もちもちマスコット」専用ECサイトの運用開始により更なる利益率の向上にもつながった結果、売上高1,956百万円(前期比17.0%増)、営業利益91百万円(前期は48百万円の営業損失)と大きく改善いたしました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、売上債権の増加等の要因により一部相殺されたものの、税金等調整前当期純利益、有形固定資産の売却による収入があったこと等により、前連結会計年度末に比べ366百万円増加し、当連結会計年度末には1,510百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、180百万円(前年同期は369百万円の獲得)となりました。
これは主に、売上債権の増加額283百万円、固定資産売却益133百万円があったこと等により一部相殺されたものの、税金等調整前当期純利益494百万円があったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は、238百万円(前年同期は381百万円の獲得)となりました。
これは主に、有形固定資産の売却による収入230百万円があったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、51百万円(前年同期は740百万円の使用)となりました。
これは主に、配当金の支払額49百万円があったこと等によるものであります。
なお、当社グループのキャッシュ・フロー指標は次の通りであります。
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|
平成28年2月期 |
平成29年2月期 |
平成30年2月期 |
|
自己資本比率(%) |
55.1 |
81.8 |
79.5 |
|
時価ベースの自己資本比率(%) |
118.8 |
117.7 |
217.3 |
|
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年) |
4.3 |
- |
- |
|
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) |
20.8 |
255.6 |
- |
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー(利息及び法人税等控除前)
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー(利息及び法人税等控除前)/利払い
※各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
※株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
※営業キャッシュ・フロー(利息及び法人税等控除前)は、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フロー(利息の支払額及び法人税等の支払額控除前)を使用しております。
※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。
※利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
※平成29年2月期及び平成30年2月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率については、有利子負債がないため記載を省略しております。また、平成30年2月期のインタレスト・カバレッジ・レシオについては利払いがないため記載を省略しております。
(1)生産実績
当社グループは独自の生産拠点・生産工程を所持しておらず、生産能力を表示することは困難であります。したがって、生産の状況についての記載はしておりません。
(2)商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
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セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 平成29年3月1日 至 平成30年2月28日) |
前年同期比(%) |
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キャラクターエンタテインメント事業(千円) |
2,422,736 |
118.5 |
|
キャラクター・ファンシー事業(千円) |
1,284,801 |
118.1 |
|
合 計 (千円) |
3,707,538 |
118.4 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(3)販売実績
当連結会計年度の商品販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 平成29年3月1日 至 平成30年2月28日) |
前年同期比(%) |
|
キャラクターエンタテインメント事業(千円) |
3,427,700 |
117.6 |
|
キャラクター・ファンシー事業(千円) |
1,956,601 |
117.0 |
|
合 計 (千円) |
5,384,302 |
117.4 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
|
相手先 |
前連結会計年度 (自 平成28年3月1日 至 平成29年2月28日) |
当連結会計年度 (自 平成29年3月1日 至 平成30年2月28日) |
||
|
金額(千円) |
割合(%) |
金額(千円) |
割合(%) |
|
|
株式会社ラウンドワン |
- |
- |
664,932 |
12.3 |
(注)前連結会計年度については、当該割合が100分の10未満のため記載を省略しております。
3.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、「Dream for your life 人と社会の幸せのために、創造への挑戦を続けます」を経営理念に、癒し・安らぎ・潤いのある商品の企画開発・販売に取り組んでおります。真に価値ある商品の提供によって業容の拡大と発展に努め利益ある成長を基本として、社員と家族、会社と株主、取引先、社会が幸せになる継続的な企業創造への挑戦を続けます。
(2)経営戦略等
当社グループでは、キャラクターエンタテインメント事業、キャラクター・ファンシー事業をそれぞれの分野で影響力のある事業へ成長させ、創業以来中核の事業として培ってきたキャラクタービジネスの枠を超えた新たな市場へも果敢にチャレンジすることにより、グループ全体の事業規模拡大につなげてまいります。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループでは、自己資本当期純利益率(ROE)を10%以上、自己資本比率を50%以上にすることを目標としております。
この指標は、自己資本の効率的運用及び営業効率の引き上げにあり、これらを長期的に継続することが、企業価値の拡大につながるものと考えております。
(4)経営環境及び対処すべき課題
当社グループが展開する事業は、余暇市場やアミューズメント施設の傾向に左右され、加えてヒットキャラクターの影響を受け易く依然として厳しい経営環境にあります。
このような状況の中、当社グループは持続的に成長するためには、よりよい商品を企画販売し、利益を生み出すための基盤づくりを強化することが不可欠であると認識しております。お客さまのニーズを的確に把握し、当社グループの商品をご利用いただくための諸施策を推進することにより、増収増益に向けた基盤づくりを進めてまいります。
<キャラクターエンタテインメント事業>
キャラクターエンタテインメント事業におきましては、引き続き新規キャラクターの版権取得および多様化する顧客ニーズに対応するため人員配置の見直しを図り、売上高の拡大に努めます。また、新たな当社オリジナルキャラクターを創出して収益の安定化に取り組んでまいります。
<キャラクター・ファンシー事業>
キャラクター・ファンシー事業におきましては、引き続き「もちもちマスコット」シリーズのブランディング強化に努め、専用ECサイトおよびアニメキャラクター専門店流通への販売を強化いたします。また流通の裾野を広げ、より安定成長を図るべくキャラクター・ファンシー雑貨流通への販売を再度強化するとともに、海外向けECサイトでのオリジナル商品の販売強化にも努めてまいります。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。
なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)市場規模について
当社は、アミューズメント施設のプライズ機に投入されるぬいぐるみ、キーホルダー等の景品を企画し、アミューズメント施設のオペレーター等に直接販売しております。
平成13年9月20日に改訂された風俗営業等の規制及び適正化等に関する法律等の「解釈運用基準」により、プライズ機向けの景品について小売価格がおおむね800円以下と規制されていることから単価が低く、アミューズメント施設等に設置されているプライズ機向けに用途を限定して開発されているため、当社の属するアミューズメント業界向け販売部門の市場規模は小さく、大手ゲーム機メーカーがおおむね半分のシェアを占めているといわれており、残りを当社を含めて30社程度で競合している状況であります。また、アミューズメント施設等のオペレーター売上高は、景気動向やゲーム機・キャラクター等のヒットに恵まれるか否かに影響を受けるため、当社グループの業績にもその影響が及びます。
(2)キャラクター商品への依存について
当社グループが取り扱う商品の大半はキャラクター商品であります。取り扱うキャラクターを分散し、機動的な仕入体制をとることにより、キャラクターの人気の移り変わりに柔軟に対応しておりますが、キャラクターの人気度によって当社グループの業績が変動する可能性があります。
また、商品開発にあたっては、キャラクターの商品化許諾権を持つ版権元との契約により、商品化許諾を受けたキャラクターを用いた商品を提供しておりますが、人気キャラクターの商品化許諾を版権元から獲得できなかった場合並びに現在使用しているキャラクターの商品化許諾に関する版権元との契約が解消された場合、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。さらに、商品化にあたっては、商品化許諾契約を締結しておりますが、そのキャラクターの商品化を包括的に獲得するものではなく、カテゴリーごとに契約することが多く、競合他社が同じキャラクターを使用することを制限するものではありません。
(3)商品のライフサイクルについて
当社グループの取り扱う商品のライフサイクルは短く、当社グループが消費者動向に対する的確な予測及び迅速な対応を欠いた場合、あるいはヒット商品の開発を行えた場合でも一時的な人気にとどまった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
当社グループでは、ユーザーニーズを的確にとらえた商品を継続的に市場に投入していく方針でありますが、販売不振等により滞留在庫が増加した場合には、在庫処分として売却損や廃棄損を計上することがあります。また、商品の調達は注文を受けてから行うことは少なく、見込みで調達することがほとんどであることから、見込み違いにより滞留在庫が増加した場合には、当社グループの業績が変動する場合があります。
(4)生産体制について
当社グループは、商品の企画・販売に特化しており、自社の生産設備を保有しておらず、生産と物流に関しましてはすべて外注にて対応しております。外注先を分散することにより、外注先の倒産等の事態が発生した場合に備えておりますが、外注先にて納期が遅れる等の問題が発生した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、環境や人体に悪影響を与える物質を使用していないかどうかを含めた品質管理を徹底しておりますが、商品に不良が発生した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性もあります。特に海外からの調達に関しましては、納期管理と品質管理に重点をおいており、輸入業者との生産工程の進捗状況のすりあわせや、現地と国内における商品検査等を徹底しております。
(5)為替の変動について
当社グループの企画する商品の大半は海外で生産されており、為替の変動が輸入価額に影響を及ぼす可能性があります。為替変動のリスクを軽減するために為替予約を行っておりますが、急激かつ大幅な為替の変動が続いた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(6)個人情報保護について
当社グループでは、売場の販売促進やアフターサービス等のために、お客様から個人情報をいただき、厳格な管理のもとで運用させていただいております。コンプライアンスの重要性を含めて全社員に教育を実施するとともに、今後も個人情報保護・管理状況に関する監視と不具合の継続的改善に一層の徹底を図ってまいります。
しかしながら、以上のような対策を講じたにも関わらず、個人情報の流出等の重大なトラブルが発生した場合には、当社グループへの損害賠償請求や信用の低下等により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
(7)災害等の発生について
当社グループは全国各地に取引先が存在しておりますが、これらの地域で自然災害が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
該当事項はありません。
該当事項はありません。
(1)財政状態の分析
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は、2,604百万円(前連結会計年度末は1,867百万円)となり、737百万円増加いたしました。これは、現金及び預金が増加(1,144百万円から1,510百万円へ366百万円増)及び受取手形及び売掛金が増加(412百万円から600百万円へ188百万円増)したことがその主な要因であります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は、158百万円(前連結会計年度末は276百万円)となり、117百万円減少いたしました。これは、土地を売却(96百万円全額減)したことがその主な要因であります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は、493百万円(前連結会計年度末は321百万円)となり、171百万円増加いたしました。これは、買掛金が増加(185百万円から246百万円へ60百万円増)及び未払金が増加(48百万円から102百万円へ53百万円増)したことがその主な要因であります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は、74百万円(前連結会計年度末は69百万円)となり、4百万円増加いたしました。これは、繰延税金負債が増加(19百万円から23百万円へ4百万円増)したことがその主な要因であります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、2,196百万円(前連結会計年度末は1,752百万円)となり、443百万円増加いたしました。これは、利益剰余金が増加(831百万円から1,282百万円へ450百万円増)したことがその主な要因であります。
(2)キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況、1 業績等の概要、(2)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
(3)経営成績の分析
当連結会計年度における売上高は5,384百万円、販売費及び一般管理費は1,332百万円、営業利益は328百万円、経常利益は331百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は500百万円となりました。
(売上高)
売上高は5,384百万円(前連結会計年度は4,585百万円)となり、798百万円増加しました。これは、キャラクターエンタテインメント事業の売上高が3,427百万円(前期比17.6%増)と躍進したことがその主な要因であります。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
販売費及び一般管理費は1,332百万円(前連結会計年度は1,233百万円)となり、98百万円増加しました。これは、荷造運搬費が増加(244百万円から290百万円へ45百万円増)したことがその主な要因であります。
営業利益は328百万円(前期比187.1%増)となりました。これは、売上高が798百万円、売上総利益が312百万円それぞれ増加したことがその主な要因であります。
(営業外損益、経常利益)
営業利益328百万円に対して、経常利益は331百万円(前期比179.2%増)となりました。営業外損益に特記すべきものはありません。
(特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益)
特別損益は、事業所等の売却により特別利益を総額で163百万円計上しました。
また、近年の業績回復及び今後の業績動向等を勘案して、当連結会計年度において繰延税金資産を計上することとし、法人税等調整額(△は利益)△52百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は500百万円(前期比57.0%増)となりました。