当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当中間連結会計期間における経済情勢は、緩やかな回復が続く一方、中東情勢の激化、為替変動や物価上昇等の影響により、依然として先行きが不透明な状況が続いております。
このような中、当社グループの当中間連結会計期間の売上高は、6,324百万円(前年同期比22.0%増)となりましたが、為替変動の影響や諸経費の増加等により営業利益は585百万円(前年同期比1.8%減)、経常利益は590百万円(前年同期比9.2%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は417百万円(前年同期比7.8%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
<キャラクターエンタテインメント事業>
キャラクターエンタテインメント事業は、クレーンゲーム等のプライズゲーム市場が引き続き活況であったことから定番キャラクター商品の受注が堅調に推移した結果、売上高4,528百万円(前年同期比26.1%増)と前年同期実績を上回りましたが、利益面では為替変動等に伴う仕入原価高騰により利益率が低下したこと等から、営業利益446百万円(前年同期比4.4%減)となりました。
<キャラクター・ファンシー事業>
キャラクター・ファンシー事業は、インバウンド需要等により取引先店舗が活況であったことから定番キャラクター商品等の販売が好調に推移した結果、売上高1,796百万円(前年同期比12.8%増)、営業利益138百万円(前年同期比7.6%増)と前年同期実績を上回りました。
(2)財政状態の状況
当中間連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて595百万円増加し、6,578百万円となりました。これは主に、現金及び預金の減少額228百万円により一部相殺されたものの、受取手形、売掛金及び契約資産の増加額588百万円、電子記録債権の増加額55百万円、流動資産「その他」の増加額73百万円、建物及び構築物(純額)の増加額82百万円によるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べて265百万円増加し、1,487百万円となりました。これは主に、未払法人税等の減少額120百万円により一部相殺されたものの、買掛金の増加額371百万円、固定負債「資産除去債務」の増加額45百万円によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて330百万円増加し、5,090百万円となりました。これは主に、利益剰余金の増加額334百万円(親会社株主に帰属する中間純利益417百万円、剰余金の配当△83百万円)によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて228百万円減少し、3,177百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、60百万円(前年同期は480百万円の獲得)となりました。
これは主に、税金等調整前中間純利益590百万円、仕入債務の増加額370百万円により一部相殺されたものの、売上債権の増加額646百万円、営業活動によるキャッシュ・フロー「その他」の支払額107百万円、法人税等の支払額298百万円があったこと等を反映したものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、87百万円(前年同期は36百万円の使用)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出83百万円があったこと等を反映したものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、83百万円(前年同期は50百万円の使用)となりました。
これは主に、配当金の支払額83百万円があったこと等を反映したものであります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。