第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生、または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績の状況

当中間連結会計期間(令和6年3月1日~令和6年8月31日)における当社を取り巻く経済環境は、全体として緩やかな回復基調であるものの、一部自動車メーカーの生産・出荷停止による影響がみられたことや、原材料価格の高騰に起因するコスト負担増の要因により、先行き不透明な状況で推移しました。

この様な状況のもと、当社グループは「中期経営計画 Achieve2025(令和3年3月1日~令和8年2月28日)」の4年目として重点施策の着実な実行に努めました。当中間連結会計期間においては、3月に中部地方の一層のサービス向上をはかるため岐阜事務所を新設しました。また、昨年度より営業改革プロジェクトを発足、営業活動可視化への取り組みを通じ、事業の拡大や生産性向上など中期経営計画の課題施策の推進に努めております。5月より専門性を更に高めるため営業力強化の研修を開始しました。海外拠点のあるベトナム・タイ・中国においては、中期経営計画の重点施策を着実に実行し、事業拡大に努めました。

以上の結果、当中間連結会計期間における売上高は214億86百万円(前年同期比3.4%減)営業利益は1億19百万円(同61.4%減)経常利益は1億39百万円(同58.4%減)親会社株主に帰属する中間純利益は84百万円(同61.9%減)となりました。

 

取扱商品分類別の売上高は、下表のとおりです。

取扱商品分類

売上高(百万円)

前年同期比(%)

切削工具

10,456

△3.0

計  測

1,937

△7.9

産業機器・工作機械等

9,091

△2.9

合計

21,486

△3.4

 

 

 

(2) 財政状態の分析

 当中間連結会計期間末の資産、負債及び純資産の状況は、以下のとおりです。

 

① 資産

資産は、176億18百万円と前連結会計年度から1億61百万円減少しました。これは、電子記録債権が1億64百万円増加したものの、受取手形及び売掛金が1億77百万円、無形固定資産が65百万円、棚卸資産が46百万円減少したことが主な要因です。

 

② 負債

負債は、49億27百万円と前連結会計年度から25百万円減少しました。これは、短期借入金が1億14百万円、未払法人税等が86百万円増加したものの、支払手形及び買掛金が3億16百万円減少したことが主な要因です。

 

③ 純資産

純資産は、126億90百万円と前連結会計年度から1億35百万円減少しました。これは、親会社株主に帰属する中間純利益84百万円の計上により利益剰余金が増加したものの、配当金の支払いにより利益剰余金が2億19百万円減少したことが主な要因です。

なお、自己資本比率は72.0%となりました。

 

 

(3) キャッシュ・フローの状況の分析

 当中間連結会計期間のキャッシュ・フローの状況は、以下のとおりです。

 

① 営業活動によるキャッシュ・フロー

仕入債務の減少額3億18百万円の減少要因があったものの、税金等調整前中間純利益1億39百万円、法人税等の還付額57百万円等の増加要因により、2億25百万円の収入超過となりました(前年同期は2億69百万円の支出超過)。

 

② 投資活動によるキャッシュ・フロー

有形固定資産の取得による支出65百万円無形固定資産の取得による支出58百万円等の減少要因により、1億26百万円の支出超過となりました(前年同期は2億24百万円の支出超過)。

 

③ 財務活動によるキャッシュ・フロー

配当金の支払額2億19百万円の減少要因及び短期借入金の増加額1億14百万円の増加要因により、1億4百万円の支出超過となりました(前年同期は4億74百万円の収入超過)。

 

④ 現金及び現金同等物の増減

以上の結果、現金及び現金同等物の当中間連結会計期間末残高は、前連結会計年度末から6百万円減少し、1億18百万円となりました(前年同期は1億56百万円)。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。