当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症による影響につきましては、「2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりですが、今後、新型コロナウイルス感染症の感染状況やその経済環境への影響が長期化する場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間の世界経済及びわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のための外出規制、休業要請等で経済活動が厳しく制限され、第2四半期までは各地域で景気の悪化が継続しました。その間、各国とも感染症拡大の抑制と経済活動の両立に向けた政策を実行し、中国ではいち早く景気の回復がみられ、その他の地域においても景気は底打ちし、当第3四半期以降、各国の景気は回復基調にあります。しかしながら、一部の国、地域では感染症の再拡大が進み、再度、緊急事態宣言やロックダウンが実施される等、依然として先行きは不透明な状況が続いています。
当社グループの事業分野であります自動車業界におきましては、海外(当社会計期間2020年1月1日~2020年9月30日)では、第2四半期より中国の生産台数の急回復がみられたものの、その他の地域で新型コロナウイルス感染症拡大に伴う主要メーカーの操業停止が本格化し、生産台数は大幅に減少しました。その後、各国政府の政策が下支えとなり、当第3四半期は生産台数の回復基調が続き、前年同期の水準まで持ち直しました。また国内(当社会計期間2020年4月1日~2020年12月31日)では、主要得意先メーカーの生産台数は第1四半期を底に回復に転じており、当第3四半期では前年同期の水準まで回復していますが、期初からの操業停止と需要低迷の影響が大きく、当第3四半期連結累計期間の生産台数は前年実績を下回っています。
このような状況下、当社グループでは事業基盤の強化と経費削減等による経営の効率化に努めてまいりましたが、連結売上高は、第2四半期の新型コロナウイルス感染症の影響による主要得意先メーカー各社の操業停止と需要の低迷に伴う生産台数の減少の影響が大きく、前年同期比減収となりました。また、連結営業利益も各地域における第2四半期までの売上減少の影響が大きく、前年同期比減益となりました。
当第3四半期連結累計期間の売上高は20,855百万円(前年同期比23.8%減)、営業利益は1,227百万円(同52.3%減)、経常利益は1,368百万円(同49.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は900百万円(同55.8%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。(セグメント売上高は、外部顧客に対するものであり、セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。)
〔日本〕
当第3四半期はそれまでの急激な売上減少から持ち直したものの、第2四半期までの新型コロナウイルス感染症拡大に伴う主要得意先メーカーの一時的な操業停止、その後の需要の低迷に伴う生産減少の影響が大きく、売上高は11,496百万円(前年同期比24.9%減)となりました。セグメント利益は、売上減少の影響により、611百万円(同53.6%減)となりました。
〔米州〕
政府の経済対策と活動制限緩和、それに伴う自動車生産の回復によって、当第3四半期以降の売上高は前年を上回る水準まで回復しました。しかしながら、第2四半期の新型コロナウイルス感染症拡大に伴う主要得意先メーカーでの操業停止や市場の冷え込みによる販売減少によって、売上高は4,371百万円(同23.7%減)となりました。セグメント利益は、売上減少の影響が大きく、230百万円(同52.7%減)となりました。
〔中国〕
2月から3月にかけて主要都市がロックダウンとなり、得意先メーカーが操業停止となったことから売上高は大きく落込みましたが、5月からは前年を上回る水準で生産が急回復し、売上高は3,061百万円(同2.7%減)となりました。セグメント利益は、第2四半期からの生産台数の回復により、393百万円(同0.9%増)となりました。
〔アセアン〕
昨年度後半から自動車販売が低迷していたところに、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が重なりました。市場回復も遅れ得意先メーカーでの生産減少が続いたことから、売上高は1,360百万円(同37.3%減)となりました。セグメント利益は、売上減少の影響が大きく、71百万円(同77.3%減)となりました。
〔欧州〕
昨年度前半からの日系自動車メーカーの販売台数の低迷に、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が重なり、得意先メーカーにおいて大幅な生産減少となりました。これにより、売上高は565百万円(同44.4%減)となりました。セグメント損失は、売上減少、ポンド安に伴う輸入品の仕入コストの上昇、拠点統合費用等により、74百万円(前年同期はセグメント損失33百万円)となりました。
〔台湾〕
台灣大橋精密股份有限公司は、グループ間取引のみのため、外部顧客への売上高はありません。
グループ会社向けの輸出が減少し、売上高は減少しました。これに伴い、セグメント利益は18百万円(前年同期比48.8%減)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における資産の残高は、前連結会計年度末比1,913百万円減少し、40,447百万円となりました。これは主として、現金及び預金が減少したことによるものであります。
負債の残高は、前連結会計年度末比1,070百万円減少し、9,364百万円となりました。これは主として、電子記録債務、未払法人税等が減少したことによるものであります。
純資産の残高は、前連結会計年度末比842百万円減少し、31,082百万円となりました。これは主として、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上がありましたが、配当金の支払や為替換算調整勘定が減少したことによるものであります。また、自己株式は、消却により1,492百万円減少、取得により591百万円増加し、606百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間において、前連結会計年度の有価証券報告書の「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の、重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について、重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症による影響についての仮定は、「第4 経理の状況 注記事項(追加情報)」に記載しております。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。
(5) 財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について、重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、36百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。
当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設計画は次のとおりであります。
(注)金額には消費税等を含めておりません。
なお、前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、著しい変更はありません。
(9) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの主要な資金需要は、販売のための商品仕入、製品製造のための材料費、労務費、経費、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに当社グループの設備、改修等に係る投資であります。
当社グループの持続的な成長・企業価値の向上を図るためには、グローバル事業体制の拡充、強みのある製造基盤の構築を実現するための資本投下、製造設備の強化、M&Aを含めた投資等の検討が不可欠と考えております。
中長期的な経営戦略に沿った開発・製造機能の強化、特にグループ製造拠点の生産能力拡大のための設備投資と主要調達先との戦略的資本提携に資金の投入を行う方針です。また、安定的な還元と積極的な資本政策についても引続き取り組んでまいります。
これらの資金需要につきましては、自己資金を中心に対応していくこととしております。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。