当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症による影響につきましては、「2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりですが、今後、新型コロナウイルス感染症の感染状況やその経済環境への影響が長期化する場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間の世界経済は、持ち直しの動きは見られたものの、前期から続く半導体及びその他部品の供給不足や上海ロックダウンの影響に加え、長引くウクライナをめぐる国際情勢の悪化等により、原材料費、資源・エネルギー価格の値上がりや海上輸送費の高騰も収束には時間を要する見込みで、依然として不安定な情勢が続いております。
当社グループの事業分野であります自動車業界におきましては、半導体及びその他部品の供給不足を主因とした生産調整や生産停止が継続しており、日系自動車メーカーのグローバル生産台数はほぼ前年並みで、コロナ禍以前の水準への回復には至っておりません。
このような環境下、当第3四半期連結累計期間の連結売上高は、国内での半導体及びその他部品の供給不足等による自動車メーカー各社の生産調整や、主要得意先である商用車メーカーの減産の影響が続いてはいるものの、海外での円安に伴う為替換算によるプラス影響もあり、前年同期比増収となりましたが、連結営業利益については、国内での売上減少、原材料価格や海上輸送費の影響に加え、ESG関連費用の計上等もあり、前年同期比減益となりました。
現在、今年度からスタートした中期経営計画「Mission 2025」に掲げた事業基盤の強化と社会や環境課題に対する取り組みは着実に進んできており、引き続き中長期の目標を見据え、これらの活動を強力に推進してまいります。
当第3四半期連結累計期間の売上高は25,710百万円(前年同期比4.3%増)、営業利益は1,550百万円(同14.6%減)、経常利益は1,834百万円(同8.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,311百万円(同8.5%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。(セグメント売上高は、外部顧客に対するものであり、セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。)
〔日本〕
半導体不足と東南アジア及び中国からの部品供給の停滞等による乗用車メーカーの生産調整と、主要得意先である商用車メーカーの減産の影響が大きく、売上高は12,938百万円(前年同期比4.4%減)となりました。セグメント利益は、売上の減少と原材料価格の値上がりの影響が継続し、474百万円(前年同期比56.2%減)となりました。
〔米州〕
世界的な半導体の供給不足が主要得意先メーカーの生産に影響を与えてはいるものの、新規受注品の寄与や円安に伴う為替換算の影響により、売上高は5,888百万円(前年同期比16.7%増)となりました。セグメント利益は、売上の増加により、232百万円(前年同期比3.1%増)となりました。
〔中国〕
世界的な半導体の供給不足と、上海地区をはじめ各地での断続的なロックダウンによる主要得意先メーカーの生産調整の影響はあったものの、円安に伴う為替換算の影響により、売上高は3,728百万円(前年同期比4.3%増)となりました。セグメント利益は、原材料価格の値上がり等により、383百万円(前年同期比17.7%減)となりました。
〔アセアン〕
主要得意先の生産回復と新規受注品の寄与により、売上高は2,211百万円(前年同期比22.5%増)となりました。セグメント利益は、売上の増加により、348百万円(前年同期比14.5%増)となりました。
〔欧州〕
世界的な半導体の供給不足が主要得意先メーカーの生産に影響を与えてはいるものの、新規受注品の寄与や円安に伴う為替換算の影響により、売上高は943百万円(前年同期比36.5%増)となりました。セグメント利益は、主要得意先との取引条件の改善により、150百万円(前年同期はセグメント損失100百万円)となりました。
〔台湾〕
台灣大橋精密股份有限公司は、グループ間取引のみのため、外部顧客への売上高はありません。
グループ会社向けの輸出は減少しましたが、セグメント利益は、輸出条件の見直し等により24百万円(前年同期はセグメント損失14百万円)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における資産の残高は、前連結会計年度末比1,810百万円増加し、45,163百万円となりました。これは主として、現金及び預金の減少がありましたが、受取手形、売掛金及び契約資産、商品及び製品、有形固定資産が増加したことによるものであります。
負債の残高は、前連結会計年度末比1,595百万円減少し、8,308百万円となりました。これは主として、支払サイトの短縮により、電子記録債務が減少したことによるものであります。
純資産の残高は、前連結会計年度末比3,406百万円増加し、36,855百万円となりました。これは主として、配当金の支払がありましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上や為替換算調整勘定が増加したことによるものであります。なお、自己株式は、取得により391百万円増加し、959百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間において、前連結会計年度の有価証券報告書の「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の、重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について、重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症による影響についての仮定は、「第4 経理の状況 注記事項(追加情報)」に記載しております。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。
(5) 財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について、重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、42百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。
① 当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設計画は次のとおりであります。
② 前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間に著しい変更があったものは、次のとおりであります。
(注) 完成予定年月を2023年4月から2023年9月に変更しております。
(9) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの主要な資金需要は、販売のための商品仕入、製品製造のための材料費、労務費、経費、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに当社グループの設備、改修等に係る投資であります。
当社グループの持続的な成長・企業価値の向上を図るためには、グローバル事業体制の拡充、強みのある製造基盤の構築を実現するための資本投下、製造設備の強化、M&Aを含めた投資等の検討が不可欠と考えております。
中長期的な経営戦略に沿った開発・製造機能の強化、特にグループ製造拠点の生産能力拡大のための設備投資と主要調達先との戦略的資本提携に資金の投入を行う方針です。また、安定的な還元と積極的な資本政策についても引続き取り組んでまいります。
これらの資金需要につきましては、自己資金を中心に対応していくこととしております。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。