第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

2【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約の決定又は締結等はありません。

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

(1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府による経済対策や金融緩和により企業業績の向上、雇用情勢の改善の傾向がみられ、景気は穏やかな回復基調で推移したものの、消費税増税による個人消費への影響の長期化、円安による物価上昇もあり、先行きは、なお不透明な状況が続いています。

このような状況の下、当社グループは、お客様の利便性等を追求することで購買機会の増加・シェアの拡大を図ってまいりました。今後におきましては、シェアの拡大によるスケールメリットを発揮することで原価や各種コストの見直しを図り、利益の確保に努めてまいります。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高13,703百万円(前年同四半期比 7.4%増)、営業利益627百万円(前年同四半期比 13.8%減)、経常利益637百万円(前年同四半期比 14.7%減)となり、当第3四半期連結累計期間における親会社株主に帰属する四半期純利益は、502百万円(前年同四半期比 18.6%増)となりました。

主なセグメントごとの業績は次のとおりであります。

 

 

セグメント名称

(セグメントに該当する会社)

主要な事業の内容

アスモ事業

(株式会社アスモ)

グループ各社の統制・管理、不動産の賃貸

アスモトレーディング事業

(株式会社アスモトレーディング)

食肉の輸出入、食肉及び食肉加工品の販売

アスモフードサービス事業

(株式会社アスモフードサービス)

高齢者介護施設等における給食の提供

アスモ介護サービス事業

(株式会社アスモ介護サービス)

訪問・居宅介護事業所の運営、有料老人ホームの運営

ASMO CATERING (HK) 事業

(ASMO CATERING (HK) CO.,LIMITED)

香港における外食店舗の運営

 

 

そ  の  他

 

 

(サーバントラスト信託株式会社)

信託商品の販売

(アスモ少額短期保険株式会社)

保険商品の販売

(ASMO CATERING(TAIWAN)

COMPANY LIMITED)

台湾における外食店舗の運営

 

 

① アスモトレーディング事業

アスモトレーディング事業におきましては、米国の利上げ、中国経済の鈍化及び原油価格の下落等により為替に円安傾向が続いたものの、為替予約の活用による為替ヘッジ効果もあり、購買価格が安定してまいりました。商品価格自体は引き続き高値で推移しており、未だに適正価格ではない中でも需給バランスがとれていた為、安定した価格で販売することができました。しかしながら、商品価格が高値で推移した為、販売数量の面では伸びがなく、前年同四半期と比べて減収減益となりました。

当事業では、安価で高品質のメキシコ牛肉の販売を強化しており、冷蔵の商品だけではなく、牛内臓肉を中心とした冷凍食品の購買も始めており、安定的に購買することで自社が取り扱うメインブランドを増加させ、商品の幅を広げていきたいと考えております。また、牛肉原料の販売だけでなく、加工品の販売においてもアイテム数が増えましたが、国産牛の高騰により原価が上がった分、減益となりました。

今後において、当事業においては、安価で高品質なメキシコ産牛肉を中心に販売することで、低価格商品における顧客満足度を向上させ、また国産牛を使った加工品の販売等において、付加価値のついた高品質の商品の幅を広げ、高齢者向け商品や量販店向けの加工商品の開発を行い、国内のニーズに合った様々な販売方法に対応することで販路を拡大するべく取り組んでおります。すでに複数商品の納品を開始しておりますが、特に、関連会社向けの提供を強化し、シナジー効果を上げてグループ全体の利益に貢献してまいります。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、2,235百万円(前年同四半期比 1.8%減)、セグメント損失(営業損失)は、13百万円(前年同四半期はセグメント利益1百万円)となりました。

 

② アスモフードサービス事業

アスモフードサービス事業におきましては、高齢者介護施設給食受託の順調な増加が安定的な収益確保に寄与しております。

また、公共施設や医療施設の給食受託に向けた取り組みで、長期的な成長に向け新たな基盤の開発・強化に努めております。

今後も、給食にとって大切な三大要素、「安心・安全をお届けする」「健康維持に必要な栄養を取って頂けるメニューの提供」「皆様に食事を楽しんで頂くための食の喜び」を基本に、様々なニーズに対応可能でありながら、全従業員が管理栄養士・栄養士・調理師である専門性の高さを強みに事業を展開してまいります。

新たな取り組みといたしましては、4月より有名料理研究家によるレシピ監修を行うことで、他社との差別化及びブランド力・信頼の向上が見込め、さらに今までにないメニューの提供を行ってまいります。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、5,521百万円(前年同四半期比 5.5%増)、セグメント利益(営業利益)は、294百万円(前年同四半期比 227.6%増)となりました。

 

③ アスモ介護サービス事業

アスモ介護サービス事業におきましては、訪問介護事業所、居宅介護支援事業所および有料老人ホーム運営事業を営んでおり、当第3四半期連結会計期末現在、訪問介護事業所38事業所(前年同四半期時点は、35事業所)、居宅介護支援事業所12事業所(前年同四半期は、12事業所)となり、支援させていただいておりますご契約者様は1,665名(前年同四半期末時点では、1,574名)となりました。

さらに、介護人材育成を最重要課題の一つと認識し、注力実践していくことで、より良い人材の確保と定着率向上に努め、介護サービスの質の向上を図ってまいります。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、3,600百万円(前年同四半期比 14.0%増)、セグメント利益(営業利益)は、417百万円(前年同四半期比 30.4%減)となりました。

 

④ ASMO CATERING (HK)事業

ASMO CATERING(HK)事業では、中華人民共和国香港特別行政区(以下、「香港」といいます)において日本食飲食事業を営んでおります。当第3四半期連結累計期間における香港飲食業界は、中国人旅行者の減少・株安などの影響があり、香港における飲食業の環境は一段と厳しい状況です。

このような状況の中、各事業の中でも比較的単価の低いフードコート店舗「匠工房秀吉」「神戸  北の坂」が節約志向に呼応し堅調な業績となった一方、比較的高い価格帯である「日本料理  今助」「山頭火」「銀座  蔵人」などの店舗は苦戦しております。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、1,819百万円(前年同四半期比16.8%増)、セグメント利益(営業利益)は、41百万円(前年同四半期比25.7%増)となりました。

 

⑤ その他の事業

a. サーバントラスト信託株式会社

その他セグメントに含めておりますサーバントラスト信託株式会社は、管理型信託事業を営んでおり、信託事業では、「特定贈与信託」「ペット飼育費保全信託」「老い支度サポート信託(遺言代用信託を含む)」「葬儀費用安心お預りサービス信託」などの個人向け信託商品のほか、「葬儀費用管理信託」「顧客分別金管理信託」「不動産証券化信託」「エスクロー信託」などの法人向けの信託商品の販売に努めました。従前からの継続的な営業活動による成果が着実に積み上がり、個人との信託契約件数も増えてまいりました。

引き続き、積極的な営業活動を行っていくとともに、グループ主要事業である介護事業とのシナジーを図りながら、新規契約の獲得ならびに売上増加に努めてまいります。

 

b. アスモ少額短期保険株式会社

その他セグメントに含めておりますアスモ少額短期保険株式会社は、少額短期保険事業を営んでおり、生命保険3種類(生命定期保険、入院保障付生命定期保険、無選択型生命保険)と損害保険商品(高齢者施設入居者家財保険)を販売しております。

既存の生命保険では、他社に先駆けて同性パートナーを死亡保険金受取人に指定できるように取り扱い方法を変更したことにより、性的少数者にも優しい保険会社として多くのメディアから取材を受けました。

また、ペットを飼っている単身者向けに「ペットのお守り」を案内することにより、ニッチマーケットへの訴求を図っております。

さらに、高齢者施設入居者家財保険は高齢者に起こりがちな転倒によるけがの入院も補償することから「転ばぬ先の杖」というペットネームで販売しておりますが、12月より大手有料老人ホームにて新規および既存入居者への販売を開始し、多くのお客様からご加入いただいております。第4四半期以降、それらの新規契約の保険料収入が見込める予定です。

 

c. ASMO CATERING(TAIWAN)COMPANY LIMITED

その他セグメントに含めております ASMO CATERING(TAIWAN)COMPANY LIMITEDは、昨年4月に「日本料理 今助」がオープンしてから順調に推移しておりましたが、台北市内の新たな同一地下鉄路線上に、大型の商業施設のオープンなどがあり天母地区からお客様が流れ、同店が入居している天母そごう店で客足が鈍ったことにより、この第3四半期から苦戦しております。

第4四半期に向けての取り組みといたしましては、3月上旬にフードコートの2店舗を出店いたします。和食の丼と弁当の専門店「彩丼屋」が台北市の中心にあるそごう復興店に、「神戸北の坂」が新築市のBIGCITYにそれぞれオープンします。

 

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、522百万円(前年同四半期比0.5%減)、セグメント利益(営業利益)は、7百万円(前年同四半期はセグメント損失25百万円)となりました。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(3)研究開発活動

該当事項はありません。